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へいあんオフィシャルブログ メモリアル・ノート
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お墓・供養

【散骨のメリット・デメリット】方法や流れをご紹介

散骨の種類、メリット、デメリット

更新日:2021年12月23日  公開日:2021年10月25日

ご葬儀のスタイルが多様化する一方で、核家族化や少子高齢化の影響もあり、お墓に対する意識も変わりつつあるようです。
そういった時代背景を受け、ご遺骨をお墓へ埋葬するのではなく、散骨を選択される方もいらっしゃいます。

そこで今回は、ご供養のひとつの形として注目される「散骨」についてご説明します。
散骨がどのような供養方法なのか、違法ではないのか、散骨の種類や流れ、散骨のメリットとデメリットをご確認いただけますので、ご供養の方法をお選びになる際の参考にぜひご覧ください。

 

 

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散骨とはどのようなご供養方法?散骨とは

散骨とは、ご遺骨を粉末化して海や山に撒くご供養の方法です。
お墓が必要なくなるため、残されたご家族へのご負担が少ないとされています。

散骨には、全てのご遺骨を撒かれるケースと、ご遺骨の一部を撒かれるケースがあります。
一部のみを散骨される場合には、残りをお墓に納めたり、手元供養として手元に置いておくことが多いようです。

 

散骨に関する明確な法律はない

散骨に関する明確な法律はない

現在、散骨に関して法律上の明確な規定はありません。

これは、「墓地・埋葬等に関する法律」が制定された昭和23年当時、散骨を行なうことが想定されておらず、その後も散骨に関する法律が制定されなかったためです。

一方で、散骨が刑法190条(「死体損壊等罪」)に抵触するのか否かという議論がなされています。
この点に関しては、法務省が「葬送のための祭祀で節度をもって行なわれる限り問題ない」と非公式な見解を出していることもあり、散骨自体が黙認されていると認識されています。

とはいえ、自由に散骨をしても良いわけではありません。
日本以外の国や、国内でも自治体によっては、散骨に関しての法律や条例を定めているところもあるので注意が必要です。

また、一度お墓に納骨したご遺骨を散骨する際には手続きが必要となります。
まず、お墓の管理者に「埋蔵(納骨)証明書」「遺骨引渡し証明書」を発行してもらい、市区町村役場で「改葬許可証」を入手して、お墓からご遺骨を取り出さなければなりません。

自治体によって対応が異なりますので、お住まいの市区町村役場にご相談ください。

 

散骨の種類

続いては、散骨の種類をご紹介します。
散骨は主に「海での散骨(海洋散骨)」と「山での散骨」に分類され、その詳細は次の通りです。

■海洋散骨

海洋散骨

海洋散骨は、手配した船の上から粉末化したご遺骨を撒きます
故人様が海好きの方で、「死後は海に還りたい」というご希望をお持ちだった場合、ご遺族が海洋散骨を選択されることが多いのではないでしょうか。
ちなみに、平安祭典では「海里送(かいりそう)」という海洋散骨を行なっております。

 

■山での散骨

樹木葬

山での散骨は、山林の所有者の許可が必要になるため注意が必要です。
樹木葬と似たイメージですが、樹木葬はご遺骨を「撒く」ものではなく、墓地として認められた場所で、樹木や草花などの根元にご遺骨を「埋葬する」ものです。

いずれにせよ、個人で行なうには(場所や時間など)留意すべき点が多いので、専門の業者に頼むのが無難です。

 

海洋散骨の当日の流れ

海洋散骨の流れ、海里送

海洋散骨の流れは一概に「こうです」とは言えません。
葬儀社による違いなどがあるかとは思いますが、ここでは海洋散骨当日の流れをご確認いただくために、平安祭典の「海里送」を用いて一例をご紹介します。

 

■平安祭典の「海里送」 当日の流れ

● 出航場所に集合
● 出航
● 散骨海域到着(約45分)
● 海里送セレモニー
 1 開式の言葉
 2 浄華(花弁を散骨場所に投下します)
 3 散骨
 4 旋回(船が散骨場所中心に円を描くように旋回します)
 5 黙祷
 6 閉会の言葉
● 帰航

※事前にご遺骨を2mm以下にする必要があります。

 

散骨のメリットとデメリット

散骨のメリットとデメリット

散骨には、次のようなメリットデメリットがあります。
故人様のご希望やご遺族のご意向をふまえたうえ、メリットとデメリットを比較してご供養の方法を選びましょう。

■メリット

 ① 故人様の願いを叶えることができる。
 ② 新しくお墓を建てるよりも費用を抑えられる。
 ③ お墓を持たない場合、お墓を管理する必要がなく維持費がかからない。
 ④ 跡継ぎの問題を気にしなくても良い。

■デメリット

 ① ご親族に理解が得られず、トラブルになることがある。
 ② 全てを散骨する場合、ご遺骨を残すことができない。
 ③ 全てを散骨する場合、お墓参りが行なえず、ご遺族が後で寂しい思いを
   することもある。
 ④ 散骨を規制する法律はないものの、実際には注意するべき点が少なくない。

 

ご葬儀後に落ち着いてから選択することもできる

散骨、手元供養

散骨を選択される方は、次のような理由で希望されることが多いようです。

 ・ 後々、お墓の面倒を見てもらうのが憚(はばか)られる
 ・ お墓にお金をかけたくない
 ・ 義実家や配偶者と同じ墓に入りたくない
 ・ 自分が好きだったところに撒いてほしい

散骨は最近注目されているご供養の方法であるものの、特に年配のご家族・ご親族からは理解されにくかったり、お墓を持たないことで、ご家族・ご親族が寂しい思いをされることがあります。
お墓があることで残された方々が癒されることも少なくありません

例えご自身の希望であっても、残される人、実際にご供養をしていただく人たちの意見も聞き、事前にしっかりと話し合っておくことが大切です。
また、菩提寺がある場合は必ず相談しておきましょう。

また、故人様の意思を尊重して散骨を選択するケースでは、全骨を撒いてしまってから後悔されるご遺族もいらっしゃいます。
お墓がなくても、ご遺骨の一部を小さな骨壷に入れてご供養する手元供養という方法もあります。

手元供養に関しては、『手元供養とは?骨壷・ペンダント・ダイヤモンドなどの様々なご供養の形』『「手元供養」のメリットとデメリットとは?』の記事で詳しくご紹介しております。

ご葬儀後、ある程度落ち着いてから慎重に選択をされることをおすすめします。

 

まとめ

散骨には慎重な選択を

いかがだったでしょうか。今回は、ご供養のひとつの形として注目される「散骨」についてご説明しました。

海や山などの自然に還る散骨は、魅力的なご供養の方法です。
とはいえ、実際にご供養をしていただく人たちの意見を聞きつつ、メリットやデメリットを踏まえて、慎重に選択したいものです。

平安祭典では、散骨に限らず、ご葬儀・ご供養に関する各種ご相談を承っています。
神戸・阪神間でお困りごとがございましたら、平安祭典(0120-00-3242)まで気兼ねなくご相談ください。