へいあんオフィシャルブログ メモリアル・ノート
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葬儀

供花とは?贈り方・お返しの仕方とは?

弔意を示す供花

更新日:2023年6月11日 公開日:2022年7月4日

供花は式場をやさしく厳かな空気で包み、ご遺族の気持ちに寄り添ってくれます。
しかし、いざ贈るとなると、どこへ、どのように手配すれば良いのか迷ってしまうことも多いでしょう。

そこで当記事では、「供花」について詳しく解説しています。
贈る意味や手配の方法、供花をいただいた場合のお礼について、参考にしていただけますと幸いです。

 

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供花とは?供花を贈る意味とは?

並ぶ供花

供花の読み方は一般的に「きょうか」で、故人様に弔意を表すために贈る花を指します。
親交のあった方から故人様への最後の贈り物であり、ご遺族の悲しみが癒えることを願い贈られるものでもあります。

スタンドに生花を活けた供花、籠に生花を入れた供花などがあり、いずれも贈り主がわかるよう名札が付けられます。

供花の数え方は、1つの供花なら一基(いっき)、2つが対の供花なら一対(いっつい)です。
以前は「供花は一対で贈るもの」という考え方が一般的でしたが、近年は供花の贈り方に関する考え方に変化が見られ、一基で贈る方も多くいらっしゃいます。

ただし、ご親族一同など複数名で贈られる場合は、一対で贈ることが多く、一基より一対の方が飾った際にバランスが取れます。
供花の贈り方については、故人様との関係性や地域の習慣、ご予算などで判断されると良いでしょう。

 

供花はどんな間柄の人が贈るもの?

供花

供花を贈る間柄に、決まりはありません。
次のように故人様の近親者や、深いお付き合いのあった方が贈る場合が多いです。

・ 親族
・ 友人
・ 故人様と仕事上でつながりのあった方
・ 喪主やご遺族と仕事上でつながりのあった方
・ 遠方や仕事の都合などでご葬儀に参列できない方
・ 御香典を辞退されたため、代わりに弔意を形にしたい方

 

知っておきたい供花を贈る際の注意点

供花を送る注意点

供花を贈るにあたって、次の点に注意が必要です。

・ 供花の金額や数量などの指定
ご遺族の意向や会館のスペースの問題から、供花の金額、数量などが指定されていることがあります
指定以外の供花だと受け取りを辞退されることがあるため、十分に注意しましょう。

・ 生花店で注文した供花の扱い
葬儀社ではなく生花店で注文した供花は、会館に持ち込めない葬儀社もあります。

・ 供花の数え方
先にご説明したように、供花は一基や一対という数え方をします。
数え方を間違えて贈ると、贈りたい数より多かったり少なかったりなどのトラブルになることがあるためご注意ください。

供花の手配で不安な点がございましたら、ご葬儀を執り行なう葬儀社へ確認すると良いでしょう。
 

供花の種類や宗旨・宗派による違い

供花の種類

供花にはいくつか種類があります。
宗旨・宗派による違いもあるため、事前に確認しておきましょう。

【供花の種類】スタンド花

・ スタンド花(一基10,000円~30,000円ほど)
長い脚のついたスタンドに生花を挿したものです。
スタンドの脚のデザインなどが異なるものもあります。
また、価格や季節によって使用する花材は異なります。
※平安祭典では、12,000円からの取り扱いとなります。  

                    籠花                     

・ 籠花(一ヶ5,000円~30,000円ほど)
籠に生花を活けたものです。
価格や季節によって、使用する花材が異なります。

                              花輪

・ 花輪(一基10,000円~30,000円ほど)          
お店の開店祝いなどでよく見かける花輪の弔事版です。
式場の外や入口付近に飾られますが、近年は一部の地域を除いて用いられることが少なくなっています。
※平安祭典では、取り扱いはございません。


【宗旨・宗派による違い】

百合の花

・ 仏式・神式
菊・百合・カーネーション・胡蝶蘭などの花がよく使われます。
避けた方が良いのは、とげのあるバラや、毒のあるアジサイ、香りの強い花、ツル性の植物などです。
色は白をベースとすることが多く、華美にならないようにします。
また、宗派によっては色花ではなく、樒(しきみ)が使われることもあります。

・ キリスト教式
キリスト教式では、菊はあまり使われず、白い百合やカーネーションを使用することが多いです。
キリスト教式のご葬儀では、一輪ずつ故人様に花を供える「献花」という儀式がありますが、献花は仏式での焼香にあたるもので、供花とはまったくの別物です。

献花について詳しくは『玉串・献花とは?玉串奉奠と献花の作法を解説』をご覧ください。


供花を贈るタイミング

供花の手配

供花の手配は、訃報の連絡を受けたら速やかに進めましょう。
お通夜の前日中には注文し、開式の数時間前までには届くよう手配します。
葬儀社が供花の注文受付の締め切り時間を設けていることが多いため、供花の手配についてはご葬儀を執り行なう葬儀社へ確認すると良いでしょう。

なお、お通夜に間に合わない場合は、葬儀・告別式に間に合うよう手配します。
葬儀・告別式に手配できなかった場合は、ご遺族のご自宅へ、後飾り祭壇に供える花としてお贈りしても良いでしょう。
その際は、初七日~忌明け法要(四十九日法要)までを目安として贈ります。

後飾り祭壇、初七日、忌明け法要について詳しくは、ぜひ以下の記事もご覧ください。
『後飾り祭壇とは?意味・並べ方・飾り方・処分方法について』
『初七日法要とは?流れやマナーを解説』
『忌明けとは?忌明けにすること・準備やその後について』

 

名札(ご芳名)の表記

供花には、贈り主がわかるよう名札が付けられます。
名札は縦書きでフルネームを記載することが一般的です。

連名の場合、人数が多すぎると文字が小さくなるため、4名ほどまでにすると良いでしょう。
その場合は右から、肩書きまたは年齢の高い順に記載します。
友人関係のように上下関係がない場合は、五十音順や順不同でも構いません。
人数が多いならば、「〇〇一同」「〇〇有志一同」などと記します。

夫婦の場合は、苗字1つに名前だけを連名にすると良いでしょう。

 

【名札(ご芳名)の記載例】

・ 親族
〇〇家一同、〇〇家 兄弟一同、〇〇家 孫一同 など

・ 友人知人

〇〇学校 同窓生一同、〇〇学校 〇〇部OB一同、友人一同 など

・ 会社関係者
〇〇株式会社 代表取締役〇〇〇〇、株式会社〇〇 〇〇部 有志一同 など


※正式な会社名もしくは、会社名と代表者の役職、氏名を書くことが一般的です。
長すぎて入りきらない場合のみ、株式会社を省略し、(株)とします。
 

供花は葬儀社か生花店へ手配する

供花を手配する

供花は生花店でも手配可能ですが、葬儀社での手配をおすすめします
というのも、供花の内容が細かく指定されている場合があるからです。
ご遺族の意向で供花の種類や数が決められていたり、会館のスペースの都合で数に制限があったり、供花の受け取りそのものを辞退されていることもあります。

葬儀を執り行なう葬儀社は、そういった事情もきちんと把握していますので、適切な案内ができるでしょう。
また、どうすべきか迷ったときにも相談が可能です。

参考までに平安祭典での手配の流れをご紹介いたしますので、ご確認ください。

 

・ 電話・FAXからの注文

電話で、平安祭典へ問い合わせをする

平安祭典から注文用紙をFAXで受け取る

注文内容を記入し、FAXを返送する

平安祭典から注文内容・名札の確認連絡が入る

注文完了

 

・ ホームページからの注文

平安祭典ホームページ供花・供物のご注文フォームへアクセスする

必要な項目を入力し、注文する

平安祭典から注文内容・名札の確認メールが届く

注文完了

また平安祭典では、「つなぐシステム」というサービスをご用意しています。
喪主がメールやLINEなどのSNSで、専用のURLをご親族や故人様と親しかった方々に送ると、受け取ったURLをクリックするだけで、お通夜や葬儀・告別式の時間、場所などの確認が可能です。
そのページから、供花・供物などを贈ることもできますので、ぜひご利用ください。
 

供花のお礼に関するマナーについて

供花返し

供花のお返しの品を贈る場合は、相場は香典返しと同様で、いただいた金額の3分の1から半返しが一般的です。
御香典と供花の両方をいただいた場合は、合算の金額でお返ししても良いでしょう。
あくまで気持ちをお返しするために贈るものなので、あまり金額にとらわれないようご注意ください。
お返しの内容としては、品物に挨拶状を添えたものが多く、お茶やお菓子などの食品、タオルやハンカチなど普段使いできる品物など選びます。

表書きの文言は「」「御供花御礼」などです。
水引は、関西地方であれば、黄白の結び切りを使用することが多いでしょう。
 

まとめ

供花で想いを伝える

当記事では、供花の意味や贈り方、供花をいただいた際のお礼のマナーをご紹介しました。
弔意をお花でお伝えしたいと思われたら、まずは葬儀社へご連絡されると良いでしょう。

平安祭典でも、日々ご相談を承っております。
ご不明な点は気兼ねなく(0120-00-3242)までお問い合わせください。