へいあんオフィシャルブログ メモリアル・ノート
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マナー・知識

仕上げ料理とは?料理の内容・マナー・費用相場をまとめて解説

仕上げ料理のイメージ

公開日:2023年9月4日

今回はご葬儀の際にふるまう「仕上げ料理」を取り上げます。
これから仕上げ料理を手配するにあたり「料理の内容は?」「費用はどのくらい?」といった疑問をお持ちの方は、ぜひ参考としてお読みください。

 

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ご葬儀でお世話になった方にふるまう料理

仕上げ料理

仕上げ料理とは、ご葬儀の際、お世話になった方(ご寺院、友人や知人などの参列者、会社関係や地域の方など)にお礼と労いの意を込めてふるまう料理であり、故人様を偲んで行なう会食の際に用意されるものです。
しかし、ご葬儀の様式の変化や社会情勢の影響もあり、会食はご家族のみで行なうケースが多くなりました。

仕上げ料理は、精進落とし精進揚げ(精進上げ)と呼ばれることもあります。
精進落としや精進揚げという言葉は、もともとは忌明けの際に精進料理の期間を終えて、日常の食事に戻る節目の会食を意味しました。
しかし、最近ではご葬儀の際にふるまう料理を指すことが一般的になっており、仕上げ料理と同じ意味として使用されることが多いです。

仕上げ料理をふるまうタイミングは、ご葬儀後、火葬後、初七日法要後などさまざまですが、火葬後のお骨あげまでの間に召し上がることが最も多いようです。
 

仕上げ料理の内容・値段について

仕上げ料理には、仕出し料理(別の場所で調理し、食事会場へ運ぶ料理)を手配することが一般的です。
ここからは、仕上げ料理の内容、値段の相場についてご紹介します。

料理内容のメニューは幅広い

仕上げ料理は、本来、仏教のしきたりにより、ご遺族が喪に服している期間は「仏門に精進する」という観点から殺生を禁じる教えのもと、肉や魚、酒を避けた精進料理が基本でした。
しかし、近年そのしきたりは薄れており、お寿司や懐石料理などの定番から、洋風、中華風まで幅広いメニューが用意されています
平安祭典でも肉・魚や使った仕上げ料理やお子様メニューを扱っており、会館によって専用の特別メニューなどもあります。
 

仕上げ料理の値段の相場は?

仕上げ料理は弁当や懐石料理などを個別に人数分用意することが一般的で、値段の相場は4,000円~6,000円程度です。
葬儀社や仕出し料理屋では、さまざまな金額の料理が用意されており、予算に合わせて選択できます。
※平安祭典でも3,000円~10,000円と幅広い金額で多彩なメニューをご用意しています。

近年は料理に力を入れる葬儀社も増えているため、バラエティ豊かなメニューの中から、ご遺族のこだわりや参列者の年齢・好みなどに合わせて料理を選んでも良いでしょう。

葬儀社で仕上げ料理を頼んだ場合は、その場で飲み物も用意されており、飲食店のように注文できることが一般的です。
一方、ご自身で仕出し料理を手配された場合は、飲み物も招待者の人数や年齢に合わせ、種類や量を考えて注文する必要があります。
わからないことや不安な点は、葬儀社に相談すると安心でしょう。
 

仕上げ料理をふるまう際の流れ

会席

仕上げ料理の会食は一般的に以下のような流れで行ないます。

喪主挨拶

献杯

会食

喪主挨拶

会食時間は1時間〜2時間ほどが目安で、頃合いをみて喪主が手短な挨拶をして会食を終えます。
ただ、先にも述べたように近年はご家族だけでの会食も増えており、その場合は挨拶を省くことも多いようです。
 

喪主はどのような挨拶をすれば良い?

開会の喪主挨拶では、参列者へのお礼の言葉と、ご葬儀を無事に終えた報告を述べます。
閉会の挨拶では、改めて感謝の気持ちと参列者の健康を気遣う言葉を述べ、納骨やご法要のスケジュールが決まっていれば伝えましょう。

開会の喪主挨拶の例

本日はお忙しい中、〇〇の葬儀・告別式にお集まりいただきまして、ありがとうございました。
皆様のお力添えのおかげで、無事に葬儀・告別式を終えることができました。
ささやかではございますが、お膳を用意しておりますのでお時間の許す限りゆっくりお召し上がりください。
本日は誠にありがとうございました。

閉会の喪主挨拶の例

本日は最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
名残惜しいですが、このあたりでお開きとさせていただきます。
今後とも故人の生前と変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。


仕上げ料理以外の喪主の挨拶については『【喪主の挨拶】内容や禁句について例文を使って紹介!』を参考になさってください。
 

仕上げ料理に関するマナー

続いては、仕上げ料理をふるまう側、ふるまわれる側、それぞれが注意すべきマナーについて解説します。

仕上げ料理をふるまう側のマナー

喪主(ご遺族)は、以下のことに注意しましょう。

・会食の席次に配慮する
最上席にご寺院、世話役や会社関係者、友人・知人、ご親族と続き、ご家族は末席に着きます。
喪主は参列者に気を配ったり動き回ったりしやすいよう、入口に近い席に座りましょう。ただし、ご家族のみの会食の場合は席次を気にしないことも多いようです。

・退席者に挨拶をする
会食の途中で帰る方がいらっしゃる場合、喪主は挨拶に行きお礼の言葉を述べ、供養品(返礼品)などをお渡しします。

・ご寺院が会食を辞退された場合は御膳料をお渡しする
ご寺院が同席されない場合は、「御膳料」をお包みすることが一般的です。
御膳料の相場は5,000円~10,000円程度です。
併せて「御車料」と供養品(返礼品)もお渡しましょう。
 

仕上げ料理をふるまわれる側のマナー

仕上げ料理の会食に参加する際は、以下のことに注意してください。

・献杯が終わるまでは料理に手をつけない

・献杯は杯を軽く持ち上げるだけ(杯を合わせない)

・勧められてから箸をつける

・お酒を飲みすぎない、寛ぎすぎない

・故人様の死因に直結する話題は避ける(想い出話をするのは良い)
 

まとめ

持ち帰り弁当

今回は、ご葬儀の際にふるまう仕上げ料理について解説しました。

仕上げ料理は、関係者へのお礼や労いの意を表し、故人様を偲ぶ場としてとても大切なものです。
本記事を参考に、納得のいくご供養としていただければ幸いです。

平安祭典では、ご葬儀・ご供養に関する各種ご相談を承っています。
神戸・阪神間でお困りごとがございましたら、平安祭典(0120-00-3242)まで気兼ねなくご相談ください。