【喪主の挨拶】内容や禁句について例文を使って紹介!
公開日:2021年9月20日
ご葬儀において喪主の役割は非常に重要です。
やることも多く、不慣れなことも多い中、喪主の挨拶を何もないところから考えるとなると負担は大きいでしょう。
今回は喪主の挨拶について、例文も含めてご紹介します。
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喪主とは?誰がやる?
喪主の役割は、ご遺族代表として、ご葬儀を取りまとめることです。
葬儀社や聖職者との打ち合わせや、ご遺族を代表して参列者に挨拶をするなど、やるべきことは多岐にわたります。
喪主には「誰がやる」という明確なルールはありませんが、基本的には配偶者(夫・妻)や子供(息子・娘)が務められることが多いです。
故人様に配偶者や子供がいない場合、故人様の兄弟が務められることもあります。
喪主の挨拶
喪主は通夜、告別式や初七日法要後または仕上げ料理の開始前などに挨拶を行ないます。
挨拶の内容としては
・ 参列していただいたことのお礼
・ 故人様が生前お世話になったことのお礼
・ 故人様の生前の様子
・ 故人様の人柄
・ 今後のお願い
などがありますが、無理してオリジナルな内容を考える必要はありません。
挨拶を考える上で注意すべきポイントもいくつかありますので、ご紹介します。
挨拶のポイントと禁句
喪主の挨拶を考える上で、押さえておきたいポイントや禁句がいくつかあります。
・ 感謝の気持ちをしっかりと伝える
・ 忌み言葉を使用しない
・ 長々とした挨拶をしない
先にも少し述べましたが、まずは参列していただいた方にしっかりと感謝の気持ちを述べることが大切です。
「○○(故人様)もさぞかし喜んでいることでしょう」というような表現を入れても良いでしょう。
また、「重ね重ね」や「ますます」のような「重ね言葉」や、不幸を連想させる「忌み言葉」は使用しないように気を付けてください。
以上を踏まえて、1分から3分ほどの長さに収めることができれば良いでしょう。
喪主の挨拶の例文
それでは具体的にどういった挨拶をすれば良いか、例文をご紹介します。
● 通夜での喪主挨拶 例文
本日は お忙しいなか(故人様)の通夜に
お越しいただき 心からお礼申し上げます
皆様からのご厚意に 遺族一同 深く感謝いたしております
(故人様)もお集まりいただきました皆様に
温かく見守られ 喜んでいることと思います
ささやかではございますが 別室に粗茶を用意して
おりますので召し上がりながら
(故人様)の思い出など お聞かせください
なお 明日の葬儀・告別式は○○時からでございます
これからも 生前の(故人様)同様 温かい
ご指導 ご厚誼をたまわりますよう
よろしくお願い申し上げます
本日は ご弔問 まことにありがとうございました
● 告別式での喪主挨拶 例文
遺族を代表して挨拶申し上げます
本日は お忙しいなか また遠路にもかかわらず
(故人様)の告別式にご臨席 ご焼香をたまわり
心からお礼申し上げます
(故人様)は○○歳でこの世を去りました
生前は皆様からひとかたならぬ ご厚情をいただき
遺族一同 深く感謝深く感謝いたしております
これからも 生前の(故人様)同様 温かい
ご指導 ご厚誼をたまわりますよう
よろしくお願い申し上げます
本日は ご会葬 まことにありがとうございました
また、親族ばかりで通夜・告別式で挨拶をされない場合でも、最低限、仕上げ料理の前には挨拶をしましょう。
● 仕上げ料理前の挨拶 例文
本日はお忙しい中 ○○の葬儀・告別式にお集まりいただきまして
ありがとうございました
皆様のお力添えのおかげで 無事に葬儀・告別式を終える事ができました
ささやかではございますが お膳を用意しておりますので
どうぞお召し上がりください
本日は誠にありがとうございました
以上3つの例文をご紹介しましたが、故人様のエピソードなどを盛り込んでみても良いかもしれませんね。
まとめ
ご葬儀において、喪主は非常に重要な役目で、ご葬儀に関する様々なやり取りをする必要があります。
その中でも、通夜や告別式で行なう「喪主の挨拶」は、負担の大きいことの1つでしょう。
今回は喪主の挨拶をする際に、注意すべきポイントや挨拶の例文をご紹介しました。
参考にしていただければ幸いです。
喪主については『喪主の決め方・役割・挨拶などやるべきことを解説』でもご紹介しています。
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