へいあんオフィシャルブログ メモリアル・ノート
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葬儀

【後悔しない棺の選び方】種類・値段・サイズを葬儀社スタッフが解説

様々な棺

公開日:2022年4月25日

棺とは故人様をお納めするもので、故人様が最後に眠る場所ですのでこだわって選びたい方も多いでしょう。
しかし、素材、形、デザインなど実にさまざまな種類の棺があるため、どれを選ぶか迷ってしまうかもしれません。

そこで、この記事では棺の種類、値段、サイズなどについて解説します。皆さまが納得のいく棺を選ぶ一助となれば幸いです。

棺の意味や歴史について詳しくは、『棺とは?棺桶や柩との違い・歴史を解説』をご覧ください。

 

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棺の種類(素材)と値段について

棺には大きく分けて木棺布棺の2つがあります。そしてもうひとつ、近年注目されてきているのがエコ棺(特殊な合成紙製です。
ここからは、それぞれの特徴をご紹介していきます。

■木棺:約2万5円~約10

 

棺として最もベーシックなタイプが木製の「木棺」です。
おそらく「棺」というと、多くの方は木でできた長方形の箱型のものを思い浮かべるのではないでしょうか。
「棺」を代表するシンプルな木棺は、天然木や木目のプリントをベニヤ板に張り付けたものです。
少し高額なものだと天然木で作られた棺もあり、多くの場合、材質には檜・桐・杉などが使われています。

棺の彫刻

そのほか丸みを帯びた蓋が付けられたものや、ダイナミックな彫刻が施されたものなど、木棺のデザインは多彩です。
また高級感のあるプレミアム棺として、家具のようなデザインの「家具調棺」などもあり、祭壇を重厚感漂う空間にしてくれます。(約30万円~約50万円)
木ならではの温もりや、力強い木彫の実直な雰囲気など、故人様のイメージに合わせてお選びいただくと良いでしょう。

■布棺:約10万円~20

布棺とは、合板に綿・絹・麻などの布地を張ったもので、布張棺ともいわれます。
繊細な刺繍や織り柄、華やかなプリント、光沢のあるベルベット調など、布棺は色や柄で大きく印象が変わるのが特徴です。
女性には優美な刺繍、男性ならすっきりと白い織り柄など、性別や故人様のお好み合わせたり、色や柄に季節感を取り入れると、良いかもしれません。

■エコ棺(特殊な合成紙製):約15

エコ棺」とは段ボール製の棺です。
表面は布張りされているので、一見しただけでは段ボールとはわかりません。
メリットはたくさんありますが、特筆すべきはご遺骨がきれいに残りやすい点です。
釘や金具を一切使用していないので、ご遺骨の周りに燃えカスが黒く残ることがありません。
間伐材を使って作られており、燃焼時間が短いため、環境に優しいという面も今の時代に合うのではないでしょうか。従来の棺と比較すると、CO2排出量を40%削減できます。

やさしい棺

 

棺のサイズも大切なポイント

棺のサイズは重要

古くから棺のサイズは「」で表されてきました。
現在、一般向けに作られた資料などには尺貫法の表記はあまり見られません。
棺のカタログには、たいてい外寸・内寸がcmで記載されています。棺のサイズは一律ではないので、故人様の身長に合ったサイズを選ぶと良いでしょう。

人は亡くなった後つま先が伸び、背伸びした状態になります。従ってベストのサイズは、棺の内寸が故人様の身長+10~15cmです。

また火葬場の炉にもサイズがあり、普通棺大型棺(巨人棺)などに分けて受け入れられているのが一般的です。
棺の大きさ(外寸)によって、使用する炉の種類が異なりますが、一般的な棺が炉に入らないことはまずありません。
各火葬場では対応可能な棺のサイズが設定されていますが、あまり気にする必要はないでしょう。

 

まとめ

棺は大切な空間

当記事では棺の種類についてご紹介しました。
棺は故人様が最後の時を過ごす空間であり、ご遺族・参列者の皆さまが故人様を目にする最後の場です。

故人様のお好みやお人柄にあわせたり、祭壇のデザインにあわせると良いかもしれません。また、想い出のシーンをイメージして選ぶのも良いでしょう。

平安祭典では、多くの棺の中からイメージにあうものをご提案しております。
事前相談も受け付けておりますので、気兼ねなく平安祭典(0120-00-3242)までご相談ください。
少しでも故人様のお人柄や弔いの気持ちが感じられる空間となるよう、お手伝いさせていただきます。