へいあんオフィシャルブログ メモリアル・ノート
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葬儀

【お通夜と葬儀・告別式の違い】御香典・服装・流れについて解説

式場飾りの様子

公開日:2021年11月22日

ご遺族やご親族、ご友人などがご遺体を守って一晩過ごすことを「お通夜」といいます。
この「お通夜」と、翌日の「葬儀・告別式」との違いについて、よくわからない方も多いのではないでしょうか?

今回は、お通夜と葬儀・告別式との違いや、お通夜における御香典や服装のマナーなどについてご紹介します。

 

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お通夜とは?

祭壇と提灯

本来、故人様と最後の夜を過ごすことを「お通夜」といい、一晩中ろうそくの灯りや線香の火を消さずにご遺体を見守り、故人様を偲びます
「お通夜」という言葉は「夜通し」に由来するといわれています。

ただし、昨今では生活様式の変化に伴い、寝ずの番を省略することも多く、「お通夜」といえば葬儀・告別式の前日にある儀式を指すことがほとんどです。
なお、日程の関係でお通夜の前に数日過ごす場合、この期間を「仮通夜」と呼び、一般的にはご家族のみでゆっくりと、故人様との最後の時間を過ごされることが多いです。

仏式のお通夜の場合、ご寺院に読経をしていただき、参列者による焼香が行なわれるのが一般的です。
ご寺院の退席後に親族代表挨拶がありますが、家族葬の場合は特に、お通夜での挨拶は割愛することが多いようです。

喪主挨拶については『【喪主の挨拶】内容や禁句について例文を使って紹介!』でも詳しくご紹介しています。

その後は、参列者にお声掛けをして、「通夜ぶるまい」(漢字では「通夜振る舞い」)の席に案内します。
通夜ぶるまいとは、故人様へのご供養の意味も込めて、ご遺族が故人様と縁のある方々を酒食でもてなすこと、もしくはその場で振る舞われる料理自体を指します。

ただし、通夜ぶるまいの席にお呼びする範囲は地域によっても考え方が様々で、ご親族のみで食事をする場合もあれば、参列されたすべての方にお声掛けする場合もあります。

 

お通夜と葬儀・告別式の違いは?

読経

お通夜の翌日に行なわれるのが「葬儀・告別式」ですが、先ほどご説明した通夜と具体的にはどのような違いがあるのでしょうか?

ご葬儀とは、正しくは「葬儀式」といい、ご遺族や近親者が故人様を新仏としてあの世へ送るための儀式です
葬儀式で僧侶から引導を渡された後に、「告別式」が執り行なわれます。
告別式は、生前の故人様と縁のある方々が最後のお別れをする儀式であり、宗教的な意味を持つ儀式は主に前半の葬儀式の部分です

ただし、今日においては「葬儀式」と「告別式」はひとまとめに考えられ、式の進行も特に区切ることなく行なわれることが多いので、あわせて「葬儀・告別式」と案内することが一般的です。

昔から、友引にご葬儀を行なうと「友を引く=身近な方を一緒に連れて行く」と連想されることから、友引を避けてご葬儀を行なうという風習があります。
「お通夜も友引を避けなければいけないのだろうか?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、その必要はありません。
儀式として重視されるのは、あくまでお通夜の翌日にある「葬儀・告別式」の方なので、友引を避けるとしたら、葬儀・告別式の日程に関してのみです。
そもそも、友引にご葬儀を避けること自体が、いわゆる「迷信」のようなもので、宗教的な意味合いは一切ありません

とはいえ、あまりに浸透している風習なので、友引にご葬儀を行なう場合は親族間でよく話し合って決める方が良いでしょう。

 

お通夜で御香典はどうすればいい?

御香典袋

お通夜に参列する際には御香典を持参します。
お通夜、告別式の両方に参列する場合、御香典を持参するのはどちらか一方のみで、お通夜の際に御香典を出していれば、告別式では持参する必要はありません。
両方に持参してしまうと「不幸が重なる」という意味となってしまいますので避けた方が無難です。

また、最近はご遺族の意向で御香典の受け取りを辞退していることも多いので、事前に確認しておいても良いでしょう

御香典に関するマナーや知識・相場に関しては『御香典の知識・相場・マナー』の記事で詳しくご紹介しております。

 

お通夜の服装 マナー違反にならない服装とは?

参列の服装

葬儀・告別式では喪服の着用がマナーですが、お通夜に参列する際の服装は、必ずしも喪服である必要はありません
お通夜は「事前に予想・告知がされていない急なこと」なので、「知らせを受けてすぐに、着の身着のまま駆け付けました」というのは決して失礼には当たりません。
喪服(略礼服含む)を準備することが難しい場合は、平服で参列しても問題ありません

ただし、男性ならダークスーツに白いシャツ、女性ならダークスーツや暗い色のワンピースなどを選ぶのが良いでしょう。
平服で参列する際は、派手な服装や露出の多い服装は避け、落ち着いた服装にしましょう。

ご葬儀の服装や身だしなみに関しては『ご葬儀での服装をご遺族側・喪主側にわけて解説!身だしなみのマナーもご紹介』の記事で詳しくご紹介しております。

 

お通夜の時間帯は?参列に関して決まりはある?

通夜での焼香

お通夜は、具体的にどれくらいの時間帯に行なわれているのでしょうか?
決まりはありませんが、一般的に、18時もしくは19時から開始されることが多いです。

「親族ではないが葬儀・告別式に参列してはいけないのか?」とご質問をいただくこともありますが、参列に関して、特に明確な決まりはありません。
日中は仕事や学校があり、参列が難しい方などは、特にお通夜のみ参列されることも多いです。

ご親族・ご親戚の場合は忌引きを利用して両日ともに参列することも可能ですが、それ以外のご友人・会社関係の方などはそれも難しいでしょう。
そのような背景もあり、一般の方は比較的、お通夜だけ参列されることが多いのが現状です。

ただし、本来は決まりがあるわけではないので、予定が合うのであれば葬儀・告別式のみ、もしくは両日とも参列していただいても問題はありません

ただ、「家族葬で執り行なう」と連絡を受けた場合は、ご自身と故人様(もしくは喪主様)との関係を鑑み、どうしても参列したいのであればご遺族にあらかじめ了承を得るのが望ましいでしょう。

 

まとめ

お別れの様子

今回はお通夜に関して、葬儀・告別式との違いや、御香典・服装のマナーなどについてご紹介しました。

ご葬儀に関することは、非日常的なことが多く、わからないことや困ってしまうことが多いかもしれません。
平安祭典ではご葬儀に関して事前相談も受け付けておりますので、神戸・阪神間でご葬儀に関するお困りごとがございましたら、平安祭典(0120-00-3242)までお問い合わせください。