【例文】訃報とは?訃報の連絡にはどう返信すれば良い?
公開日:2021年9月27日
訃報とは、人が亡くなった際に届くお知らせのことを言います。テレビやネットニュースなどでも、有名人の訃報を目にしたことがあると思います。
この記事を読まれている方の中にも、訃報連絡を受けたご経験のある方もいらっしゃると思います。
しかし、訃報連絡を受けることは日常的なことではないので、どう対応すれば良いか迷われることもあるのではないでしょうか。
今回は、訃報の意味や連絡手段、返信の仕方についてご紹介します。
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訃報の意味、使い方
訃報とは、人が亡くなった際に届くお知らせのことです。
「けいほう」や「とほう」と読み間違えることが多いようですが、正しい読み方は「ふほう」です。
また、似た言葉で悲報がありますが、悲報は悲しいお知らせ全般を指すのに対し、訃報は人が亡くなったというお知らせに限られます。
訃報の使い方としては、送る側は「訃報を流す」、受け取る側は「訃報が届く」・「訃報に接する」という表現をするのが一般的です。
訃報連絡の手段は手紙?電報?メール?
訃報連絡はどのような形で届くのでしょうか?
以前は手紙や電報、回覧板などで受け取ることが多かったのですが、今の時代は電話やメール、SNSを通じての訃報連絡が中心です。
では、メールで訃報連絡が届いたらどう対処すれば良いでしょうか?
基本的にはメールで届いた場合は、お悔やみをメールで返信しても問題はありません。
ただし、手紙やハガキなどで訃報連絡を受けた際に、メールで返信するのはマナー違反になりますので、相手の連絡手段に倣って返信を行なうと良いでしょう。
訃報連絡の返信 マナーと例文
訃報連絡の返信内容はどのようなものにすれば良いでしょうか?
返信の際に気をつけるべきマナーとしては、
・ できるだけ早く返信する
・「返信不要」と付け加えるなど、相手に負担を掛けないようにする
・ 句読点は使わない
・ 忌み言葉を使わない ※
のようなものがあります。
ご葬儀の段取りもありますので、もし即答できないのであれば、その旨をお伝えすると良いでしょう。
※「重ね重ね」、「くれぐれも」など、不幸が重なることを連想させる重ね言葉や、「苦しむ」などの縁起の悪い表現を「忌み言葉」と言います。
それでは以上のマナーを踏まえて、例文をいくつかご紹介いたします。
● 例文1
この度は○○様の訃報に接し 言葉が見つかりません
お力落としのことと存じますが どうかご自愛ください
何かできることがあれば遠慮なくご連絡ください
心から哀悼の意を表します
※ご返信は不要です
● 例文2
〇〇様のご逝去を知り 大変驚いております
心身ともに大変な時期かと存じますが どうぞご無理をなさいませんように
略式ながらメールにて失礼します
〇〇様のご冥福を心よりお祈り申し上げます
● 例文3
○○様のご逝去のお知らせを受け 心よりお悔やみ申し上げます
本来ならばお目にかかりお悔やみを申し上げたいところではありますが
略儀ながらメールにて失礼いたします
○○様の安らかな眠りをお祈り申し上げます
※なおメールへの返信は不要でございます
● 例文4
この度は〇〇様の訃報に接し 謹んでお悔やみ申し上げるとともに
心からご冥福をお祈りいたします
仕事のことは気になさらずに最後のお見送りをなさってください
略儀ながらメールにて失礼します
友人の場合や会社の上司の場合、部下や同僚の場合など、間柄に応じて多少文面を変えても構いませんが、マナーをしっかり守り、相手に失礼のないようにしましょう。
ちなみに「ご冥福」は、浄土真宗・神式・キリスト教式などでは宗教上の考え方から不適切な言葉ですので、宗教上のマナーなども確認してから返信することをお勧めします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は訃報を受けた際の対応についてご紹介いたしました。
訃報は日常的に馴染みがないので、戸惑うこともあるかもしれませんが、相手の気持ちを汲み、気遣いを忘れないことが大切です。
マナーをしっかり守り、失礼のない対応をしましょう。
訃報については『訃報連絡のタイミング・伝える内容などお知らせの際の注意点』でもご紹介しております。
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