へいあんオフィシャルブログ メモリアル・ノート
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マナー・知識

「ご法要の供養品」と「ご葬儀の供花・供物へのお返し」

ご法要の供養品

公開日:2022年8月15日

通夜、葬儀・告別式にご参列いただいた方には、喪主やご遺族が感謝の気持ちを込めて、供養品(返礼品)をお渡しします。
同様に、ご法要の際にも、参列していただいた方にお渡しする供養品を用意するのが一般的です。

では、ご法要の供養品には、どのような品物を選ぶと良いのでしょうか。
また、ご葬儀に参列できなかった方から、供花・供物をいただくことがありますが、お返しはどのようにすれば良いのでしょうか。

今回は、「ご法要の供養品」と「ご葬儀の供花・供物へのお返し」についてご紹介します。

 

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ご法要では供養品を用意する

法要の供養品

忌明け法要や年忌法要などを執り行なう際には、ご参列いただいた方にお渡しする「供養品」を用意します
供養品は、あくまでご参列いただいたことへの御礼としてお渡しするもので、厳密には、ご法要のお供えや御香典へのお返しとは別のものなので注意が必要です。
ご法要の当日に参列していただいた方に供養品をお渡しできるように、事前に準備しておきましょう。

 

ご法要の供養品に適した品物・相場・表書き

供花返しの相場は?

ご法要時の供養品に何を選ぶかについて、特に決まりはありません。
通夜、葬儀・告別式の供養品と同じく、お茶やお菓子、コーヒーなどといった食品、タオルのように日常使いできる品物が喜ばれます。
食品を選ぶ際には、軽くてあまりかさばらず、日持ちのする品物を選ぶと良いでしょう。
品物の相場としては、主にご親族・ご親戚にお渡しする品物となるため、2,000~3,000円の品物を選ばれるケースが多いようです

また、聖職者へ御布施とは別にお礼の意味を込めて3,000~5,000円程度の商品をお渡しする方もいます。

ご法要時の供養品の表書きは、地域や宗旨・宗派によって変わります。
関西地方では一般的に、仏式の場合は「粗供養」、神式やキリスト教式は「偲び草」、地方によっては「茶の子」、「○回忌」などと表記し、水引は黄白の結び切りを用いることが多いようです。

供養品の「熨斗」や「表書き」については『ご葬儀・ご法要で使用する「水引」「熨斗」「不祝儀袋」とは?』でも詳しくご説明しています。

 

ご葬儀の供花・供物にお返しは必要?

供花などのお返しはどうしたらいい?

供花・供物とは、通夜、葬儀・告別式の際に祭壇の周りに飾るお花や、缶詰・果物などの盛籠を指します。
また、御香典の代わりとして故人様に弔慰を表すために、供花・供物を贈ることがあります。
近年では香典の受け取りを辞退する「香典辞退」でのご葬儀も増えているので、特にニーズが高まっているかもしれません。

では、喪家の立場で供花・供物を受け取った場合、お返しはどのようにすれば良いのでしょうか?
供花・供物へのお返しには様々な考え方があります。
例えば、「高額な品物でなければお返しは不要」という意見もあれば、「贈っていただいたお気持ちに、御香典と同じようにお返しをしたほうが良い」という意見もあります。
御香典のように現金をそのまま受け取るのではなく、お花や盛籠でお供えされるので、明確な金額がわからない場合もあります。
そうなるとさらに、お返しには迷う方が多いでしょう。

一例ではありますが、供花・供物のお返しの相場をご紹介するので、ぜひご参考になさってください。
 

ご葬儀の供花・供物のお返しの相場

供養品を持って帰る様子

供花・供物のお返しの相場は、基本的には香典返しと同様です。
地域によって異なりますが、いただいた金額の3分の1から半返しが一般的な相場とされています。
心配な時は、ご親族や地域の年配の方などに相談したり、これまでの慣例を参考にすると良いでしょう。

また、御香典と供花、両方をいただいた場合には、別々にお返しの品物を用意する必要はありませんが、御香典と供花を合算した金額で計算することもあります。
いただいた供花・供物の金額が分からない際には、葬儀社を通じて供花・供物が手配されることが多いので、葬儀社に相談することをおすすめします。

いずれにせよ、供花・供物へのお返しは「お気持ちでいただいたもの」に、こちらも「お気持ちでお返しするもの」なので、あまり金額にとらわれすぎないようご注意ください。

 

ご葬儀の供花・供物のお返しのタイミングとマナ―

表書きと水引

四十九日の忌明け法要後にお返しする習慣がある「香典返し」とは異なり、供花・供物のお返しは、四十九日の前にお渡ししても問題ありません
表書きは「」「御供花御礼」などと表記します。
水引は、関西地方では黄白の結び切りが一般的です。
お返しの品物には挨拶状を添えて、供花・供物をいただいたことへの感謝の気持ちを伝えましょう。

「挨拶状」については『【例文】忌明けの挨拶状を出すタイミングと書き方』でも詳しくご紹介しています。
 

まとめ

法要の供養品

今回は、「ご法要の供養品」と「ご葬儀の供花・供物へのお返し」についてご紹介いたしました。
いただいたご厚意に感謝の気持ちを表し、心を込めてお返ししたいものですね。

平安祭典では、ご葬儀が終わった後も、様々なアフターフォローをさせていただきます。
供養品についても、それぞれのお客様に寄り添い、ご要望やご予算に合わせた商品選びをお手伝いいたします。

なお、平安商事では、香典返し、各種返礼品だけでなく、仏壇・仏具の販売、墓地・墓石について等、ご葬儀に必要なもの・ことについてご案内しています。
神戸・阪神間にお住まいの方は、お気軽にご相談ください。

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