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へいあんオフィシャルブログ メモリアル・ノート
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マナー・知識

数珠(念珠)とは?マナーや持ち方、種類を解説

数珠

公開日:2022年3月28日

仏式のご葬儀やご法要に参列する際の必需品が「数珠(じゅず)」です。
数珠とは、穴の開いた小さな珠(たま)を中糸で繋げたもので、私たちにとって身近な仏具の1つです。

元々はお経や念仏を唱える際に、珠を動かすことで数を数える道具としても用いられており、これが数珠という名前の由来となっています。
また、仏様を「念」ずる際に用いる「珠」であることから「念珠(ねんじゅ)」とも呼ばれます。

今回は、この数珠(念珠)についてご紹介します。

 

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数珠の歴史

寺院

仏具としての数珠の起源については諸説あります。
有力な説は、古代インドにおいてバラモン教の僧が数珠を使っており、この習慣を仏教の開祖であるお釈迦様が取り入れて、仏教でも用いられるようになったのではないかというものです。

昔々、インドのある王様が、国内で疫病が流行したり治安が悪くなっていることをお釈迦様に相談しました。
するとお釈迦様は「ムクロジ(無患子)の木の実を108個繋いで数珠とし、これを肌身離さず持ち念仏を唱えなさい。念仏を唱えるごとに珠を1つずつ珠を動かして数を数え、20万回念仏を唱えれば人々の迷いや苦しみがなくなり、100万回念仏を唱えれば人々の煩悩を断ち切ることができるでしょう」と説かれたそうです。(※)

その後インドから中国に伝わり、日本には、仏教伝来とともに飛鳥時代の頃に中国から伝わりました。
一般に普及したのは、鎌倉時代に浄土教(浄土思想)が流行し、人々が念仏を唱えるようになってからだとされています。

数珠の珠の正式な数は108個ですが、この108という数字は人間の煩悩の数でもあります。現在でも、念仏を唱えるごとに珠を1つずつ動かして数えることで、1つずつ煩悩が消えて清らかな心になると考えられています。

この話は『大蔵経(だいぞうきょう)』の中の「佛説木槵子経(ぶっせつもくげんじきょう)」というお経に収録されています。

 

数珠の種類 「本式数珠」と「略式数珠」の違い

経典と念珠

数珠の種類には、宗派ごとに異なる正式な「本式数珠」と、宗派問わず使うことができる「略式数珠」があります。
「本式数珠」は、108個もの珠からなるため、一般的には二重にして使われます。
「略式数珠」は珠の数を減らしたもので、片手にかけて使うことができることから「片手数珠」とも呼ばれます。

仏式のご葬儀やご法要では、数珠を持参することがマナーなので、ご自身用のものを1つは持っておきたいところです。
はじめてご購入されるなら、宗派問わず使え、持ち運びにも便利な「略式数珠」を選ぶのが無難でしょう。
ご自身の宗派にこだわりがある場合は、「本式数珠」を選んでも良いと思います。
なお、宗派の異なるご葬儀に参列される際、ご自身の宗派の数珠を持って出席してもマナー違反ではありません

ちなみに、数珠には男性用と女性用があり、持ち運びするための数珠袋も男性用・女性用それぞれがありますので、選ぶ際にはご注意ください。

「本式数珠」と「略式数珠」の他にも、「腕輪念珠」と呼ばれるブレスレット型のものがあります。
このブレスレット型は、お守りとしての意味合いが強いため、ご葬儀などでの使用は控えましょう。

 

略式数珠の持ち方

数珠の持ち方

数珠の持ち方は宗派ごとに異なるとされていますが、略式数珠であれば、基本的には宗派を問わず使え、持ち方も統一されています
突然のご不幸の際にも慌てないように、略式数珠の持ち方をご紹介します。

基本的な持ち方

座っているとき

数珠を片手で持つ時は、基本的に房を下にして左手に持ちます。
席に座っている時は左手首にかけておき、焼香などで移動する場合には、左手の親指と人差し指の間にかけて持ちます。

焼香をする場合

焼香をする女性

数珠を持った左手をひじから直角に曲げ、身体の中心からやや左寄り(心臓のあたり)に止めた姿勢で、右手で焼香します。

合掌する場合

合掌

一般的には、左手の親指と人差し指にかけた状態で右手を添えて合掌します。
長い数珠の場合は、二連にして左手に持ったまま手を合わせるか、左右の中指に内側の一連だけをかけ合掌します。

焼香の作法については、正しい焼香のやり方とは?回数や作法(マナー)を解説の記事で詳しくご紹介しています。

 

数珠に関するトラブル こんな時はどうすれば良い?

念珠に関する疑問

続いて、数珠に関してよく起きるトラブルと解決方法ご紹介します。

忘れた時は?

数珠の貸し借りをすることはおすすめできません。
これは、数珠には持ち主の念が宿ると言われているためです。
数珠を持つことはマナーではありますが、忘れても問題なく焼香はできます。
平安祭典では、数珠の販売も行なっていますので、ご安心ください。

もし数珠が切れたら?切れた数珠

まれに数珠の珠を繋ぐ紐が劣化して、切れてしまうことがあります。
ご葬儀やご法要の最中などに切れてしまうと、バラバラと珠が散らばってしまい困ってしまいます。
紐が明らかに劣化している場合には、事前に新しく買い替える、あるいは販売店や仏壇店などに修理に出しましょう。
数珠の処分は、そのままゴミとして捨てても構いませんが、ご供養をしてもらいたい場合には、ご寺院や仏具店にご相談ください。

 

数珠を長持ちさせるためのお手入れ方法

数珠を大切に

数珠を使い続けていると、紐が劣化するなど様々な不具合が出てきます。
長く使い続けるためにも、適切な使い方、定期的なメンテナンスを心がけましょう

珠の部分は、汚れたら、柔らかい布で優しく拭きましょう。
また、夏場に数珠を使用すると、汗が付着するので、使用後はそのまましまわずに先に軽く拭き取ります。

数珠の紐は切れやすいため、直射日光の当たるような場所には保管せず、衝撃を与えないことも大切です。
季節ごとに中の紐の摩耗具合をチェックし、不具合があるようであれば仏具店などで紐を交換してもらいましょう。

持ち運ぶ際には専用の数珠袋に入れますが、ご自宅で保管をする場合、数珠袋では房が曲がってしまう可能性もあるので、専用の箱などに入れて保管すると良いでしょう。

 

素材やデザインにこだわった数珠もある

デザインにこだわった念珠

今回は、数珠(念珠)についてご紹介しました。

最近では、素材やデザインにこだわったものも数多く販売されています。
もしお持ちでなければ、まずは気に入った素材やデザインの数珠を選んではいかがでしょうか。

数珠は主に仏具店で販売されていますが、平安祭典でも、様々な種類の数珠をご用意しています。
お近くの平安祭典にお立ち寄りの際には、ぜひご覧になってください。