へいあんオフィシャルブログ メモリアル・ノート
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マナー・知識

【社葬・お別れ会の参列マナー】御香典や服装について

社葬の様子

公開日:2021年11月15日

企業が主体となって運営を執り行なうご葬儀として、「社葬」や「合同葬」、「お別れ会」または「偲ぶ会」などがあります。
一般的なご葬儀との最大の違いは、ご葬儀に掛かる費用の一部またはすべてを、企業が負担する点です。

社葬は一般的なご葬儀と比べると規模が大きくなることも多く、会社と関わりのある、取引先の方が多く参列することになります。
そのため、社葬に参列する際は、マナーには十分に気を付ける必要があります。

今回は社葬へ参列する際の御香典や服装などのマナーについて、ご説明いたします。

社葬の形式や流れなどは『社葬・お別れ会とは?流れや参列について』の記事で詳しくご説明しています。

 

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社葬でマナー違反にならない服装は?服装例

基本的には「故人を追悼する」という趣旨であるため、通常の葬儀・告別式に参列する際と同じく、喪服を着用するのが一般的です。

ただし、自由葬形式で行なわれる「お別れ会」などでは特に、案内状に「平服でお越しください」といった記述がある場合があります。
「できるだけ普段に近いリラックスした雰囲気で故人を偲んでほしい」または「できるだけ参列者の負担にならないようにしたい」という開催側の意向を反映した文言ではありますが、平服にも様々な解釈があるので、どのような服装なら失礼にならないのか迷ってしまう方も多いでしょう。

平服での参列の案内があった場合、可能であれば一般的なご葬儀に参列する際と同じ装いをすることが無難ですが、男性ならダークスーツに白シャツ、女性なら男性と同じくダークスーツかフォーマルなデザインのワンピースなどでも問題ありません。

派手な色・柄のシャツ、アクセサリーなどは避け、華美に見えたり、カジュアルになりすぎないように注意しましょう

ご葬儀の服装については『ご葬儀での服装をご遺族側・喪主側にわけて解説!身だしなみのマナーもご紹介』で詳しく解説しております。

 

社葬の御香典について

御香典

社葬における費用は、基本的に企業が負担します

ご葬儀に係る全ての費用を経費として支払う場合もあれば、自社の社葬規定に定められた範囲内で企業が負担し、一部はご遺族が負担するという場合もあります。

金額(予算)や負担の割合(項目、科目など)は企業によって異なるため、明確な基準はありません。

ここで問題となるのが、参列者から受け取る「御香典」です。
社葬は企業が費用を経費として負担しているため、御香典を会社側が受け取ると「収入」とみなされ、課税対象となります
なお、参列者から受け取る御香典に関しては、以下のように規定されています。

”No.5389 社葬費用の取扱い
[令和3年4月1日現在法令等]
法人が、その役員又は使用人が死亡したため社葬を行ない、
その費用を負担した場合において、
その社葬を行なうことが社会通念上相当と認められるときは、
その負担した金額のうち社葬のために通常要すると認められる部分の金額は、
その支出した日の属する事業年度の損金の額に算入することができます。
また、
会葬者が持参した香典等については、
法人の収入としないで遺族の収入とすることができます

(法基通9-7-19)”

引用:国税庁「No.5389 社葬費用の取扱い」のページ

「では御香典はすべてご遺族に渡せば問題ないのではないか?」と思うかもしれませんが、御香典を受け取った場合、今度はその金額に応じた返礼品(香典返し)を準備しなければいけません。
では、その手配や支払いは誰が、いつするのでしょうか?
御香典を全てご遺族にお渡しする場合、それらの準備をご遺族の方にお任せすることになります。

会社が主体となって執り行なうご葬儀において、場合によってはご遺族に大きな負担を掛けることになるので、
社葬全般では御香典を辞退することも多いです。

社葬に参列する際には、まずは、御香典に関するご意向を確認しましょう。
「香典辞退」という通知があれば、参列に際し御香典を用意する必要はありません。
参列の直前まで御香典に関する意向が分からない場合は、念のため準備しておいて、受付での案内に合わせて対応を変えるのも良いでしょう。

一般的な相場は3万円〜5万円ですが、役職や、故人との関係性にもよります。
場合によっては10万円~20万円、それ以上の金額をお渡しすることもあります。

御香典に関するマナーに関しては『御香典の知識・相場・マナー』で詳しくご紹介しています。

 

まとめ

社葬での合掌の様子

今回は社葬について、御香典や服装など参列の際の注意点をご紹介いたしました。
社葬に参列する際は、関係各所に失礼のないよう、気を付けなければいけないことも多いでしょう。
とはいえ、社葬は規模こそ大きくなりがちですが、本質的には一般的なご葬儀と変わりません。
マナーももちろん大切ですが、故人を偲び、ご遺族に寄り添う気持ちを何よりも心掛けましょう。

平安祭典では社葬を行なうことが可能です。詳細は下記のページをご覧ください。

■平安祭典の社葬
https://www.heiansaiten.com/plan/shasou/

また、社葬に限らず、ご葬儀・ご供養に関する各種ご相談も承っています。
神戸・阪神間でお困りごとがございましたら、平安祭典(0120-00-3242)まで気兼ねなくご相談ください。