平安祭典では、故人様とご遺族の意思を尊重したお葬式を
ご提案させていただいております。
- 終活
いざという時に備えて…ご葬儀前に知っておきたいこと
公開日:2021年2月22日
大切なご家族を亡くされたご遺族のお気持ちは計り知れません。悲しみから、何も手につかなくなってしまう方もいらっしゃいます。しかしながら、そのような深い悲しみの中でも、ご葬儀や必要な手続きをはじめ、故人様のためにしなければならないことが数多くあります。
いざという時に備えて、ご葬儀や必要な手続きの手順をあらかじめ理解しておくことは、とても大事なことです。今回は、いざという時に、どのような行動をとらなければならないか、ご葬儀を執り行なううえで知っておきたいことについてご紹介しましょう。
危篤・ご臨終の連絡 いざという時に、どのような行動をとらなければならないかをご紹介します。まずは、ご家族が危篤となったり、ご臨終を迎えた時にすべきことです。
① 危篤の連絡 危篤とは、亡くなる危険が切迫している状況のことです。医師から危篤と告げられた際には、その場にいないご家族やご親族など、最期に立ち会ってほしい方々に連絡を行ないます。
特に遠方に住むご家族やご親族には、早めにお伝えしたいところです。ちなみに、深夜に医師から危篤を伝えられた場合は、ご親族に電話連絡をしても失礼にはあたりません。
② ご臨終の場合 息を引き取られた際には、医師が死亡確認後、医師に死亡診断書(死亡届)を作成してもらいます。ご遺族が死亡届に必要事項を記入し、死後7日以内に役所の戸籍課に提出することで、戸籍や住民登録が抹消され、火葬許可証が交付されます。死亡診断書は生命保険や社会保険の手続きに必要となります。なお、これらの手続きは、葬儀社が代行することが多いです。
ご臨終の連絡は、ご家族・ご親族に先に行ない、続いて故人様が親しかったご友人・知人に連絡します。故人様が生前お世話になった会社関係の方・近隣の方にも、忘れずにお伝えしましょう。日頃から、いざという時に備えて連絡先リストを作っておくとよいでしょう。
※海外で亡くなった場合は、3ヶ月以内に死亡届を提出することになっています。
ご葬儀の準備(仏式) 続いては、仏式でご葬儀を行なう際の準備についてです。
① 葬儀社への連絡・ご葬儀の準備
病院でお亡くなりになった場合には、医師が死亡確認をした後、入会している葬儀社や生前に事前相談を行なった葬儀社に連絡し、寝台車の手配・ご葬儀の準備を依頼します。寝台車が到着するまでに身支度を整え、医師から死亡診断書(死亡届)を受け取ります。
ご自宅でお亡くなりになった場合、かかりつけの医師が看取る、あるいは24時間以内に診察や治療を行なっていて事件性がない(持病もしくは老衰による自然死)と判断した際には、かかりつけの医師が死亡診断書を作成します。一方、かかりつけの医師がいない場合には、すぐに119番にかけ状況を説明し、救急車を手配します。その際にはご遺体にはなるべく触れないようにしましょう。蘇生の可能性がないと判断されると救急隊員が警察に連絡します。その後、警察医がご遺体の検案(検査)をし、死体検案書を作成します。
葬儀社に連絡する際には、以下の内容を伝えましょう。
● 故人様・連絡された方のお名前・続柄・連絡先
● 故人様が現在いらっしゃる場所(病院など)、ご安置先(ご自宅など)
● 事前相談の有無(加入者証があれば加入者名義や番号)を伝えます
② ご寺院への連絡
故人様をご自宅や葬儀会館にご安置した後、ご寺院へ連絡を行い、ご葬儀の日程調整(通夜、葬儀・告別式の日時の調整)をします。ご葬儀の日程は、ご寺院の予定・火葬場の状況をふまえて決まります。
お付き合いのあるご寺院がない場合には、葬儀社がご紹介しますので、ご安心ください。 ③ 各方面への連絡 すべての日程が確定した時点で、関係各所へ訃報連絡を行ないます。一般葬ではなく、家族葬を執り行なう場合であっても、ご遺族が家族葬でお送りする意思を明確に伝えるため、お知らせしたほうがよいでしょう。
ご葬儀を行なううえで必要なもの 最後に、死亡時の手続き・ご葬儀で必要となるものをご紹介します。
① 死亡診断書(死亡届)
先ほどもご説明した通り、ご家族が病院で亡くなった際には、医師に死亡確認および死亡診断書(死亡届)を作成してもらいます。死亡届は火葬許可証の取得に必要であり、死亡診断書は生命保険の手続きなどに必要となります。死亡診断書は複数コピーをとっておくと役立ちます。
② はんこ 死亡届の作成をはじめとした各種役所手続き、葬儀社との各種書類の作成など、何かと必要となるのがはんこです。認め印で構いませんので、常に携帯しておきましょう。シャチハタ印は避けたほうが無難です。
③ ご葬儀費用 ご葬儀にかかった費用は、ご葬儀が執り行われた後2~3日ほどでのお支払いとなります。また、お通夜・ご葬儀当日には、ご寺院に御布施をお渡ししなければなりません。生命保険がおりるまでには時間がかかるため、ある程度の現金が必要となり、事前に準備しておく必要があります。
④ 遺影用のお写真
遺影に用いるお写真は、可能なかぎり大きいサイズで、顔が鮮明に映った写真を選ぶとよいでしょう。服装や背景は修正が可能です。疑問点があれば、葬儀社にご相談ください。
「エンディングノート」がご家族の負担を軽減する
今回は、いざという時のために準備しておきたいことについて、ご紹介させていただきました。
余談ですが、残されたご家族の負担を軽減するひとつの方法に
「エンディングノート」というものがあります。 エンディングノートとは、ご家族に向けて、様々な情報をまとめておくことができるノートのことです。終活ノートとも呼ばれ、ご家族にご自身の情報やご葬儀の希望を伝えることができるものです。
例えば銀行の通帳やカードの情報。身内同士であっても、どこの銀行に通帳やカードを持っているか、全て把握しきれているわけではありません。エンディングノートに、このような情報を記載しておくと、万が一の際には、ご家族の負担が軽減されるのです。
気になる方は、活用されてはいかがでしょうか。
平安祭典でもオリジナルのエンディングノート(無料)をご用意しています。
阪神間で、エンディングノートに興味をお持ちの方は
平安祭典NCP室(078-856-6890)まで、気兼ねなくお問い合わせください(もしくは、お問い合わせ・資料請求フォームから「エンディングノート希望」と、ご請求ください)。 ■お問い合せ・資料請求ページ
https://www.heiansaiten.com/inquiry/inquiry.php
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- 葬儀
新型コロナウイルスのご葬儀・ご法要への影響と平安祭典の感染対策
公開日:2021年2月15日
2020年から未だに世界中で猛威をふるい続けている新型コロナウイルス。私たちは、あらゆる点で生活の変化を余儀なくされています。
マスク着用・手洗い・3密の回避・消毒……。私たちの間では、日常的に感染対策を行なう「新しい生活様式」と呼ばれる生活スタイルが浸透しました。
現在、新型コロナウイルスは多くの産業に影響を与えていますが、葬儀業界も例外ではなく、ご葬儀やご法要にも影響を与えました。
ご葬儀・ご法要への影響
ご葬儀やご法要は、その性質上、どうしても密閉・密集・密接という3密になりやすい環境です。新型コロナウイルスはご葬儀やご法要にどのような影響を与えたのでしょうか?
【ご葬儀】 ● ご葬儀の省略や簡素化が進む
まず挙げられるのがご葬儀の省略や簡素化です。状況が状況といえば、仕方のないことかもしれません。
しかし、ご葬儀は大切な方をお送りする大事な儀式です。平安祭典では、ご葬儀の省略や簡素化をせず、徹底的な3密対策を行なったうえで、通常通りのご葬儀を執り行なうことをご提案しています。
● 一般葬から弔問・会葬者不在の家族葬へ変更する
一般葬から弔問・会葬者不在の家族葬へ変更するケースも出てきています。ご高齢のご親族・ご友人などに配慮して、故人様のご家族が変更を決断されるようです。
一方で、ご参列を希望されるご親族や、故人様と生前親しくされていたご友人・近隣の方々も少なくありません。そのため平安祭典では、通夜、葬儀・告別式は少人数で行い、後日コロナ禍が落ち着いた時点で、改めて故人様との想い出を語り合う「お別れ会」を開催することをご提案しています。
お通夜やご葬儀では、お食事をしながら故人様を偲びます。コロナ禍においては、残念ながら通夜ぶるまいや仕上げ料理といった会食を避ける傾向も出てきました。
とはいえ、通夜ぶるまいや仕上げ料理は、ご葬儀の中でも大切な供養のひとつです。平安祭典では、3密にならないように、お持ち帰り専用の料理をご用意する、食事会場の席の配置を工夫しソーシャルディスタンスを確保する、といった対策をしています。
【ご法要】 ● 忌明け法要・年忌法要を見送るケースもある
新型コロナウイルス対策への不安からか、忌明け法要・年忌法要を見送るケースも一部で出ているようです。
しかし、お通夜と同様に、忌明け法要・年忌法要も大切な節目の儀式です。平安祭典では、法要室の消毒や換気を徹底して実施し、参列者の席の間隔を広く取るなど、「新しい生活様式」に沿った3密対策を行なっています。安心してご法要を執り行なうことができます。
平安祭典の感染対策
平安祭典では、コロナ禍においても、ご遺族が安心して故人様をお送りいただけるよう、「葬儀業新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」に基づいて、感染対策に取り組んでいます。
一例を挙げると……。
● 会館設備の消毒・空調管理・換気の徹底
● 従業員のマスク着用、ご来館者への入館時の手指消毒と、マスク着用のお願い
● 37.5℃以上の方や過去2週間以内に発熱があった方などに、ご参列を
お控えいただく ● 式場内の座席の間隔を空けソーシャルディスタンスを確保、3密を避ける
● 会食料理は、できる限り大皿料理を避け、個々に提供する
ご葬儀を安心・安全に執り行うために、このような取り組みを行なっています。
ガイドラインの感染症対策に加え、会館ロビーに除菌噴霧器を設置し、清掃スタッフが日々館内の除菌・清掃を行い、お客様の手に触れるものは都度アルコール消毒をするなど、万全の体制を整えています。
変わらぬ「心をこめて故人様をお送りしたい」という想い 今回は、新型コロナウイルスがご葬儀・ご法要に与えた影響、平安祭典の感染対策をご紹介させていただきました。
ちなみに今回ご紹介した内容以外にも、最近では「オンライン(リモート)葬儀」と呼ばれる、ご葬儀のライブ映像を配信するサービス(ご葬儀にオンラインで参加することが可能)も登場しています。
コロナ禍という、これまで私たちが経験したことがない状況下でのご葬儀・ご法要は、心配ごとが多いことでしょう。平安祭典では、万全の体制で新型コロナウイルス対策を行ない、皆さまが安心してご葬儀・ご供養を執り行えるよう準備しています。コロナ禍においても「心をこめて故人様をお送りしたい」という想いは、従業員一同変わりません。
阪神間で、ご葬儀・ご供養に関するお困りごとがございましたら
平安祭典(0120-00-3242)までご相談ください。
当日、または後日に故人様を偲ぶ、「お別れ会」のご相談も受け付けておりますので、気兼ねなくお問い合わせください。
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