へいあんオフィシャルブログ メモリアル・ノート
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喪主の決め方・役割・挨拶などやるべきことを解説

喪主の役割

公開日:2021年9月13日

ご葬儀の際、ご葬儀を取り仕切る立場にあるのが「喪主(もしゅ)」です。
今回は、喪主の決め方、喪主の役割やしなければならないこと、喪主の挨拶などについてご説明します。

 

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喪主の決め方

故人様の配偶者、子供

喪主の選定は、ご葬儀の段取りを決める前に行ないます。
かつては、法律上の相続人や男性が優先とされていましたが、現在では、故人様に最も縁の深い方を選ぶ傾向にあります。

一般的には、故人様の配偶者、子供といった順番で決めていきますが、喪主の選定にこれといった決まりはありません
誰もが喪主になることができ、また、1人ではなく複数人でも問題はありません。

故人様の配偶者がご高齢である場合など、それぞれの事情に合わせて決めていきましょう。血縁者がいない場合は、ご友人が務めることもあります。

仮に、遺言書などで故人様が喪主を指名されている際は、状況の許す限り故人様の意思を尊重したいものです。

 

喪主の役割

喪主リボン

喪主は、ご遺族の代表となり、ご葬儀全般の責任を負う重要な立場です。
通夜、葬儀・告別式などで、故人様に代わって弔問を受ける役割を担い、様々な場面で挨拶を行ないます。

ご葬儀の準備段階からするべきことが多く、葬儀社や聖職者との打ち合わせを始め、ご葬儀の重要事項を喪主が中心となって決定します。

ご葬儀当日は、弔問者、会葬者の対応が主な役目ですが、お金の管理などを担うこともあります。

 

「喪主」と「施主」の違い施主と喪主の違い

ご葬儀では、「喪主」とは別に「施主(せしゅ)」という役目があります。

「喪主」は「喪に服する主」として、ご遺族を代表して故人様を弔う役割があります。
一方、「施主」は「布施する主」、つまり、葬儀にかかる費用を負担する出資者という意味があります。

昔のご葬儀では、喪主やご遺族は喪に服し、施主が葬儀全体を取り仕切っていました。
現代のご葬儀では、喪主と施主は兼任することがほとんどとなっています(ただし、社葬の場合は、ご遺族が喪主、企業が施主となり、代表者として「葬儀委員長」を立てるケースなどがあります)。

 

喪主がやるべきこと

喪主がしなければならないこと

喪主が決めなければならない、やるべきことは、以下のような内容です。

 ・ 葬儀の日取りの決定
 ・ 訃報を知らせる範囲を決め、実際に連絡する
 ・ 香典は受けるか、受けないかを決める
 ・ どのような祭壇、飾りにするか
 ・ おもてなしの食事の数、内容
 ・ 供花、弔電などの確認
 ・ 弔問、会葬者への挨拶
 ・ 聖職者への挨拶、今後の法要の打ち合わせ など

ご葬儀を行なうにあたり、喪主は短期間で次々と重要な判断を迫られます。
ご葬儀後にも、様々な手続きや法要の準備などもしなければいけません。
大切な方を亡くされて間もない時に、慣れないご葬儀を取り仕切るのはご苦労も多いことでしょう。

ご葬儀に関する最終的な決定や、弔問者、会葬者の対応は喪主が中心となって行ないますが、喪主が全て一人で行なうものではありません。

もちろん、不安な点は、葬儀社にご相談いただければサポートいたしますので、葬儀のプロに安心してお任せください。

 

参列者へのご挨拶

喪主挨拶

参列者へのご挨拶は、喪主にとって大切な役割の一つです。
生前、故人様がお世話になったこと、またご臨席いただいたことに対し、心をこめて感謝の気持ちを伝えましょう。

ご挨拶のタイミングは、地域、宗旨・宗派によって異なる場合もありますが、主に以下の3つの場面で行なわれます。

 ・ 通夜終了時
 ・ 葬儀・告別式終了時
 ・ 初七日法要後または仕上げ料理の開始前 

他にも、通夜ぶるまいの際や聖職者への挨拶など、その折々のご挨拶も必要です。

通夜、葬儀・告別式のいずれかにしか参列できない方もいらっしゃいますので、同じ挨拶内容でも問題はありません。

ただ、ご親族のみ参列される家族葬の様に、両日同じ参列者となる場合は少し内容を変える、もしくは通夜時の挨拶を短めにするなどして調整すると良いでしょう。

喪主の挨拶については『【喪主の挨拶】内容や禁句について例文を使って紹介!』で詳しくご説明しております。

 

忌み言葉と禁句忌み言葉と不吉な言葉

ご葬儀の挨拶文として用いるには、不適切な禁句があるので注意が必要です。
以下の言葉は使わないようにしましょう。

・ 忌み言葉

例)重ね重ね、益々、しばしば、またまた、
いよいよ、いろいろ、わざわざ、次々、再び、再三、再三再四、繰り返す、くれぐれ、皆々様、なおまた…など

・ 不吉を連想させる言葉

例)消える、大変、落ちる、とんでもない、数字の四(死)や九(苦)など

・ 直接的な表現は避け、言い換えるようにしましょう

例)死亡→逝去、生存中→生前、急死→突然の事…など

 

事前相談は平安祭典まで

平安祭典の事前相談

今回は、喪主の決め方、喪主の役割や喪主の挨拶などについてご説明しました。

平安祭典では、喪主様やご遺族の気持ちに寄り添い、安心してご葬儀を執り行なっていただけるように、心をこめてお手伝いいたします。

事前相談も受け付けておりますので、神戸・阪神間でご葬儀に関するお困りごとがございましたら、平安祭典(0120-00-3242)までお問い合わせください。