公開日:2023年9月4日
今回はご葬儀の際にふるまう「仕上げ料理」を取り上げます。
これから仕上げ料理を手配するにあたり「料理の内容は?」「費用はどのくらい?」といった疑問をお持ちの方は、ぜひ参考としてお読みください。
ご葬儀でお世話になった方にふるまう料理
仕上げ料理とは、ご葬儀の際、お世話になった方(ご寺院、友人や知人などの参列者、会社関係や地域の方など)にお礼と労いの意を込めてふるまう料理であり、故人様を偲んで行なう会食の際に用意されるものです。
しかし、ご葬儀の様式の変化や社会情勢の影響もあり、会食はご家族のみで行なうケースが多くなりました。
仕上げ料理は、精進落としや精進揚げ(精進上げ)と呼ばれることもあります。
精進落としや精進揚げという言葉は、もともとは忌明けの際に精進料理の期間を終えて、日常の食事に戻る節目の会食を意味しました。
しかし、最近ではご葬儀の際にふるまう料理を指すことが一般的になっており、仕上げ料理と同じ意味として使用されることが多いです。
仕上げ料理をふるまうタイミングは、ご葬儀後、火葬後、初七日法要後などさまざまですが、火葬後のお骨あげまでの間に召し上がることが最も多いようです。
仕上げ料理の内容・値段について
仕上げ料理には、仕出し料理(別の場所で調理し、食事会場へ運ぶ料理)を手配することが一般的です。
ここからは、仕上げ料理の内容、値段の相場についてご紹介します。
料理内容のメニューは幅広い
仕上げ料理は、本来、仏教のしきたりにより、ご遺族が喪に服している期間は「仏門に精進する」という観点から殺生を禁じる教えのもと、肉や魚、酒を避けた精進料理が基本でした。
しかし、近年そのしきたりは薄れており、お寿司や懐石料理などの定番から、洋風、中華風まで幅広いメニューが用意されています。
平安祭典でも肉・魚や使った仕上げ料理やお子様メニューを扱っており、会館によって専用の特別メニューなどもあります。
仕上げ料理の値段の相場は?
仕上げ料理は弁当や懐石料理などを個別に人数分用意することが一般的で、値段の相場は4,000円~6,000円程度です。
葬儀社や仕出し料理屋では、さまざまな金額の料理が用意されており、予算に合わせて選択できます。
※平安祭典でも3,000円~10,000円と幅広い金額で多彩なメニューをご用意しています。
近年は料理に力を入れる葬儀社も増えているため、バラエティ豊かなメニューの中から、ご遺族のこだわりや参列者の年齢・好みなどに合わせて料理を選んでも良いでしょう。
葬儀社で仕上げ料理を頼んだ場合は、その場で飲み物も用意されており、飲食店のように注文できることが一般的です。
一方、ご自身で仕出し料理を手配された場合は、飲み物も招待者の人数や年齢に合わせ、種類や量を考えて注文する必要があります。
わからないことや不安な点は、葬儀社に相談すると安心でしょう。
仕上げ料理をふるまう際の流れ
仕上げ料理の会食は一般的に以下のような流れで行ないます。
喪主挨拶
↓
献杯
↓
会食
↓
喪主挨拶
会食時間は1時間〜2時間ほどが目安で、頃合いをみて喪主が手短な挨拶をして会食を終えます。
ただ、先にも述べたように近年はご家族だけでの会食も増えており、その場合は挨拶を省くことも多いようです。
喪主はどのような挨拶をすれば良い?
開会の喪主挨拶では、参列者へのお礼の言葉と、ご葬儀を無事に終えた報告を述べます。
閉会の挨拶では、改めて感謝の気持ちと参列者の健康を気遣う言葉を述べ、納骨やご法要のスケジュールが決まっていれば伝えましょう。
開会の喪主挨拶の例
本日はお忙しい中、〇〇の葬儀・告別式にお集まりいただきまして、ありがとうございました。
皆様のお力添えのおかげで、無事に葬儀・告別式を終えることができました。
ささやかではございますが、お膳を用意しておりますのでお時間の許す限りゆっくりお召し上がりください。
本日は誠にありがとうございました。
閉会の喪主挨拶の例
本日は最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
名残惜しいですが、このあたりでお開きとさせていただきます。
今後とも故人の生前と変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。
仕上げ料理以外の喪主の挨拶については###mosyu_aisatsu###を参考になさってください。
仕上げ料理に関するマナー
続いては、仕上げ料理をふるまう側、ふるまわれる側、それぞれが注意すべきマナーについて解説します。
仕上げ料理をふるまう側のマナー
喪主(ご遺族)は、以下のことに注意しましょう。
・会食の席次に配慮する
最上席にご寺院、世話役や会社関係者、友人・知人、ご親族と続き、ご家族は末席に着きます。
喪主は参列者に気を配ったり動き回ったりしやすいよう、入口に近い席に座りましょう。ただし、ご家族のみの会食の場合は席次を気にしないことも多いようです。
・退席者に挨拶をする
会食の途中で帰る方がいらっしゃる場合、喪主は挨拶に行きお礼の言葉を述べ、供養品(返礼品)などをお渡しします。
・ご寺院が会食を辞退された場合は御膳料をお渡しする
ご寺院が同席されない場合は、「御膳料」をお包みすることが一般的です。
御膳料の相場は5,000円~10,000円程度です。
併せて「御車料」と供養品(返礼品)もお渡しましょう。
仕上げ料理をふるまわれる側のマナー
仕上げ料理の会食に参加する際は、以下のことに注意してください。
・献杯が終わるまでは料理に手をつけない
・献杯は杯を軽く持ち上げるだけ(杯を合わせない)
・勧められてから箸をつける
・お酒を飲みすぎない、寛ぎすぎない
・故人様の死因に直結する話題は避ける(想い出話をするのは良い)
まとめ
今回は、ご葬儀の際にふるまう仕上げ料理について解説しました。
仕上げ料理は、関係者へのお礼や労いの意を表し、故人様を偲ぶ場としてとても大切なものです。
本記事を参考に、納得のいくご供養としていただければ幸いです。
平安祭典では、ご葬儀・ご供養に関する各種ご相談を承っています。
神戸・阪神間でお困りごとがございましたら、平安祭典(0120-00-3242)まで気兼ねなくご相談ください。
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更新日:2024年9月21日 公開日:2022年8月15日
通夜、葬儀・告別式にご参列いただいた方には、喪主やご遺族が感謝の気持ちを込めて、供養品(返礼品)をお渡しします。
同様に、ご法要の際にも、参列していただいた方にお渡しする供養品を用意するのが一般的です。
では、ご法要の供養品には、どのような品物を選ぶと良いのでしょうか。
また、ご葬儀に参列できなかった方から、供花・供物をいただくことがありますが、お返しはどのようにすれば良いのでしょうか。
今回は、「ご法要の供養品」と「ご葬儀の供花・供物へのお返し」についてご紹介します。
ご法要では供養品を用意する
忌明け法要や年忌法要などを執り行なう際には、ご参列いただいた方にお渡しする「供養品」を用意します。
供養品は、あくまでご参列いただいたことへの御礼としてお渡しするもので、厳密には、ご法要のお供えや御香典へのお返しとは別のものなので注意が必要です。
ご法要の当日に参列していただいた方に供養品をお渡しできるように、事前に準備しておきましょう。
ご法要の供養品に適した品物・相場・表書き
ご法要時の供養品に何を選ぶかについて、特に決まりはありません。
通夜、葬儀・告別式の供養品と同じく、お茶やお菓子、コーヒーなどといった食品、タオルのように日常使いできる品物が喜ばれます。
食品を選ぶ際には、軽くてあまりかさばらず、日持ちのする品物を選ぶと良いでしょう。
品物の相場としては、主にご親族・ご親戚にお渡しする品物となるため、2,000~3,000円の品物を選ばれるケースが多いようです。
また、聖職者へ御布施とは別にお礼の意味を込めて3,000~5,000円程度の商品をお渡しする方もいます。
ご法要時の供養品の表書きは、地域や宗旨・宗派によって変わります。
関西地方では一般的に、仏式の場合は「粗供養」、神式やキリスト教式は「偲び草」、地方によっては「茶の子」、「○回忌」などと表記し、水引は黄白の結び切りを用いることが多いようです。
供養品の「熨斗」や「表書き」については###sougi_noshi###でも詳しくご説明しています。
ご葬儀の供花・供物にお返しは必要?
供花・供物とは、通夜、葬儀・告別式の際に祭壇の周りに飾るお花や、缶詰・果物などの盛籠を指します。
また、御香典の代わりとして故人様に弔慰を表すために、供花・供物を贈ることがあります。
近年では香典の受け取りを辞退する「香典辞退」でのご葬儀も増えているので、特にニーズが高まっているかもしれません。
では、喪家の立場で供花・供物を受け取った場合、お返しはどのようにすれば良いのでしょうか?
供花・供物へのお返しには様々な考え方があります。
例えば、「高額な品物でなければお返しは不要」という意見もあれば、「贈っていただいたお気持ちに、御香典と同じようにお返しをしたほうが良い」という意見もあります。
御香典のように現金をそのまま受け取るのではなく、お花や盛籠でお供えされるので、明確な金額がわからない場合もあります。
そうなるとさらに、お返しには迷う方が多いでしょう。
一例ではありますが、供花・供物のお返しの相場をご紹介するので、ぜひご参考になさってください。
ご葬儀の供花・供物のお返しの相場
供花・供物のお返しの相場は、基本的には香典返しと同様です。
地域によって異なりますが、いただいた金額の3分の1から半返しが一般的な相場とされています。
心配な時は、ご親族や地域の年配の方などに相談したり、これまでの慣例を参考にすると良いでしょう。
また、御香典と供花、両方をいただいた場合には、別々にお返しの品物を用意する必要はありませんが、御香典と供花を合算した金額で計算することもあります。
いただいた供花・供物の金額が分からない際には、葬儀社を通じて供花・供物が手配されることが多いので、葬儀社に相談することをおすすめします。
いずれにせよ、供花・供物へのお返しは「お気持ちでいただいたもの」に、こちらも「お気持ちでお返しするもの」なので、あまり金額にとらわれすぎないようご注意ください。
ご葬儀の供花・供物のお返しのタイミングとマナ―
四十九日の忌明け法要後にお返しする習慣がある「香典返し」とは異なり、供花・供物のお返しは、四十九日の前にお渡ししても問題ありません。
表書きは「志」「御供花御礼」などと表記します。
水引は、関西地方では黄白の結び切りが一般的です。
お返しの品物には挨拶状を添えて、供花・供物をいただいたことへの感謝の気持ちを伝えましょう。
「挨拶状」については###kiake_aisatujyou###でも詳しくご紹介しています。
まとめ
今回は、「ご法要の供養品」と「ご葬儀の供花・供物へのお返し」についてご紹介いたしました。
いただいたご厚意に感謝の気持ちを表し、心を込めてお返ししたいものですね。
平安祭典では、ご葬儀が終わった後も、様々なアフターフォローをさせていただきます。供養品についても、それぞれのお客様に寄り添い、ご要望やご予算に合わせた商品選びをお手伝いいたします。
神戸・阪神間でご葬儀・ご供養に関するお困りごとがございましたら、平安祭典(0120-00-3242)まで気兼ねなくご相談ください。
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公開日:2022年8月8日
通夜、葬儀・告別式で用意される「供養品」について、皆さまはご存じでしょうか。
意外と知らない方も多いのではないかと思います。
そこで今回は、供養品とは何か、よく混同してしまう香典返しとの違い、供養品として人気の品物、供養品を贈る際のマナー、供養品の表書きの書き方などについてご紹介します。
供養品とは?香典返し(当日返し)との違いとは?
供養品とよく混同してしまうのが、香典返し(当日返し※)ですが、「供養品」と「香典返し」は全く別のものです。
「供養品」は、通夜、葬儀・告別式に参列してくださった方々に「時間を割いて御足を運んでいただいた御礼」としてお渡しする品物です。
対して「香典返し」は、文字通り「いただいた御香典に対するお返し」としてお渡しする品物のことを指します。
香典返しはいただいた御香典の金額に応じた品物をそれぞれお渡しするのに対し、供養品は参列者全員に同じ品物をお渡しすることが一般的です。
供養品の金額の相場としては、1,000円前後の品物が選ばれる傾向にあり、お通夜と葬儀・告別式では、異なる供養品を用意します。
供養品は参列者全員にお渡しするので、足りなくなることがないよう多めに準備しておきます。
ちなみに、地域によっては地域独自の慣習や自治会のルールで、供養品の取り扱いについて規定がある場合があります。
もし不明な点があれば、地域の慣習に詳しい方や自治会の方に事前に確認するようにしましょう。
※香典返しは四十九日法要が済んでから贈るものとされていましたが、近年ではご葬儀当日にお渡しすることが増えており、これを「当日返し」「即日返し」などといいます。
渡すタイミングによって呼び名が変わるだけで、お渡しするお品物の意味は同じです。
供養品として人気の品物は?
供養品として選ばれる品物としては、不祝儀を後に残さないという意味合いから、お茶やコーヒー、菓子類、海苔などの食品、もしくは軽くてかさばらないタオルなどの消耗品が人気です。
商品券などの金券類が選ばれるケースもありますが、金額が分かってしまうためマナー違反だという意見もあり、まだまだ少数派です。
近年では、自分の欲しい商品を自由に選んでいただけるという点から、カタログギフトも供養品として人気です。
供養品を贈る際のマナーとは?
供養品をお渡しする際のマナーについてもご紹介します。
① 供養品にはお礼状を添える
② 御礼状の表書きは「ご挨拶」や「御礼」などとする
③ 御礼状には時候の挨拶を用いない
④ 御礼状には句読点を用いない
⑤ 「不祝儀を後に残さない」といった配慮を行なう際には、食品や消耗品を供養品として選ぶ
⑥ 「四つ足生臭もの」と呼ばれ昔から忌避されている肉や魚の類は供養品として避ける
このような点に注意しましょう。
供養品の御礼状は、2つ折りやカード形式のものが多く、ご葬儀に参列していただいたことに対する謝意、略式であることへのお詫びの言葉などを記載します。
なお、平安祭典では有料で、通夜、葬儀・告別式でお使いいただける御礼状をご用意しております。
文面が複数ございますので、お好きなものをお選びください。
供養品の表書きの書き方
供養品の表書きは、宗旨・宗派によって異なります。
仏式の場合、西日本では、「粗供養」の表書きに白黄の水引をかけるのが一般的です。
東日本では表書きは「志」と書いて、白黒の水引をかけるのが主流です。
また四国・中国地方や九州では「茶の子」という表書きを使用するケースがあります。
なお、供養品に掛ける「熨斗(のし)」は、正式には「掛け紙」と呼びます。
神式やキリスト教の場合は、表書きに「偲び草」が用いられますが、この言葉には「故人を偲ぶ気持ちに代わって品物をお渡しします」という意味が込められています。
「熨斗」や「表書き」については###sougi_noshi###の記事で詳しくご紹介しています。
平安祭典では様々な供養品をご用意しております
いかがだったでしょうか。
今回は供養品とは何か、よく混同してしまう香典返しとの違い、供養品として人気の品物、供養品を贈る際のマナー、供養品の表書きの書き方などについてご紹介しました。
皆さまのご参考になれば幸いです。
なお、平安祭典(0120-00-3242)では、仏事に関するご質問などを受け付けております。
神戸・阪神間にお住まいの方は気兼ねなくご相談ください。
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更新日:2024年9月22日 公開日:2022年8月1日
ご葬儀では、参列者から御香典をいただきます。
いただいた御香典に対し、喪家が御礼の品物を贈ることを「香典返し」と呼びます。
従来、香典返しは忌明けが済んでから贈るものとされてきましたが、近年ではご葬儀当日に品物をお渡しする「当日返し」を行なうケースも多くなってきました。
今回は、ご葬儀での香典返し・当日返しについてご紹介します。
供養品と香典返しの違いとは?
「香典返し」に似た言葉に、「供養品」があります。
この2つの言葉を同じものとして使われている方もいますが、厳密には違う意味を持つ言葉なので気を付けましょう。
「供養品」とは、ご参列いただいた御礼として参列者全員にお渡しする品物のことです。
対して「香典返し」とは、文字通りご葬儀において参列者からいただいた「御香典に対するお返しの品物」のことで、供養品と香典返しは全く別のものです。
供養品と香典返しでは、お渡しする品物の価格も異なります。
供養品は、参列の御礼として皆さまに同じ品物をお渡しします。
品物の金額は、地域などにもよりますが、千円前後のものが一般的です。
一方で、香典返しは、いただいた金額の3分の1~半額程度の品物を贈るのが一般的とされています。
「半返し」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょうが、半返しとは、いただいた御香典の半分程の金額の品物を、香典返しとして贈ることを意味します。
「御香典」については###kouden_manner###の記事でも詳しくご説明しています。
当日返しとは?
香典返しは、本来、四十九日の忌明けが済んでから贈るものでしたが、近年ではご葬儀当日に品物をお渡しをする「当日返し」という方法が増えてきました。
「当日返し」とは、参列者から御香典をいただいた際に、その場で香典返しの品物をお渡しすることです。
いただいた御香典の金額に合わせて、葬儀会場で参列者に香典返しの品物をお渡しします。
御香典の金額は、故人様との付き合いの深さや関係性などによって異なります。
厳密に金額の設定がされているわけではありませんが、場合によっては、ご親族からは高額の御香典をいただくこともあります。
それぞれの金額に応じた品物をご用意しても良いでしょうし、カタログギフト(※)をお渡しする方も増えています。
当日返しのメリットとしては、ご葬儀の当日に香典返しを直接お渡しできるので、ご葬儀の後にご遺族が香典帳の整理や発送手続きなどをしなくて済み、手間が大幅に軽減されることが挙げられます。
前述の通り、近年では「当日返し」として御香典のお返しをお渡しする方は増えています。
決してマナー違反ではなく、失礼にはなりませんのでご安心ください。
当日返しをご希望される際は、葬儀社にご相談されると良いでしょう。
※カタログギフトには、様々な金額設定のものがあり、平安祭典では3,000円~25,000円のものまで取り扱っています。また、贈答品を取り扱う平安商事ではさらに多く商品を取り扱っています。ご入用の方は、ぜひお問い合わせください。
聖職者への御礼と初七日のお返し
聖職者に対し、御布施とは別に御礼の品をお渡しする場合、金額や品物に特に決まりはありません。
金額は5,000円程度で、お茶などを選ぶことが多いようです。
また近年、ご葬儀当日に初七日法要を行なう方が増えています。
「初七日法要」はご葬儀とは別の儀式であるため、参列者へのお返しを別に準備することが一般的です。
ごくまれに初七日法要時に改めて御香典をいただくことがありますが、もちろんその御香典に対する香典返しも必要となります。
平安祭典では香典返しの品物のご相談を承っています
いかがだったでしょうか。
今回はご葬儀での香典返し(当日返し)についてご紹介しました。
皆さまのご参考になれば幸いです。
平安祭典では、ご葬儀が終わった後も、様々なアフターフォローをさせていただきます。
供養品についても、それぞれのお客様に寄り添い、ご要望やご予算に合わせた商品選びをお手伝いいたします。
神戸・阪神間でお困りごとがございましたら、平安祭典(0120-00-3242)まで気兼ねなくご相談ください。
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公開日:2022年7月25日
お通夜やご葬儀に参列すると、会葬御礼の挨拶状や供養品と一緒に、小袋に入った塩をいただくことがあります。
この塩は「清め塩(お清め塩)」といわれるものです。
ただ、清め塩について漠然としたイメージはあるものの、意味や使い方を詳しくご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、清め塩とは何なのか、起源や使い方などを解説します。
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清め塩の起源・使う意味とは
清め塩の起源は、神道にあります。
神道では、一般的に死は穢れ(けがれ)であると捉えられてきました。
穢れとは、「気枯れ」とする説もあり、気力の衰えた元気のない状態、汚れていて良くない状態を指します。
また、穢れは他の人に伝染するため、祓い(はらい)清めなければなりません。
死を穢れであると考えると、ご葬儀への参列は、穢れに触れることと同義になります。
そこで、参列者の体を塩で清める必要があるのです。
では、どうして塩を使うのかというと、その理由は神話に由来します。
イザナギノミコトは、黄泉の国(よみのくに)から戻った後、穢れを祓うため海で禊(みそぎ)を行なったという逸話があります。
古来より塩分を含んだ海水には穢れを祓う力があるとされ、後に海水が塩によって代用されるようになりました。
なお、仏教やキリスト教では、死を穢れと捉えません。
そのため、神道では清め塩が必要ですが、仏教やキリスト教では必須ではありません。
ですが、それぞれの地域の習わしや、ご寺院、ご遺族の考え方にもよるので、清め塩の要不要は、宗旨・宗派で一概には語れません。
清めの塩の正しい使い方
清め塩は、必ず使わなくてはならないものではありませんが、使うにあたって基本的なマナーは存在します。
ここからは、清め塩の使い方を解説します。
清め塩は玄関前で体にかける
清め塩は、お通夜やご葬儀からの帰宅時(玄関をまたぐ前)に使います。
体を清めないまま家に入ると、穢れを家に持ち込むことになるため、玄関をまたぐ前に使うのです。
ご葬儀の後、帰宅せずに別の場所へ行くという場合は、会館を出てから使うと良いでしょう。
清め塩を使う手順は、以下の通りです。
① 塩をひとつまみ取る
② 胸に振りかけ、手で払う
③ 背中(肩)に振りかけ、手で払う
④ 足元に振りかけ、手で払う
⑤ 地面(床)に落ちた塩を踏む
ちなみに、胸から足への順番でかける理由は、血の流れる順とされています。
なるべく余らせずに使い切る
いただいた清め塩が余る場合は、普通ごみとして処分してください。
ただし、塩は植物や建造物に悪影響を及ぼすことがあるので、庭や外に撒く処分方法は良くありません。
とはいえ、そのまま捨てることに抵抗があるならば、懐紙などに包んでから処分すると良いでしょう。
また、清め塩には乾燥剤などが入っていることもあるため、調味料としては使えません。
かといって水に流すのも良くありません。というのも、乾燥剤は水と反応すると発熱・発火することがあるためです。
いずれにせよ清め塩は、再利用ができないものです。余らせず、なるべく使い切ることをおすすめします。
もらえなかった場合は食塩で代用可能?
宗派や地域によっては、お通夜やご葬儀で清め塩が配られないこともあります。
そのような場合、ご自宅にある塩、またはお店で買った塩で代用可能です。
清め塩に使用する塩は、海水100%の塩が望ましいとされています。
代用するのであれば、海塩を使いましょう。
清め塩を使い忘れて家に入ってしまったら
清め塩をいただいたのに、使い忘れてご自宅に入ってしまっても、あまり気にする必要はありません。
どうしても気になるようなら、玄関の外に戻り、清め塩をかけると良いでしょう。
まとめ
当記事では清め塩について、意味や起源、使い方などをご紹介しました。
清め塩は、お通夜やご葬儀からの帰宅時、絶対に使わなければいけないというわけではありません。
宗旨・宗派に関わらず個人の考え方によるところが大きいものです。
しかしながら、絶対ではないからこそ、判断に迷うことも多いでしょう。
清め塩だけに関わらず、ご葬儀について何か気になることがございましたら、気兼ねなく平安祭典(0120-00-3242)へお問い合わせください。
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公開日:2022年7月18日
ご親族や親しかった方が亡くなると、するべきこと・準備するべきものがあります。
枕経、枕飾り、枕花もその一部ですが、どのようなマナーがあるのかご存じない方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では枕経(まくらきょう・まくらぎょう)、枕飾り(まくらかざり)、枕花(まくらばな)の意味やマナーについてご説明します。
枕経とは故人様の枕元で読経すること
枕経とは仏教における儀式で、故人様の枕元で読経することです。
自宅で亡くなる方が多かった時代は、ご臨終が近づくと家にご寺院を呼び、息を引きとる前に枕元で読経をしてもらっていました。
読経によって、故人となる方が安心してあの世へ旅立てるようにという配慮からです。
しかし、大半の方が病院で亡くなる現在は、病院で枕経を行なうことは稀で、ご臨終後、故人様を安置した場所で行なうことが一般的となりました。
枕経のタイミングに特別な決まりはありませんが、会館やご自宅に故人様をご安置した後、できるだけ早く行なうべきとされています。
また、最近では通夜の時に枕経をあげることも少なくありません。
枕経の準備・参列について
続いては、枕経の準備および枕経に参列する際に知っておきたいマナーについてご紹介します。
枕経の依頼方法、参列される際の服装の参考にしてください。
菩提寺・檀那寺に連絡して枕経を依頼する
枕経は、菩提寺・檀那寺にお願いすることが一般的です。
喪主またはご遺族がご寺院に連絡して枕経を依頼し、故人様の安置場所を伝えます。
※菩提寺・檀那寺がない場合は葬儀社にご相談ください。
枕経の所要時間は30分~40分程度です。
枕経の際、ご寺院とお通夜、葬儀・告別式に関する必要事項や戒名などについて相談しておくと、その後の段取りがしやすいでしょう。
近親者のみ参列・地味な服装(平服)でOK
枕経はご臨終からご葬儀までの短い間に執り行なうこともあり、喪主とご家族など近親者のみが参列する場合がほとんどです。
枕経に参列する時の服装は、平服で良いとされています。
平服とはいえ、カジュアル過ぎるもの、派手な色や柄物、肌の露出が多いものなどは控え、落ち着いた色とデザインの地味な服装が望ましいでしょう。
結婚指輪や、パールの一連ネックレス(白または黒)以外のアクセサリー類は、身に付けるのを控えます。
枕飾りとは故人様の枕元に置くお供えもの
故人様は、お通夜、葬儀・告別式までの間はご自宅や会館などに安置されます。
枕飾りとは、この間、故人様の枕元に設置される祭壇です。
机、香炉、燭台、花瓶などを総称して枕飾りといいます。
机の上にお供えするものは、宗旨・宗派、地域によって異なりますが、通常は葬儀社が枕飾りを準備してくれます。
枕飾りは、故人様を安置してすぐ設置されますが、その理由はお通夜の前に弔問に訪れる方に焼香や礼拝を行なってもらうためです。
つまり、枕飾りは簡易的な祭壇の役割を担うものなのです。
また、枕飾りは故人様の魂を導く「道しるべ」でもあります。
人の魂は体から離れた後も現世に留まろうとするといわれるため、故人様の魂をあの世へと導くために、枕経や枕飾りによる供養を行なうのです。
ところで、「枕飾りは後飾り祭壇とは違うのか?」という疑問を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。
後飾り祭壇は、火葬後にご自宅でご遺骨を忌明けまで祀るための祭壇であり、枕飾りとは異なります。
後飾りについては、###atokazarisaidan_toha###でも詳しく解説しております。
枕飾りの内容は宗旨によって異なる
枕飾りの内容は宗旨や地域によって異なります。ここでは仏式並びに神式の一例をご紹介します。
先にご説明したように、枕飾りは葬儀社が準備することが多いですが、ご自身でも用意できます。
いずれにしても、わからないことがあれば葬儀社のスタッフやご寺院にご確認いただくと安心でしょう。
仏式の枕飾り
仏式の基本的な枕飾りは、以下のものを揃えます。
・ 白木の台や白布を掛けた台
・ おりん
・ 香炉
・ 線香
・ 燭台
・ 花瓶
・ 樒
・ 水
・ 一膳飯
※地域によっては枕団子を用意することもあります。
※宗派によって枕飾りの内容が異なる場合があります。
神式の枕飾り
神式の基本的な枕飾りは以下のものを揃えます。
・ 八足案(白木の台)
・ 三宝方
・ 洗米
・ 塩
・ 水
・ お神酒
・ 花瓶
・ 榊
枕花とは故人様を悼み枕元に供える花
枕花とは、ご臨終後、故人様が安置されている枕元にお供えするお花のことです。
ご遺族からいち早く訃報を受け取った方が、ご自宅や会館など故人様が安置されている場所へ贈ります。
届いた枕花の飾り方や並べ方に特に決まりはなく、故人様の枕元周辺にお供えすることが一般的です。
枕花は故人様に対する深い哀悼の気持ちを表すものであり、自分の代わりに故人様に寄り添うという意味が込められています。
故人様にお供えした後、お通夜、葬儀・告別式を行なう場所へ移動する際に、一緒にお持ちいただくこともできます。
誰が出す(贈る)?贈り方は?枕花に関するマナー
ご親戚やご友人の訃報を受けた時、「自分は枕花を贈るべきか?」と悩む場合があるかもしれません。
ここでは枕花を贈るかどうかの考え方と、実際の贈り方やマナーについて解説します。
枕花は故人様と親しかった方や近親者が贈る
一般的に枕花を贈るのは、近しいご親戚や特に親交の深かった方が亡くなった時です。
少しでも早く故人様に寄り添いたい、ご遺族の心を慰めたいという気持ちがあれば、枕花をお贈りすると良いでしょう。
枕花を贈るべきかどうか迷った時は、枕花の代わりに、お通夜、葬儀・告別式の式場に供花をお贈りする方法もあります。
枕花はお通夜開始までにご自宅(安置場所)へ贈る
訃報を聞いたらすぐに枕花を手配し、お通夜が始まるまでに故人様が安置されている会館やご自宅などに贈ります。
安置場所に直接お持ちいただいてもかまいません。
枕花を贈る際は、できるだけご遺族のご都合やお通夜のスケジュール、会館のルールなどを確認してタイミングや届け先を決めると、間違いなく受け取ってもらいやすいでしょう。
枕花は籠花で贈ることが一般的
枕花は、白を基調(葉の緑は可)とした籠花(アレンジメント)で贈ることが一般的です。
白以外に青・紫系などの淡い色を加えても失礼にはあたりませんが、バラなどトゲのついた花や香りが強い花は避けましょう。
枕花としては菊、ユリ、カーネーションなどが良く使われており、大きすぎない控えめな籠花が基本です。
枕花の価格は依頼先やアレンジメントの内容によって異なりますが、相場は5,000円~20,000円程度です。
生前の故人様との関係性をふまえて決めると良いでしょう。ちなみに、平安祭典では5,500円(税込)で販売しております。
まとめ
今回は、枕経、枕飾り、枕花について解説しました。
ご遺体の安置場所では故人様の枕元に枕飾りや枕花をお供えし、枕経を行ないます。
故人様への最初の供養として大切なものですので、ご不安な点は葬儀社のスタッフに確認しながら後悔のないよう執り行ないたいものです。
神戸・阪神間で、ご葬儀・ご供養に関するお困りごとがございましたら、平安祭典(0120-00-3242)にご相談ください。
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公開日:2022年5月23日
親しかった方が亡くなり、ご遺族から弔辞を依頼されたら…
「どんな内容にしたら良いだろう?」とお悩みになる方も多いでしょう。
本記事では、故人様と弔辞を読む方の関係をふまえ、パターン別の例文をご紹介します。
弔辞の基本的な書き方
通常、弔辞は2~5分ほど、文字数だと1,000文字ほどが目安です。
今回ご紹介する例文はシンプルな形でやや文字数は少なめですので、弔辞の持ち時間にあわせて調整してください。
弔辞に盛り込みたい内容
・故人様との関係性について
・心に残るエピソード(故人様の人柄や功績などがわかるもの)
・ご遺族へのお悔やみの言葉と故人様への最後のお別れの言葉
注意点
・忌み言葉は避ける
・持ち時間を考慮し、長くなりすぎないようにまとめる
・お子様が読む場合は、年齢相応のわかりやすい言葉づかいで読みやすく書く
弔辞の基本的な書き方・読み方の詳細については、###chouji_toha###の記事をご覧ください。
孫からおじいさん・おばあさんへ
(例)小学生の孫からおじいさんへ
おじいちゃんへ
おじいちゃん、もうおじいちゃんに会えないなんてまだ信じられません。
ぼくはおじいちゃんが大すきでした。親せきのみんなから「おじいちゃんに似ている」といわれるのが、とてもうれしかったんだよ。
夏休み、お正月、春休みにおじいちゃんとおばあちゃんに会いに行くのが楽しみでした。
よくおじいちゃんがつってきた魚を、おばあちゃんが料理してくれて食べたね。
ぼくが「おいしいけど、ほねが苦手だ」と言ったら、おじいちゃんが「こうやって最後まできれいに食べなさい」と教えてくれました。
おかげで、ぼくは魚が大すきになったし、魚の食べ方もうまくなったよ。
いつかおじいちゃんといっしょにつりに行きたかったです。
おじいちゃん、今までどうもありがとう。
ぼくは元気に学校へ行って、いろいろなことをがんばります。
友だちもたくさんつくります。
これからもぼくたちのことをずっと見守っていてください。
孫代表 〇〇
上司から部下へ
(例)直属の課長から部下へ
〇〇君、君は最愛のご家族と多くの友人、同僚に見送られ、旅立たれました。
私が今感じている深い悲しみと寂しさは、とうてい言葉で言い表すことはできません。
君は、ともに働く私たちにとって、そして我が社にとって、かけがえのない存在でした。
仕事において有能だっただけでなく、その明るさと思いやりの深さで職場の皆から愛されていました。
君は平成〇年に優秀な成績をもって我が社に入社されました。営業部に配属されると、周囲の期待に違うことなく、すぐに頭角を現し始めました。
優れた思考力、コミュニケーション能力、粘り強さで、着実に成果を出していったのです。
経験を積むにつれ、営業活動のみならず、部内の改革や他部門との連携強化にも積極的に携わるようになりました。
会社の将来を担う人材として大きな期待を寄せられていただけに、君の急逝は惜しんでなお余りあるのであります。
〇〇君、君は幼少の頃からずっとサッカーに打ち込んできたそうですね。
大学在学中はサッカー部の主将を務め、入社後も社内のサッカー部で活躍されました。華麗にプレイするその姿は、今でも私たちの目に焼き付いています。
直属の課長となってから5年以上、君の成長を間近で見守ってきただけに、これほどつらく悲しいことはありません。
それにもまして、長年にわたり君を慈しみ育てられ、君のさらなる活躍を楽しみとされていたご両親のご心痛をご拝察申し上げると、お慰めのことばもありません。
君もまた、天命とはいえ、大切なご両親を残して先立つことはどんなに心のこりだったことでしょう。
〇〇君、どうぞ安らかに。
令和〇〇年〇月〇日
株式会社〇〇〇〇
〇〇部〇〇課
課長 〇〇〇〇
部下から上司へ
(例1)社員代表から社長へ
本日、故〇〇〇〇社長の御霊に対し謹んで哀悼の意を捧げ、社員を代表してお別れのご挨拶を申し上げます。
社長ご永眠のお知らせに接し、社員一同、深い落胆と悲しみを隠しえません。
長年にわたり、社長は強いリーダーシップで社員を統率し、次々と新たな改革に取り組んでこられました。
常に率先して行動し、模範を示してくださるその姿は、私たちにとって憧れであり、多くの薫陶を受けました。
仕事には大変厳しい一方で、優しさと人間味溢れるお人柄で周囲を明るく照らし、広く慕われていました。
社員にも気さくに声をかけ、冗談を飛ばす、あの朗らかな笑顔が今も目に浮かぶようです。
ご功績は枚挙にいとまありませんが、特に、業界に先駆けて新しい技術を導入するというご英断は社運を大きく変えました。
これにより一段と競争力を高め、業界のリーディングカンパニーとしてのポジションを確立できたのは、まさに社長の先見の明があればこそです。
しかし、当社はまだこれからです。社員一同、社長のご遺志を受け継ぎ、社業のさらなる発展に邁進することをお誓い申し上げます。
ご遺族の皆様方には、さぞご心痛のこととお察しいたします。
しかし、社長は見守っていてくださいます。
どうか、お気落ちなさいませんようにお願いいたします。
最後に社長の御霊の安らかなることをお祈りして弔辞といたします。
令和〇〇年〇月〇日
〇〇〇〇株式会社
社員代表 〇〇〇〇
(例2)社員から部長へ
〇〇株式会社〇〇部長のご霊前に、謹んでお別れのご挨拶を申し上げます。
〇〇部長の突然の訃報に、社員一同、筆舌につくしがたい悲しみを感じております
〇〇部長はとてもエネルギッシュな方でした。
常に仕事に全力投球されていただけでなく、社内のゴルフ同好会や宴会でも、皆の中心となって場を盛り上げてくださいました。
その溌剌とした笑顔と体力は、とうてい55歳とは思えず、私たち若い部下を驚かせたものです。
思えば、私は入社からの10年間、ずっと〇〇部長のご指導のもと仕事に取り組んできました。
右も左もわからなかった私に一から仕事を教え、鍛えてくださったのは〇〇部長です。
特に仕事に対するチャレンジ精神と寛容の心を教わりました。
昨年、全く新規のプロジェクトに部をあげて取り組み、無事に成功させられたのも、〇〇部長の統率力と叱咤激励があったからです。
また、〇〇部長は自分に厳しく、人に優しい方でした。
私が悩んでいる様子を見ると、一緒にビールを飲みながらとことん話を聞いてくださいました。
〇〇部長のアドバイスに何度救われたことでしょう。
〇〇部長を上司に持つ私は、他の同僚からも羨ましがられていました。
部長の下で仕事をさせていただいたこと、感謝いたします。
ご家庭のことも会社でよくお話しされていました。
素敵な奥様とかわいいお子さんの自慢話をされる時の嬉しそうな姿を、独身の私はいつも羨ましく思ったものです。
素晴らしい夫、良き父でもあった部長を亡くされたご家族のお気持ちを思うと、慰めの言葉もございません。
部長、どうぞ安らかにお眠りください。
〇〇〇〇株式会社
〇〇〇〇
親しかった友達へ
(例)長年の親友へ
〇〇、突然の訃報に驚きました。
たった数か月前、一緒にテニスをしたというのに、このようなかたちで再会するなんて未だ信じられません。
〇〇との出会いは中学校のテニス部でした。
ダブルスを組んだことがきっかけで、僕たちはいつの間にか親友になっていました。
暑い日も、寒い日も、厳しい顧問のしごきに耐えながら、テニスに明け暮れましたね。
精神的にも体力的にもタフで頑張り屋だった〇〇は、気弱な僕にいつも発破をかけてくれました。
3年生の最後の試合、二人で勝ち取ったトロフィーは今でも僕にとって一番の宝です。
高校以降はそれぞれの道に進みましたが、正月には必ずテニス部の仲間と集まり、新年会をしていました。
社会人になってからは、仕事の相談をしたり、愚痴を言い合ったり、〇〇はずっと僕にとって最も心を許せる友でした。
いつも明るくポジティブに「大丈夫だって!やってみろよ」と言ってくれる〇〇を頼りにしていました。
二人とも結婚してからは家族ぐるみのつき合いとなり、近々キャンプに行こうと話していたのに、残念でなりません。
もう〇〇と一緒に笑い合うことも、テニスもできないなんて、僕は寂しいよ。
でも、〇〇に恥じないよう、この先の人生をしっかりと歩んでいきます。
このような突然のお別れに、ご家族の図りしれない悲しみを察するに慰めのことばもありません。
しかし、〇〇はずっと僕たちの心の中にいます。
〇〇、ありがとう。そして、さようなら。
〇〇〇〇
まとめ
今回はパターン別に弔辞の例文をご紹介しました。
弔辞は故人様に送る最後のメッセージであると同時に、ご遺族に慰めの気持ちを伝えるものです。
何よりも大切なのは、故人様に対する哀悼の想いを伝えることです。
形式や美辞麗句にとらわれず、自分らしい言葉で綴れば良いでしょう。
ご不明なことやご不安がございましたら、気兼ねなく平安祭典(0120-00-3242)までご相談ください。
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公開日:2022年5月16日
著名人のご葬儀やお別れ会などで弔辞が読まれているシーンをニュースなどで見たことがある方は多いでしょう。
通常の葬儀・告別式では、あまり弔辞を聞いたり読んだりする機会はありませんが、社葬や宗教色のない自由葬などでは、弔辞を依頼される可能性があります。
いざ弔辞を依頼された時の「何をどうしたらよいのだろう…」というお悩みに答えるため、本記事では弔辞の意味や、書き方・読み方についてご紹介します。
弔辞とは?誰が読む?故人様へのお別れの言葉
「弔辞」は「ちょうじ」と読みます。
ちなみに、同音異義語の「弔事(ちょうじ)」は、人が亡くなること、それにまつわるご葬儀など全般を指す言葉です。
ここでは弔辞の意味と、一般的に誰が読むのかを説明します。
弔辞とは故人様へのお別れの言葉
弔辞とは、故人様に贈るお別れの言葉です。
故人様への最後のお手紙のようなもので、葬儀・告別式にて故人様と関係の深かった方が霊前で弔辞を読みます。
ちなみに、弔電とは弔いの気持ちを伝える電報のことです。
弔辞とは異なるものなので、混同しないようご注意ください。
故人様と関係の深かった方が読むもの
通常はご遺族が弔辞を読んで欲しい人へ依頼をします。
弔辞を誰が読むかについて決まりはなく、故人様と特に関係が深かった方に依頼するのが通例です。
プライベートまたは、仕事を通して親しかった方が読むケースが多いでしょう。
たとえば、親友、恩師と生徒の関係だった方、仕事で苦楽を共にした上司や部下、趣味を通して交友のあった方などです。
お孫さんがお手紙として読むこともあります。
弔辞を依頼されたら、特別な事情がない限り引き受けるのが礼儀です。
参列者が自ら「ぜひ弔辞を読ませてほしい」と申し出ることもできますが、時間や進行の都合などで必ずしも読めるとは限りません。
通常の葬儀・告別式で弔辞を読むことは、あまりありませんが、自由葬やお別れ会などであれば1~3名ほど、規模の大きい社葬などの場合は、5名程度になることもあります。
弔辞の書き方と注意点
続いては、弔辞の内容に関する考え方と書式・マナーについて具体的にご紹介します。
弔辞には、「こう書かなければならない」という決まりや定型はありません。
とはいえ、マナーとして気をつけたい点、弔辞の基本とされることを知っておくと安心です。
弔辞の基本とは?構成と盛り込むべき内容
はじめに内容の考え方についてご説明します。
弔辞の基本とされる構成は「出だし」「主題」「結び」です。
・出だし:故人様への呼びかけ、故人様の訃報に接した際の驚きや悲しみの言葉
・主題:故人様とのエピソード、故人様の人柄や功績、故人様に伝えたい約束や決意
・結び:ご遺族へお悔やみの言葉、故人様への最後の言葉
主題には故人様の人柄が伝わるエピソードや感謝の気持ちなど、最も伝えたいことを盛り込みましょう。
過度に感傷的な表現や個人的すぎる話題はなるべく避けたほうが良いとされています。
ご紹介した構成や内容はあくまで参考とお考えください。
故人様との関係を踏まえ、素直な気持ちを自分らしく綴っても良いのです。
弔辞の文字数の目安
弔辞は1人あたり、2~5分間ほどが持ち時間であることが多いです。
人が1分間に話せる文字数はだいたい300文字ほどらしいので、1,000文字ほど(原稿用紙なら2~3枚ほど)を目安に書けば、ちょうど良い長さになるでしょう。
弔辞では「忌み言葉」を使わない
弔辞では「忌み言葉」を使わないのがマナーです。
以下のような忌み言葉を避けて表現を置き換えましょう。
・「重ねる」「くりかえし」の意味を持つ言葉
「まだまだ」「ふたたび」「今一度」「くれぐれも」など
死という不幸が度重なることを避けるという意味からです
・死を直接表現する言葉
「死亡」「死去」など
「逝去」「逝く」「他界する」などに置き換えます
・成仏できないという意味が含まれる言葉
「迷う」「浮かばれない」など
弔辞の文例については、###chouji_reibun###で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
弔辞の書式・たたみ方・包み方
弔辞は、正式には大判の巻紙か奉書紙を用意し、毛筆で薄墨を使って書きます。
毛筆が難しい場合は略式にはなりますが、便箋などにペンで書いても構いません。
弔辞はご遺族が永く手元に保管する場合もあります。
書き損じなどがないよう、一度文面をまとめてから清書をすると良いでしょう。
書き方のルール・注意点
・巻紙の場合は10センチほどの余白を取って書き始める
・奉書の場合は1枚に弔辞が収まるよう、文字量と文字の大きさを調整する
・1行目に「弔辞」と書き、2行目から本文を書く
・最後に日付、肩書、氏名を1行ずつで書く
・書き始めや改行の際も1字下げない
・句読点は打たずに1文字分あける
・包みの表に「弔辞」と書く
たたみ方
・巻紙は文末から10センチ幅で巻き折りにする
・奉書紙は「左から半分に折る」→「三つに屏風折り」→「縦に二つ折り」の手順で折る
包み方
・奉書紙を幅半分に切り、表に「弔辞」と書く
・左が前になるように三つ折りにし、弔辞を書いた紙を包む
弔辞の読み方とマナー
ここからは実際に弔辞を読む時の立ち振る舞いについて確認しましょう。
葬儀・告別式の読経や焼香が一区切りついたタイミングで「弔辞」、その後、弔電紹介という進行が最も一般的です。
※下記の流れはあくまで一例です。
司会者に名前を呼ばれたら、祭壇の前へ進み、ご寺院とご遺族に一礼する
↓
霊前に向き直り、一礼する
↓
弔辞の包みを開いて中身を取り出し、包みをたたんで所定の台や盆に置く
(置く場所がない場合は懐に入れる)
↓
弔辞を左手に持ち、右手を添えて開く
↓
両手で目の高さに捧げ持つようにして弔辞を読む
↓
弔辞を包みに戻し、表書きを霊前へ向けて盆や台に置く
(弔辞をお供えせずそのまま持ち帰ることもある)
↓
霊前に一礼後、ご寺院とご遺族に一礼し、席へ戻る
弔辞は心を込めて、ゆっくりと読みましょう。
故人様だけでなくご遺族に対する慰めの言葉でもありますので、聞き取りやすいよう意識してください。
まとめ
今回は、弔辞の意味、書き方と読み方についてご説明しました。
弔辞は大切な方へのお別れの言葉です。
マナーは守りつつ、自分の言葉で故人様への哀悼や感謝を表現しましょう。
当日の段取りや所作などは事前にしっかり確認しておくと、落ち着いて弔辞を読めるはずです。
弔辞以外にもご葬儀に関する事前相談やお困りごと、ご不安がありましたら、気兼ねなく平安祭典(0120-00-3242)までご相談ください。
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公開日:2022年5月9日
お通夜や葬儀・告別式に参列できない時に送る弔電ですが、メッセージに何を書くべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
書き出しの一言から見当もつかないかもしれません。
弔電には「電報」ならではのルールやマナーがあります。
そこで、弔電の文面でお悩みの方のために、当記事では弔電の文例をケース別にご紹介いたします。
ぜひ弔電を送る際の参考になさってください。
弔電の文字数ってどれくらい?
弔電は「手紙」ではなく、参列できない代わりに弔意を伝える「電報」です。
実際の弔電は、たいてい20~80文字ほどのメッセージで送られています。
葬儀・告別式の前のご遺族は、じっくり長文に目を通せる状況にありません。
定型句を交えながら簡潔にまとめるのが、わかりやすく良い弔電と言えるでしょう。
また弔電は葬儀・告別式の最中に司会者によって読み上げられることがあります。
人が話すスピードは、1分間で約300文字が平均とされています。
葬儀・告別式の時間には限りがあるため、弔電は差出人の肩書や名前なども含め、およそ30秒間で読める150文字程度に収めておきたいところです。
とはいえ故人様との関係性によって、メッセージの内容や長さは少し変わると思います。
会社関係のお付き合いや顔見知り程度なら、シンプルに定型句のみでも失礼にはあたりません。
故人様がお友達の場合やご遺族様と親密なお付き合いがあるなら、少し言葉を加えても良いでしょう。
ちなみに電話で申し込む電報は、文字数によって料金が変わるのが通常です。
課金対象の文字には宛名や差出人名も含まれるのでご注意ください。
対してインターネットで申し込む場合は、文字数で料金が変わることはほとんどありません。
文字数制限については各社さまざまですが、少なくとも200文字以上は記載できるようです。
文字数に加え改行位置などを注意すると、読みやすい弔電になるでしょう。
ケース別の弔電例文集
ここからは、ケース別に弔電の文例をご紹介します。
弔電の文面を考える前には、必ず次の2点を確認しましょう。
① 一般的なご葬儀か、社葬など団体のご葬儀か
② 宗旨・宗派(仏教式・神式・キリスト教式など)は何か
また、どのような弔電でも宛先となる喪主の確認が必要です。
弔電内に故人様の敬称を入れる場合、喪主から見た敬称を使用しますので、故人様と喪主の続柄を必ずご確認ください。
弔電の敬称については、###chouden_toha###の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
弔電によく使われる定番の文例
それではまず、弔電によく使われる文例をケース別に見ていきましょう。
ここでご紹介する文例は仏式のご葬儀・告別式へ送る弔電ですが、宗派が浄土真宗の場合は「冥福」という言葉の入った例文は使いません。
◆ 一般的な文例
ご逝去の報に接し衷心よりお悔やみ申し上げます
ご逝去を悼み心からご冥福をお祈りいたします
在りし日のお姿を偲びつつ心からご冥福をお祈り申し上げます
ご逝去の報に接し心から哀悼の意を表します
安らかにご永眠されますようお祈り申し上げます
ご生前のご厚情を深く感謝すると共に故人のご功績を偲び
心からご冥福をお祈り申しあげます
ご訃報に接し胸がふさがる思いです
今はただご冥福をお祈りするばかりです
ご逝去を悼み心からご冥福をお祈り申しあげます
ご家族の皆様が心を合わせ強く歩んで行かれますよう祈っております
●●様のご逝去の報に接し悲しみにたえません
ご遺族様のお嘆きもいかばかりかと拝察いたします
心からご冥福をお祈り申し上げます
悲報に接し痛惜の念でいっぱいです
大切な方とお別れをするご家族皆様のご心痛をお察しいたします
今はただご冥福を祈るばかりです
突然の悲報に接し悲しみにたえません
ご家族皆様方のお嘆きもいかばかりでございましょう
在りし日を偲び心からご冥福をお祈りいたします
●●様がお亡くなりになられた悲しみは
ご家族の皆様にとりまして計りしれないものとお察しいたします
お力落としをお慰めするすべもありませんが心からお悔やみ申し上げます
突然の悲報に接し誠に痛惜の念でいっぱいです
皆様がお気持ちを強く持てますよう心から願うと共に
●●様のご冥福をお祈りいたします
突然の悲報に接し言葉を失っております
遺されたご家族のご心情をお察しし
すぐに駆けつけたい気持ちでいっぱいですが
遙かなる地よりご冥福をお祈りいたします
◆ ご尊父(お父様)が亡くなった場合の文例
ご尊父様のご逝去の報に接し衷心よりお悔やみ申し上げます
ご尊父様のご逝去を悼み謹んでお悔やみ申し上げます
ご尊父様のご功績を偲び心からご冥福をお祈り申し上げます
ご逝去の報に接し謹んで哀悼の意を表します
ご尊父様にはひとかたならぬお世話になりました
ご冥福をお祈りいたします
ご尊父様のご訃報に接し愛惜の念にたえません
弔問かなわぬ非礼をお詫びし謹んでお悔やみ申し上げます
在りし日の姿を偲び心から哀悼の意を表します
ご尊父様からは幾多のご厚情をうけながら
ご恩返しもできず痛惜の念もひとしおです
ご冥福をお祈りいたします
療養中と聞いておりましたが
皆様のご看病の甲斐なく本当に残念なことです
どうかお力落としなさいませんように
ご冥福をお祈りいたします
お父様のご逝去を悼み心よりお悔やみ申し上げます
大事な方にお別れするご家族のお悲しみを察しますと
お慰めの言葉もございません
ただご冥福をお祈りするばかりです
●●様の悲報に接し謹んでお悔やみ申し上げます
ご家族の皆様が心を合わせ
悲しみを乗りこえられますようお祈りいたします
●●様のご逝去を衷心よりお悔やみ申し上げます
遺されましたご家族の皆様のご心痛をお察し申し上げますと共に
心からご冥福をお祈り申し上げます
◆ ご母堂(お母様)が亡くなった場合の文例
ご母堂様のご逝去を悼み衷心よりお悔やみ申し上げます
ご母堂様のご逝去を悼みつつ心からご冥福をお祈りいたします
ご母堂様のご逝去を悼み
謹んでお悔やみ申しあげますと共に
心からご冥福をお祈りいたします
お母様のご逝去に哀悼の意を表します
いつも明るい方でした
面影を胸に刻みつつご冥福をお祈りいたします
ご母堂様のご逝去を謹んでお悔やみ申し上げます
皆様のお悲しみをお察しすると
お慰めの言葉もありません
心よりご冥福をお祈り申し上げます
ご母堂様のご訃報に接し愛惜の念にたえません
弔問かなわぬ非礼をお詫びし
謹んでお悔やみ申し上げます
お母様のご逝去を悼み謹んでお悔やみ申し上げます
お優しかったお顔を思い出しまだ信じられずにおります
今はただご冥福をお祈りいたします
突然の悲報に接しご家族の心痛を思うと胸がふさがる思いです
一日も早くお元気になられますように願いつつお母様のご冥福をお祈り申し上げます
お母様とはよきお付き合いをさせていただきましたから
突然の悲報に涙するばかりです
心からご冥福をお祈り申し上げます
◆ ご子息(息子様)が亡くなった場合の文例
ご子息様のご逝去の報に接し謹んでお悔やみ申し上げます
ご子息様の訃報に接し心よりお悔やみ申し上げます
在りし日のお姿を偲びつつご冥福をお祈りいたします
ご子息様のご逝去を悼み
ご両親様のお嘆きをお察し申し上げますとともに
心よりお悔やみ申し上げます
ご子息様の突然の悲報に接し
ご家族様のご心情いかばかりかとお察しいたします
謹んでお悔やみ申し上げます
ご子息様の突然の悲報に接し驚いております
ご家族の皆様のご心情をお察しし
すぐにもお慰めに飛んでまいりたい気持ちですが
遥かな地よりご冥福をお祈りいたします
ご令息様の突然の悲報に接し
驚きと悲しみに包まれております
あまりに早すぎる旅立ちに
ご家族皆様の深い悲しみをお察し申し上げます
心からご冥福をお祈りいたします
ご子息様がお亡くなりになられたお辛さは
計り知れないものとお察しいたします
一日も早く悲しみの中から立ち直られますように
祈念しております
心からお悔やみ申し上げます
ご令息様の突然の悲報に
ご両親様のお嘆きいかばかりかと拝察申し上げます
在りし日の輝く笑顔を偲び心よりお悔やみ申し上げます
ご令息様の急逝の報に接し悲しみにたえません
前途洋々たる時に突然他界され
ご両親様のお悲しみご無念のお気持ちは
いかばかりかとお察しいたします
謹んでお悔やみ申し上げます
ご子息様のご逝去に深く哀悼の意を表します
精悍なご子息の姿を思い出しますと胸が痛みます
ご家族の皆様のお悲しみはいかばかりかとお察しいたします
謹んでお悔やみ申し上げます
◆ ご令嬢(お嬢様)が亡くなった場合の文例
ご令嬢様のご逝去の報に接し謹んでお悔やみ申し上げます
ご令嬢様の訃報に接し心よりお悔やみ申し上げます
在りし日のお姿を偲びつつご冥福をお祈りいたします
ご令嬢様のご逝去を悼み
ご両親様のお嘆きをお察し申し上げますとともに心よりお悔やみ申し上げます
ご令嬢様の突然の悲報に接し
ご家族様のご心情いかばかりかとお察しいたします
謹んでお悔やみ申し上げます
ご令嬢様の突然の悲報に接し驚いております
ご家族の皆様のご心情をお察しし
すぐにもお慰めに飛んでまいりたい気持ちですが
遥かな地よりご冥福をお祈りいたします
ご令嬢様の突然の悲報に接し驚きと悲しみに包まれております
あまりに早すぎる旅立ちにご家族皆様の深い悲しみをお察しいたします
謹んでお悔やみ申し上げますとともに心からご冥福をお祈りいたします
ご令嬢様がお亡くなりになられたお辛さは
計り知れないものとお察しいたします
一日も早く悲しみの中から立ち直られますように祈念しております
心からお悔やみ申し上げます
ご令嬢様の突然の悲報に
ご両親様のお嘆きいかばかりかと拝察申し上げます
在りし日の美しいお姿を偲び心よりお悔やみ申し上げます
ご令嬢様の急逝の報に接し驚いております
これからのご活躍を楽しみにしておりましたのに
ご両親様のお悲しみご無念のお気持ちは
いかばかりかとお察し申し上げます
謹んでお悔やみ申し上げます
お嬢様のあまりにも若きご他界に
驚きと悲しみに包まれております
ご両親のお気持ちを思うと胸が痛みます
生前のお美しき姿を偲びつつ
心よりお悔やみ申し上げます
可憐なお嬢様の笑顔を忘れる事は出来ません
これからと言う時に先立たれた
ご両親様のお悲しみはいかばかりかとお察しいたします
謹んでお悔やみ申し上げます
◆ 若い方が亡くなった場合の文例
会いたいと思っておりましたのに
こんな突然のお別れになってしまい
驚きと悲しみに包まれております
心よりご冥福をお祈りいたします
突然の悲報に接しただ驚くばかりです
もうあの笑顔にお会いできないのかと思うと悲しくてなりません
在りし日の●●様のお姿を偲び心からご冥福をお祈りいたします
突然の悲報にただ驚くばかりです
●●様の優しい笑顔はいつも私に元気をくれました
在りし日のお姿を偲び心からご冥福をお祈りいたします
ご逝去の報を受け
驚きとともにお元気だったころの
笑い声を思い出しています
まだ語り合いたいことがたくさんあったのにと
痛惜の念でいっぱいです
心からご冥福をお祈りいたします
突然の悲報に接し
運命の過酷さを思わずにはいられません
●●様の在りし日のお姿を偲び
心よりご冥福をお祈りいたします
●●様ご逝去の報を受け胸がふさがる思いです
すぐに駆けつけたい気持ちでいっぱいですが
遙かなる地よりご冥福をお祈りいたします
突然の非報に茫然といたしました
働き盛りのお元気だった●●様の面影が目に浮かびます
将来をとても期待されていた方でしたのに本当に残念でなりません
心からご冥福をお祈りいたします
◆ 会社から弔電を送る場合の文例
●●様の悲報に接し謹んでお悔やみ申し上げます
ご生前の笑顔ばかりが目に浮かびます
どうぞ安らかな旅立ちでありますよう
心からお祈りいたします
ご逝去を悼み
故人のご功績をたたえ
心から哀悼の意を表します
貴社社長様のご逝去の報に接し
衷心より哀悼の意を表します
貴社社長様のご訃報に接し
ご生前のご功績を偲び
衷心より哀悼の意を表します
貴社社長様のご生前のご功績を偲び
心からご冥福をお祈り申し上げます
貴社社長様のご訃報に接し
当社社員一同謹んで哀悼の意を表します
ご遺族の皆様ならびに社員のご一同様に
心からお悔やみ申し上げます
●●社長様のご逝去の報に接し哀惜の念にたえません
優しい笑顔共に過ごした思い出等 在りし日の思い出は尽きません
遠くから手を合わせ安らかにご永眠されますようお祈りしております
社長様の在りし日のお姿を偲び
心からお悔やみ申し上げます
当社社員一同ご冥福をお祈り申し上げます
会長様の在りし日のお姿を偲びつつ
心からお悔やみ申し上げます
ご回復を祈願しておりましたが残念でなりません
謹んでご冥福をお祈りいたします
突然の訃報 驚きと悲しみでいっぱいです
幾多のご厚情を思えばすぐにでも最後のお別れに
駆けつけなければならないのですが参列できず残念です
衷心よりご冥福をお祈り申しあげます
神式やキリスト教式のご葬儀に弔電を送る
葬儀・告別式が神式やキリスト教式で行なわれるなら、仏教用語は避けましょう。
「成仏」「供養」「合掌」「冥福」「往生」「ご愁傷様」などがそれにあたります。
◆ 神式の文例
御霊のご平安をお祈りいたします
御霊の安らかな眠りをお祈り申し上げます
ご訃報に接し胸がふさがる思いです
御霊の安らかな眠りをお祈りいたします
ご逝去の報に接し心から哀悼の意を表します
安らかにご永眠されますようお祈り申し上げます
在りし日のお姿を偲びつつ御霊の安らかな眠りを心よりお祈りいたします
ご生前のご厚誼を深く感謝するとともに
故人のご功績を偲び
御霊の平安をお祈り申し上げます
ご逝去の報を受け痛惜の念でいっぱいです
弔問かなわぬ非礼をお詫びし謹んでお悔み申し上げます
●●様ご逝去の報に接し悲しみにたえません
ご遺族様のお嘆きもいかばかりかと拝察いたします
御霊の平安を心からお祈り申し上げます
ご逝去を悼み心からお悔やみ申し上げます
皆様がお気持ちを強く持てますよう心から願うと共に
●●様の御霊の平安をお祈りいたします
突然の訃報に接し胸がふさがる思いです
ご家族のお嘆きも計りしれないものとお察しします
お力落としをお慰めするすべもありませんが心よりお悔み申し上げます
◆ キリスト教式の文例
神の御許へ召された●●様が
安らかな眠りにつかれますよう
心からお祈り申し上げます
神様の御許へ召された●●様を偲び心から哀悼の意を表します
●●様が主の御許で安らかに憩われますよう心よりお祈り申し上げます
●●様の訃報を知り心より哀悼の意を表します
ご家族の皆様の上に主のお慰めと励ましがありますようお祈りいたします
●●様と出会えたことを神に感謝いたします
安らかな旅立ちでありますよう心よりお祈り申し上げます
●●様の悲報に接し驚いています
これからは神様のおそばで安らかに過ごされますよう
心よりお祈り申し上げます
●●様の訃報を知り哀しみに堪えません
今は全ての重荷を下ろし
主のもとで憩われていらっしゃることでしょう
ご家族の皆様に主の慰めが
豊かに注がれますようにお祈り申し上げます
地上での働きを終え天に召されました●●様に
安らかな憩いがありますよう
ご家族の上に主の慰めが注がれますよう
お祈り申し上げます
隣人を愛し神様を愛し
聖書の教えを忠実に守って歩まれた
●●様の生涯に思いを馳せつつ
主の御許で安らかに過ごされんことを
お祈りいたしております
地上においてなすべき使命を終えて
主のもとへと召された●●様
主キリストの葡萄の木に繋がれ
永遠のいのちを与えられますよう
そして主の愛が豊かに降り注がれますよう
お祈りいたします
主の戒めを忠実に守り世の塩となり
燭台の灯りとなって正しき行いを示し続けた
●●様の歩みに感謝いたしております
ご家族皆様の上に
主イエス様のお慰めと励ましがありますよう
お祈りいたします
まとめ
当記事では、弔電の文例をケース別にご紹介しました。
以下の点に気を付けて、ふさわしいメッセージを送りましょう。
・正しい敬称で
・長くなり過ぎず簡潔に
・宗旨・宗派にあわせて
文面をどうすべきかわからない場合、文例をそのまま引用しても失礼にはあたらないので、適切なものを選んで送ると良いでしょう。
文例に生前のエピソードを添えると、ご遺族とも想い出を共有できます。
弔事には日常にないルールやマナーもあり、誰しも戸惑うことが多いものです。
お困りごとやご不安があれば、気兼ねなく平安祭典(0120-00-3242)までご相談ください。
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公開日:2022年5月2日
大切な方のお通夜や葬儀・告別式に参列できない時、弔電を送ります。
よく知られる慣例のひとつですが、実際に弔電を手配されたことのある方は、意外に多くないかもしれません。
弔電は頻繁に送るものではないですし、いざ手配するとなると、ルールやマナーが気になることでしょう。
そこで、当記事では弔電について詳しく解説いたします。
弔電とは?弔電を送るのはいつ?
それではまず、弔電の意味や送り方をご説明します。
弔電とはどのようなものか、いつ、どのように送るのかなどをご確認ください。
葬儀・告別式に参列できない時に送る電報
弔電とは、弔いの気持ちを伝える電報です。
大切な方の訃報に際し、お通夜や葬儀・告別式に参列できない場合、葬儀・告別式を執り行なう会館などへ届けます。
遠方であったり仕事の都合がつかなかったり、またコロナ禍以降は、参列に制限があるケースも増えました。
弔電はそういった場合にも、迅速かつ確実にお気持ちを伝えることができます。
弔電の送り方
弔電の手配方法には、電話とインターネットの2つがあります。
ひと昔前は、電報といえば電話をかけて手配するものでした。
近年でも電話での申し込みは可能ですが、より使いやすいインターネットを使われる方が多いでしょう。
「弔電」で検索すれば、たくさんのサービスが出てきます。
さらに、そうしたサービスの他にも、ご葬儀を執り行なう会館に直接弔電を注文できることも多くなりました。
たとえば、平安祭典で採用しているサービスに「つなぐシステム」というものがあります。
使い方は簡単で、ご葬儀の打ち合わせ後すぐに、当社従業員が故人様のご葬儀情報を記した専用の「訃報のご案内ページ」を作成します。
喪主は、そのURLをメールやLINEなどのSNSで親族や故人様と親しかった人に送ると、受け取った側は、URLをクリックするだけで、喪主、通夜や葬儀の時間、場所など、必要な情報の確認が可能です。
さらに「訃報のご案内ページ」から簡単に1通1,000円で弔電を送ることができ、弔電とあわせて、供花・供物などを贈ることもできるサービスです。
また、その際に弔電の例文を見ることができるのも利用者にとってメリットです。
送った弔電は、ご葬儀を執り行なう葬儀社が受け取り、印刷などを行ない、喪主へと手渡されます。
なお、弔辞と混同されてしまうことがありますが、弔辞は故人様へ贈るお別れの言葉です。
一般的に葬儀・告別式などの際、故人様と親交の深かった方がご遺族に依頼されて読み上げるもので、弔電とは異なります。
葬儀・告別式に間に合うように送る
弔電を送るタイミングですが、遅くとも葬儀・告別式開始の数時間前までに届くよう手配しましょう。
さらにいうと、お通夜までに届くのがベストです。
一般的に弔電は、葬儀・告別式の際、司会者によってメッセージと差出人名が紹介されます。
弔電が届いたら喪主やご遺族は事前に内容を確認し、読む順番を決める必要があるため、弔電を送る際は、速やかに手配することをおすすめします。
お届けがご葬儀に間に合わない場合や、訃報を知った時にはすでに葬儀・告別式が終わっていたということもあるかもしれません。
そういった場合は、後日、ご遺族へご連絡した上で、ご自宅へ御香典を持参し手を合わせたり、お悔やみの手紙とともに御香典を現金書留でご自宅へお送りしたりなど、別の方法で弔意を表すと良いでしょう。
宛名と差出人についての注意点
弔電の宛名は喪主の名前とします。
たとえ喪主と面識がなくても、ご遺族と親しい間柄であっても、弔電の宛名には喪主の名前をフルネームで記載しましょう。
喪主の名前がわからない場合は、「〇〇家 ご遺族様」または「故〇〇〇様 ご遺族様」とすると良いでしょう。
※企業や団体が主催するご葬儀であれば、葬儀主催者や責任者、部署名などになります。
一方の差出人名は、故人様と直接のお知り合いの場合は、故人様と差出人との関係がご遺族にわかるように記載しましょう。
仕事関係であれば会社名や団体名を、学生時代の同窓であれば大学名と卒業年度などを併記するとわかりやすいです。
故人様と直接の面識がない場合(同僚のお父様が亡くなられて喪主は同僚のお兄様など)は、連絡のつくご遺族に弔電送付の旨をお伝えしておくと良いでしょう。
また連名で送る場合は、役職や年齢などの上から順に名前を記載します。
人数が多い場合は〇〇一同、とすると良いでしょう。
弔電で使ってはいけない言葉
弔電の文面には、忌み言葉をはじめとした不適切な言葉があります。
日常的に使う語句も多いので、うっかり使うことがないよう弔電の最終確認の際に、必ず見直しましょう。
・忌み言葉
重ね重ね、益々、しばしば、またまた、いよいよ、いろいろ、わざわざ、次々、くれぐれ、皆々様、再び、再三、再三再四、繰り返す、続いて、なおまた、追って…など
・不吉を連想させる言葉
消える、大変、落ちる、とんでもない、数字の四(死)や九(苦)…など
・直接的な表現は避け、婉曲表現に言い換える
死亡→逝去、生存中→生前、急死→突然の事…など
また宗旨・宗派によっても忌み言葉は変わります。
ご葬儀がどの宗旨で行なわれるかわからない場合、宗旨に由来する言葉は使わない方が良いでしょう。
具体的な例を挙げると、仏式全体で避けたい言葉は、「迷う」「浮かばれない」などです。
また浄土真宗では、冥福という言葉は使わないようにします。
神式やキリスト教式であれば、仏式ならではの用語を使わないようにしましょう。
「成仏」「供養」「合掌」「仏」「冥福」「往生」「ご愁傷様」などがそれに当たります。
さらにキリスト教では、「死」は悲しむべき終わりでなく永遠の命の始まりと捉えますので、「お悔み」などの文面は避けたいところです。
弔電の敬称に関する注意点
弔電では、日常生活ではあまり耳にしない敬称が使われることがあります。
「ご尊父様」「ご母堂様」などがその例です。
プライベートのお付き合いやご親戚への弔電の場合は「お父様」や「お母様」でも構わないと思いますが、会社関係や目上の方、少しお付き合いの遠い方へは最上級の敬称を使う方が良いでしょう。
また先ほども触れましたが、原則として弔電の宛名(受取人)は喪主です。
故人様や喪主と面識がなく、その他ご遺族の関係者として弔電を送る場合も宛名は喪主とし、故人様の敬称も喪主から見たものに合わせましょう。
たとえば会社の同僚のお母様が亡くなられた場合、文中に「ご母堂様」と書きたくなるかもしれません。
ですが喪主が同僚のお父様の場合は、文中は喪主から見た敬称の「ご令室」「奥様」という言葉を使用しましょう。
ちなみに、喪主(受取人)と故人様の関係ごとの敬称は以下のようになります。
父 → ご尊父様(ごそんぷさま)、お父様、お父上様
母 → ご母堂様(ごぼどうさま)、お母様、お母上様
夫 → ご主人様、旦那様、ご夫君様(ごふくんさま)
妻 → ご令室様(ごれいしつさま)、ご令閨様(ごれいけいさま)、奥様、奥方様
祖父→ ご祖父様(ごそぼさま)、御祖父様(おじいさま)、祖父君(おじぎみ)
祖母→ ご祖母様(ごそぼさま)、御祖母様(おばあさま)、祖母君(おばぎみ)
兄 → ご令兄様(ごれいけいさま)、兄上様、お兄様
弟 → ご令弟様(ごれいていさま)、弟様
姉 → ご令姉様(ごれいしさま)、姉上様、お姉様
妹 → ご令妹様(ごれいまいさま)、妹様
息子→ ご令息様(ごれいそくさま)、ご子息様(ごしそくさま)
娘 → ご令嬢様(ごれいじょうさま)、ご息女様(ごそくじょさま)、お嬢様
弔電の文例については、###chouden_bunrei###で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
弔電は参列できないご自身の代わりとしてお気持ちを表すものです。
ご遺族にとって弔電をいただくのは、慰めのひとつにもなります。
たとえ直接会って励ましの言葉をかけられなくとも、悲しみの中にあるご遺族・ご親族の心に寄り添ってくれるでしょう。
お困りごとやご不安がありましたら、気兼ねなく平安祭典(0120-00-3242)までご相談ください。
少しでもご遺族に弔意を表すお手伝いをさせていただければと思います。
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