公開日:2021年7月26日
ご家族や親しいご友人などを中心に少人数で行なわれる「家族葬」は、近年需要の高まっているご葬儀の様式です。
一般葬に比べると参列者が少ないので、ゆっくりと故人様と向き合うことができます。
今回は家族葬の流れや、一般葬との違いなどを詳しくご紹介していきます。
[@目次@]
家族葬の流れ 一般葬との違いは?
家族葬に明確な定義や形式はなく、「家族葬だからこうしなければならない」ということはありません。
ご葬儀の流れも、基本的には一般葬の流れと同様ですが、少人数で行なう家族葬では受付や喪主の挨拶などを省略する場合があります。
ご葬儀の流れに関しては『ご臨終から初七日法要までのご葬儀の流れをご案内』の記事で詳しくご説明しております。
それでは家族葬の流れについて詳しくご紹介していきます。
① 喪主の決定、ご葬儀の準備・打ち合わせ
まずご遺族の代表者である喪主を決めます。
喪主は故人様と最もご縁の深かった方で、配偶者や親、または子どもが務めることが多いです。
次に参列者に関してですが、家族葬は故人様のご家族や親しかったご友人のみで行なわれることが多いことから、参列者は少人数になります。
もし可能であれば、あらかじめどなたをお呼びするか決めておくと良いでしょう。
お知らせする参列者が決まれば訃報連絡をします。
訃報とは「人が亡くなったことを伝えるお知らせ」です。
真夜中であっても、訃報連絡の場合、電話をしても失礼にはなりません。
訃報連絡が終われば、葬儀社との打ち合わせを行ない、ご葬儀の式場や日程、プランなどを決めていきます。
家族葬は故人様の身内や親しい友人のみで行なわれるので、一般葬より自由な形で、故人様への想いを取り入れ、故人様らしいご葬儀を執り行なうことができます。
② 家族葬のお通夜
お通夜は故人様と過ごす最後のお時間です。
一般葬の場合、参列者用の受付がありますが、少人数の家族葬では受付自体を省略し、ご親族同士で直接御香典のやり取りをすることもあります。
また、家族葬では御香典や弔電を辞退する場合もありますので、受け取るのかどうかはあらかじめ決めておく必要があります。
一般的にお通夜は、
・ 着席
・ ご寺院入場
・ 読経
・ ご遺族焼香
・ 参列者焼香
・ ご遺族代表挨拶
という流れで進行していきますが、家族葬では代表の挨拶が省略されることもあります。
③ 家族葬のご葬儀・告別式
ご葬儀の流れはお通夜と似ており、
・ 着席
・ ご寺院入場
・ 読経
・ 弔電の披露
・ ご遺族焼香
・ 参列者焼香
・ ご寺院退場
・ ご遺族代表挨拶
という形で進行していきます。
ご葬儀のあとは告別式を行ないます。
告別式は故人様と最期のお別れをする儀式です。
ご家族やご友人による弔辞を賜り、お棺にお花を入れてお別れを行ない、そのあと、ご出棺となります。
家族葬ではお通夜と同様、故人様との最期のお別れに比較的時間をかけることができます。
故人様のお気に入りだった物をお棺に入れたり、別れの言葉や想いを伝える時間にしてください。
④ 火葬・お骨あげ(お骨揚げ)
出棺が終わると火葬場に向かいます。
火葬は平均2時間半かかります。その間、会館に戻り、仕上げ料理を振る舞います。
火葬終了に合わせて再度火葬場へ行き、故人様のご遺骨を骨壷に納める儀式、「お骨あげ(お骨揚げ)」を行ないます。
そのあと、会館で初七日法要を執り行ないます。
⑤ 納骨
納骨とは火葬したご遺骨をお墓に納めることです。家族葬のあと、ご家族のみで納骨をされる方もいらっしゃいます。
納骨に「いつまでに」という決まりはありませんが、一般的に忌明け法要のタイミングで行なうことが多いです。
お通夜なしの「一日葬」の場合
一般葬と一日葬との最も大きな違いは、お通夜を行なわないことです。
家族葬の一日葬でも同様で、ご葬儀〜火葬までの基本的な流れは変わりません。
時間や費用の負担は減らせますが、儀式の簡略化となるため、ご親族のご理解が得られるかあらかじめ確認しておいたほうが良いかもしれません。
まとめ
今回は家族葬の流れについてご紹介しました。
基本的には家族葬も一般葬と同様の流れで行ないます。
しかし家族葬はご家族や親しいご友人など、少人数で行なわれますので、故人様とのお別れの時間をゆっくりと過ごすことができます。
また、家族葬は故人様のご意向やご家族の想いを反映させやすいので、「その人らしいご葬儀」を実現するにはおすすめです。
平安祭典では、神戸・阪神間での家族葬のご相談を承っております。
気兼ねなくお問い合わせください(0120-00-3242)
続きはこちら
公開日:2021年7月19日
お盆の時期には帰省をして、お墓参りをされる方も多いのではないでしょうか。
日本人にとって大切な年中行事のひとつであるお盆は、故人様やご先祖の霊魂があの世の世界(浄土)からこの世(現世)に戻って来るとされる期間です。
一般的なお盆は、8月15日を中心とした8月13日~8月16日頃までの4日間です。
お盆の期間中、ご自宅に故人様やご先祖の霊魂をお迎えして、ご供養を行ないます。
今回は、お盆の由来や初盆(新盆)のご法要、お盆の準備・迎え方など、お盆に関する知識をご紹介します。
お墓参りについては『お墓参りに行くタイミングと仕方とは?』で詳しくご説明しております。
お盆の由来
まずは、お盆の由来についてご紹介しましょう。
お盆は、旧暦7月15日を中心に7月13日~16日の4日間に行なわれる、仏教行事の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」に由来するとされています。
「盂蘭盆会」を省略して「お盆」と呼ぶようになったそうです。
なぜ「盂蘭盆会」が旧暦7月15日を中心とした期間に行なわれたのかは、お釈迦様の弟子であった目連(もくれん)の伝説が関係しているのだとか。
目連(もくれん)は、亡くなった自身の母親が餓鬼道に落ちたと知りました。
お釈迦様に相談したところ、「大勢の修行僧が修業を終える7月15日に修行僧にご馳走をふるまえば、功徳により母親も救われるであろう」とおっしゃったのだとか。
目連がお釈迦様の言葉通りのことを実践すると、母親は救われ極楽往生を遂げる…。
これが目連の故事です。
お盆の中でも特別な初盆(新盆)
お盆の中でも、特別なものとされているのが、故人様が亡くなった後の四十九日(忌明け)後に初めて迎えるお盆です。
あの世へと旅立った故人様が初めてご自宅に帰ってくる日であるため、手厚くご供養を行ないます。
四十九日(忌明け)後に初めて迎えるお盆は、地域によって呼び方が異なり、
初盆(はつぼん、ういぼん)、または新盆(にいぼん、しんぼん、あらぼん)と呼ばれます。
また、四十九日(忌明け)の前にお盆が来る場合は、翌年のお盆が初盆(新盆)となります。
初盆(新盆)のご法要
初盆(新盆)は、ご家族だけで行なう場合もあれば、ご親族や故人様と親しかった知人などを招いてご法要を行なう場合もあります。
ご親族などをお招きするのであれば、遅くとも1か月前には案内状を送って詳しい日時などをお知らせしましょう。
初盆(新盆)のご法要は、宗派によって違いがあるものの、通常はご寺院をご自宅などに招いて読経してもらいます。
お盆の時期はどのご寺院も大変忙しいので、遅くとも初盆の1か月前、できれば2か月前には連絡を入れ、あらかじめ日時を決めておきましょう。
初盆(新盆)で聖職者にお渡しする御布施の相場は約1万円~3万円です。
通常のお盆の御布施(約5千円~1万円)よりも多めにお包みします。
場合によって御車料と御膳料を別途お包みします。
また、初盆(新盆)では、絵柄のない白提灯を飾ります。
この提灯は初盆が終わったら送り火で燃やすか、精霊送りにします。ご寺院に納めることもあるようです。
お盆の準備・迎え方
お盆の時期に行なうことには、どのようなことがあるでしょうか。
仏壇の掃除、精霊棚(盆棚)・盆提灯を飾る
仏壇の掃除が終わったら、精霊棚(盆棚)・盆提灯を飾ります。
浄土真宗では、精霊棚(盆棚)・盆提灯を飾る習慣はありません。
故人様が魂となってお盆の時期に帰ってくるという考えがないからです。
精霊棚(盆棚)とは、ご先祖の霊を迎えるための棚のことです。
経机(きょうづくえ)などの台の上に真菰(まこも)で編んだゴザを敷き、位牌、三具足(燭台、花立て、香炉)の他、精霊馬(しょうりょううま=きゅうりの馬やなすの牛)やお供え物を置きます。
精霊棚(盆棚)の脇には盆提灯を置き、お盆の期間中には灯りをつけておきます。
初盆であれば絵柄のない白提灯、初盆以外であれば、絵柄のある提灯を飾ります。
ご先祖のお迎えとお見送り
8月13日の夕方に迎え火を焚いてご先祖の霊魂を迎えます。
その後、お盆の期間中に、ご寺院にお経をあげてもらい、ご供養を行ないます。
8月16日の夕方には送り火を焚いて、ご先祖の霊魂をお送りします。
お墓参り
お墓参りは、地域や宗派によっても違いますが、一般的にお盆初日の8月13日に行なうのが良いとされています。
お盆の風習は地域によって異なることも
いかがだったでしょうか。今回は、お盆の由来やお盆の時期、初盆(新盆)のご法要、お盆の準備・迎え方など、お盆に関する知識をご紹介しました。
お盆の迎え方は地域によって異なります。もし、疑問に思うことがあれば、ご寺院や地域の葬儀社にご相談されてみてはいかがでしょうか。
平安商事では神戸・阪神間での初盆(新盆)、お盆のご準備などに関するご相談を受け付けております。
気兼ねなくお問い合わせください。
【神戸平安商事】
平安祭典西神会館5F
神戸市西区美賀多台9丁目2番1号 078-992-3601
受付時間9:00~17:30
【神戸会館平安商事】
平安祭典神戸会館5F
神戸市兵庫区新開地3丁目2番15号 078-366-3201
受付時間9:00~17:30
【阪神平安商事】
阪神平安祭典会館1F
尼崎市西長洲町3丁目7番7号 06-6489-3701
受付時間9:00~17:30
続きはこちら
更新日:2021年7月21日 公開日:2021年7月12日
今回は、通夜、葬儀・告別式の際のマナーである身だしなみについてご案内いたします。服装だけではなく、靴やアクセサリー、化粧、髪形などについても、注意すべき点を見ていきましょう。
男性・女性、それぞれの喪服
(正喪服・準喪服・略式喪服)
喪服には、正喪服・準喪服・略式喪服と呼ばれる格式の違いがあります。
故人様から三親等までのご親族は、本来は正喪服を着用するのが望ましいとされていますが、実際には準喪服や略式喪服を着用するのが主流となっています。
《正喪服》
男性は、和装なら黒紋付き羽織袴、洋装ならモーニング、女性は黒無地着物です。
※一番格式の高い正喪服は、喪主・ご遺族側が着用するもので、参列者は着用しません。
《準喪服》
男性は、ブラックフォーマルスーツ、女性は、ブラックフォーマルスーツ(ワンピース、アンサンブル)です。
《略式喪服》
男性は、黒を基調としたスーツ、女性は、黒を基調としたワンピース、アンサンブルなどです。
男性の略式喪服の例
ブラックスーツのダブルかシングルを着用します。
・ シャツ:白無地
・ ネクタイ:黒無地(ネクタイピン不要)
・ 靴下:黒
・ 靴:光沢のない黒(シンプルなもの)
※カフスボタンやポケットチーフなども不要
女性の略式喪服の例
黒無地のアンサンブルやワンピースが多く、肌の露出を避け、夏でも襟元の詰まった長袖が基本です。スカートは、膝が隠れるくらいの長さが目安になります。
・ ストッキング:やや肌が透ける程度の黒
・ 靴:光沢のない黒パンプス
(ピンヒール、かかとやつま先が出るような靴は不可)
・ バッグ:光沢のない黒
(派手な飾り、殺生をイメージさせる爬虫類の革製のものは避けます)
子どもが参列する際の服装
ご葬儀に子どもが参列する際はどういった服装が良いでしょうか?
子どもは大人ほど身だしなみに気を遣う必要はありませんが、マナー違反になるような派手な服装や普段着での参列は避けましょう。
高校生以下の子どもの服装
中学生や高校生の場合は、学校の制服を着用するのが良いでしょう。
小学生以下の子どもの場合は、白のシャツと黒、紺などの落ち着いた色のズボン、スカートなどを着用するのが好ましいです。
大学生の服装
大学生は学校指定の制服がない場合が多いので、リクルートスーツなどを着用して参列すると良いでしょう。
無難なスーツがない場合は、喪服をレンタルするか、ご親族から借りるなどして用意しましょう。
ご葬儀の際の喪主・ご遺族などの身だしなみ・マナー
「納棺や湯灌に立ち会う際は、どのような服装が良いのでしょうか」というご質問を受けることがありますが、納棺や湯灌に立ち会う際には平服でも構いません。
お通夜では、喪主・ご遺族側の男性・女性ともに略式喪服を着用することがほとんどです。お通夜の約2時間前には喪服に着替えておきましょう。
ご葬儀では、喪主を務める方は正喪服が望ましいとされています。
正喪服は、葬儀社でレンタルできることもあるのでお尋ねください。
ご葬儀の際の参列者側の身だしなみ・マナー
お通夜の場合、参列者は基本的に略式喪服を身に着けます。
急な訃報連絡を受けた場合には、会社帰りなど急いで駆けつけることも多いため
平服でも失礼にはあたりませんが、可能な限り喪服を着用するよう努めましょう。
平服を選ぶ際には、男性は地味な色のスーツに黒のネクタイや靴、女性は無地の地味な色のスーツまたはワンピースに黒の小物を揃えると良いでしょう。
ご葬儀では略式喪服を着用します。
また、夏場や冬場は季節に合わせて、服装の調整をする必要があります。
夏場は暑くてもジャケットを着用するのがマナーです。
冬場に着用するコートは、黒やベージュなどの落ち着いた色のものを用意すると良いでしょう。
家族葬の身だしなみ・マナー
身内のみで行なう家族葬などの場合、お通夜は黒っぽい服装でも問題ありません。
ただ、ご葬儀の場合は、そのまま出棺して火葬場に行くため、周囲の方に配慮して、略式でも喪服を着用するのが無難です。
身内しかいないからと言って、派手な普段着などを着用するのはマナー違反になるため、避けた方が良いでしょう。
家族葬については『家族葬にはどこまで参列できる?御香典や弔電は必要?』でご紹介しております。
靴、アクセサリー、化粧、髪形の注意点
ご葬儀では、華美なアクセサリーや化粧、髪形は避けましょう。これは、喪主・ご遺族側、参列者側、どちらにも言えることです。
靴は金具などの装飾がなく、光沢のない落ち着いたデザインのものを着用するのが好ましいでしょう。
アクセサリーは、結婚指輪、白または黒のパールの一連ネックレス以外を身に着けるのは控えます。
ちなみにパールのネックレスは、二連のものは「不幸が重なる」イメージにつながるため、避けた方が良いとされています。
化粧は控えめにして、ナチュラルな印象に仕上げます。
髪形は、男性も女性も清潔感のあるスタイルにしましょう。
ロングヘアの場合は、黒のヘアゴムやピンで、耳より下で髪をまとめましょう。香りの強い整髪料や香水も控えた方が無難です。
また急なお通夜では、明るい髪色やネイルなどの処置に困ることがあります。
可能であれば、どちらも目立たない色に戻すのが理想です。
ネイルを隠すために黒の手袋をつける女性もいらっしゃいますが、焼香や食事の際には手袋を外さなければならないので、派手なネイルであれば、元に戻した方が良いでしょう。
ご葬儀の際の持ちもの
仏式のご葬儀では、数珠(念珠)を持参します。宗派を問わず使うことができる略式数珠を1つ持っていれば便利です。
ちなみに、数珠には持ち主の念が移ると考えられているため、貸し借りをするのは避けましょう。
※平安祭典では、各種念珠を販売しておりますので、ご入用の際はご用命ください。
また、ご参列の時に御香典を持参する際には、袱紗(ふくさ)に包んで持ち運ぶのがマナーです。
袱紗の色は、寒色系、あるいは濃い紫を選びましょう。慶弔兼用できる濃い紫の袱紗を1枚持っていると役立ちます。
ハンカチは白または黒の無地のものを用意しましょう。
傘を持つ場合も、落ち着いた色でシンプルなデザインにします。
身だしなみは最低限のマナー
いかがだったでしょうか。今回は、通夜、葬儀・告別式の際のマナーである、服装や身だしなみについてご案内いたしました。
ご葬儀において何よりも大切なのは、故人様を弔う気持ちです。とはいえ、最低限のマナーでもある身だしなみにも気を遣いたいところですね。
平安祭典では、ご葬儀の事前相談を受け付けています(0120-00-3242)。
神戸・阪神間でご葬儀に関するお困りごとがございましたら、気兼ねなくお問い合わせください。
続きはこちら
更新日:2021年8月13日 公開日:2021年7月5日
大切な方が亡くなった際に、ご遺族が最初に行なうことは訃報連絡です。故人様と関わりがあった方々に訃報をきちんとお知らせすることで、故人様と悔いのないお別れをしていただくことができます。
今回は、訃報連絡のタイミングや内容、気をつけるべきことをご紹介します。
訃報連絡の返信については『訃報とは?連絡を受けたらどう返信すれば良いか例文とともに解説!』で詳しくご説明しております。
訃報連絡のタイミング
大切な方が亡くなった際に、訃報をお知らせするタイミングは2つあります。
① 亡くなった直後にすぐにお知らせする
② 葬儀日程が決まってからお知らせする
まずは亡くなった直後に、ご家族やご親族など、すぐに連絡を取らなければならない方にご連絡し、その後、葬儀日程やご葬儀の場所が決まってから、その他の方々も含めて改めてご連絡すると良いでしょう。
訃報をお知らせする順序
訃報連絡は、まず、その場にいないご家族やご親族など、故人様と血縁の深い近親者から優先的に行ないます。
とりわけ遠方に住んでいる方は、移動に時間を要するため、早めにご連絡しましょう。
ご親族をどこまで呼ぶかは、お付き合いの度合いによっても異なりますが、「親族の三親等」が一つの目安です。
故人様と親しくされていたご友人・知人、そして故人様が会社勤めであれば、会社の関係者の方々にもご連絡します。後々トラブルにならないためにも、漏れのないようにしましょう。
また、近隣の方々にも忘れずに訃報連絡をしましょう。お住まいの地域によっては、自治(町内)会が冠婚葬祭に深く関わっているケースもあります。その場合には、自治(町内)会長にお知らせします。
訃報連絡の内容
訃報連絡としてお知らせするのは、主に以下の内容です。
・ 故人様の名前
・ 通夜、葬儀・告別式の日時・場所
・ 喪主の名前・続柄など
ご葬儀の日時・場所が決定する前にご連絡する場合は、後ほど改めてご葬儀の日時・場所をご連絡する旨を伝えておきましょう。
また、あらかじめご葬儀の形式(仏式、神式、キリスト教式など)をお伝えしましょう。特に、仏式でない形式でご葬儀が執り行なわれる際には、参列者も準備がしやすくなります。
訃報連絡は、主に電話で行ないますが、近年ではメールを用いた訃報連絡も増えています。メールであれば、遠方からお越しになる方のために葬儀会場の地図を添付することなどもできます。
平安祭典では、WEBページを利用した訃報システムをご紹介しています。メール転送(拡散)により、お通夜、ご葬儀の情報を共有できるシステムです。正確・迅速に情報を送信でき、多くの方に訃報をお知らせできます。
訃報連絡の際に気をつけること
・葬儀社、ご寺院へのご連絡も忘れずに
ご親族などへの訃報連絡の第一報を済ませたら、ご葬儀の準備を進めるため、葬儀社やお付き合いのあるご寺院にもすぐにご連絡を入れましょう。
葬儀社・ご寺院と打ち合わせをして、ご葬儀の日時・場所が決まり次第、改めて正式な訃報連絡を行ないます。
・ご友人や知人関係への訃報のご連絡は、ご遺族がすべて行なう必要はない
故人様のご友人や知人関係へのご連絡、例えば、故人様が生前所属していた趣味や習い事のグループ、会社関係者への訃報連絡は、ご遺族がお一人おひとりに伝える必要はありません。
グループや会社関係の中の「この人に伝えたらみんなに連絡してくれる」という方にお伝えすれば良いでしょう。
・家族葬の場合も訃報連絡は先に行なう方が良い
訃報連絡は、基本的にご葬儀へのご参列をお願いする方々に対して行ないます。
しかし家族葬の場合など、近親者のみでご葬儀を執り行なう場合でも、ご友人や知人、特に会社関係や近隣の方など、故人様がお世話になった方々には、訃報連絡を行なっておいた方が良いでしょう。
訃報連絡を行なわないと、「なぜ知らせてくれなかったのか」とお叱りを受けることもあります。そのため、あらかじめ訃報をお知らせした上でご参列をご遠慮いただく旨、お伝えされることをお勧めします。
”エンディングノート”を活用し、連絡先リストを作成することもできる
携帯電話の普及により、最近では、連絡先を携帯電話内で管理している人がほとんどです。
そのため、ご遺族が故人様の交友関係をすべて把握しきれず、ご葬儀の際に大変な思いをされることもあります。
そのようなご家族のご負担をなくすためにも、
”エンディングノート”を活用して、いざという時、ご自身の訃報を知らせてほしいご友人・知人関係の連絡先リストを、あらかじめ作成されてはいかがでしょうか。
平安祭典ではエンディングノートをご用意しています
いかがだったでしょうか。今回は訃報連絡のタイミングや内容、気をつけるべきことをご説明いたしました。
最後にご紹介したエンディングノートですが、平安祭典でもエンディングノートをご用意しています。
エンディングノートについては『人生をより豊かにする「エンディングノート」とは?』で詳しくご説明しております。
神戸・阪神間でエンディングノートをご希望の方は、平安祭典までお電話いただくか(078-856-6890)、お問い合わせ・資料請求フォームから「エンディングノート希望」とご請求ください。
続きはこちら
公開日:2021年6月28日
ライフスタイルの多様化に伴い、ご供養の方法も様々になってきました。
従来のように”すべてのご遺骨をお墓に納める”のではなく、一部あるいはすべてのご遺骨を手元に置いておく、「手元供養」と呼ばれるご供養方法を選択される方が増えてきた…という話題は、以前の記事でもお伝えしたとおりです。
※前回の『手元供養とは?故人様をいつも身近に感じられるご供養の形』もぜひあわせてご覧ください。
今回は、手元供養のメリットとデメリットについてご紹介をします。
そもそも手元供養とは?
手元供養とは、どのようなご供養方法かを再確認しましょう。手元供養とは、従来のようにすべてのご遺骨をお墓や納骨堂に納めるのではなく、” ご遺骨の一部、あるいはすべてを手元に置いておく”ご供養方法です。2000年代以降、このご供養方法を選択される方が増えてきました。
一部のご遺骨を手元に置いておく場合は、火葬場で収骨する際やお墓に納骨をする際に分骨をし、コンパクトなサイズの骨壷やペンダントに入れたり、ダイヤモンドなどに加工します。
すべてのご遺骨を手元に置いておく場合には、骨壷に入ったご遺骨を、そのまま自宅にご安置します(自宅にご遺骨を置くことから、「自宅供養」とも呼ばれます)。
手元供養のメリット・デメリット
手元供養を選択される方が増えてきたとはいえ、そのメリットとデメリットは、どちらも知っておきたいところです。
メリットとしては、次の点が挙げられます。
メリット
・故人様を近くに感じることができる
・お墓に行かなくても毎日お参りができる
・自分らしい飾り方ができる
・宗旨にこだわらずにご供養ができる
・お墓を新しく建てるのに比べ、費用負担が少ない
・お墓のお手入れがいらない
このように、手元供養のメリットは、特に精神的な面での利点が多く挙げられます。故人様のご遺骨が身近に存在することで、ご遺族の喪失感や悲しみも和らぐことでしょう。
また、お墓を持たずに、手元供養だけでご供養をされている方も少なからずいらっしゃいますが、お墓と手元供養を併用されている方が多いのが実状です。
精神的な面での利点が多いとされている手元供養ですが、その一方でデメリットも存在します。
デメリット
・ご親族からご理解を得ることが難しいこともある
・災害によりご自宅などが被災した場合、紛失の恐れがある
手元供養では、ご親族からご理解を得ることが難しいケースが少なくありません。
ご親族の中に「お墓に納めるのが当然」「お墓に納めないと成仏できない」「体がバラバラになってかわいそう」といったような、ネガティブなイメージを持った方がいらっしゃることで、ご理解を得られず、つらい思いをされるご遺族もいらっしゃいます。
ちなみに、お釈迦様のご遺骨も世界各地に分骨されていることもあって、仏教的に分骨は問題がありません。同様にご遺骨を必ず墓地に埋葬しなければならないという決まりはなく、法律的にも分骨は何ら問題がありません。
いずれにせよ、ご自身が亡くなったあとに手元供養をご希望される場合には、ご遺族のご負担を減らすためにも「エンディングノート」を用いて、意思表示をされておいたほうが良いでしょう。
エンディングノートについては『人生をより豊かにする「エンディングノート」とは?』で詳しくご説明しております。
もう一つのデメリットとして、水害や火災などといった災害により、ご自宅に万が一の事態が起きた際に、紛失の可能性があるという点が指摘されています。お墓と手元供養を併用すれば、このようなリスクに備えることもできるでしょう。
メリットとデメリットをふまえて選択を
今回は、「手元供養」のメリットとデメリットについてご紹介しました。ご検討されている方は、このようなメリットとデメリットが存在することを踏まえたうえで、選択をされてはいかがでしょうか。
平安祭典でも、手元供養をご案内しています。神戸・阪神間で手元供養をご検討されている方は平安祭典(0120-00-3242)まで、ぜひご相談ください。
続きはこちら
更新日:2021年8月3日 公開日:2021年6月21日
近年、ライフスタイルの多様化が進んでいますが、ライフスタイルの多様化は、ご葬儀の方法やご供養の方法にも広がっています。
例えばご葬儀。最近では家族葬を選択する方が増えています。
一方、ご供養においても、従来のように”すべてのご遺骨をお墓に納める”のではなく、一部あるいはすべてのご遺骨を手元に置いておく、「手元供養」と呼ばれるご供養方法を選択される方が増えてきました。
平安祭典のお客様からも、「お墓に遺骨を全部納めてしまうのはさみしい」というご意見がしばしばあります。そこで今回は、ご供養の多様化の一例として、「手元供養」のご紹介をします。
従来のご供養の方法
まずは、従来のご供養の方法についてご説明しましょう。
ご葬儀のあと、火葬されたご遺骨は骨壷に納められます。仏式なら四十九日の間、ご遺骨はご自宅に安置され、そのあと、お墓や納骨堂に納骨されます。
仏式であれば、命日、年忌法要(一周忌・三回忌・七回忌など)、お彼岸、お盆に、ご遺族はお墓参りをし、故人様を偲びます。また、自宅には仏壇を設置し、位牌をお祀りします。
これが従来のご供養の方法です。従来のご供養では、”すべてのご遺骨をお墓に納める”のが一般的でした。
しかし、大切なご家族を亡くされた喪失感の中で、ご遺骨がすべて目の前からなくなるのは、少しさみしい気持ちになるかもしれません。
そのような課題を解決するのが、手元供養と呼ばれるご供養の方法です。
火葬については『火葬とは?火葬の意味・流れ・所要時間・費用をまとめて解説』で詳しくご説明しております。
手元供養とは?
手元供養とは、文字通り” ご遺骨の一部、あるいはすべてを手元に置いておく”ご供養方法です。
一部のご遺骨を手元に置いておく場合は、火葬場で収骨する際や、お墓に納骨をする際に分骨をし、小さな骨壷やペンダントなどに納めたり、ダイヤモンドなどに加工します。すべてのご遺骨を手元に置いておく場合には、骨壷に入ったご遺骨を、そのまま自宅にご安置します。
手元供養の注意点は、分骨したご遺骨をお墓にも納骨する場合には、必ず「分骨証明書」を発行しておく点です。すべてのご遺骨を手元に置く場合は「分骨証明書」は不要ですが、ご遺骨どこかへお納めする場合には必要になるため、まだ決めていない場合には、発行しておいたほうが良いでしょう。
手元供養を選択される方が増え始めたのは2000年代に入ってから。比較的新しいご供養方法です。ちなみに手元供養は、自宅にご遺骨をご安置することから、自宅供養とも呼ばれます。
※ご遺骨をダイヤモンドに加工する場合は、たくさんのご遺骨が必要となります。
手元供養の方法…仏壇は必要?
手元供養の方法には、小さな骨壷を利用する方法、ご遺骨をそのまま、あるいは粉末化してペンダントに入れる方法、ご遺骨をダイヤモンドに加工する方法があります。以下にそれぞれの方法をご紹介します。
小さな骨壷とステージを利用(カビの生えない置き場所へ)
小さな骨壷とは、コンパクトなサイズの骨壷のことです。主に陶器やセラミック、真鍮などでできており、オーソドックスな丸みを帯びた白色の骨壷だけでなく、様々な形や色をした製品が販売されています。
小さな骨壷をステージのうえに置くことで、故人様を偲ぶためのメモリアルな空間になります。
平安祭典では、小さな骨壷と手元供養セットを取り扱っています。故人様がお好きだった色や似合う色の骨壷を選択することが可能です。分骨したご遺骨を納め、仏壇などに飾る手元供養に適しています。
ご自宅に小さな骨壷をご安置する場合、安置場所は直射日光を避け、風通しの良い場所にしましょう。湿気が多い場所では、ご遺骨にカビが生える危険性もあります。
ご遺骨をペンダントに入れ、おしゃれなアクセサリーに
ご遺骨をペンダントトップの中に納めることができる商品もあります。小さな骨壷に比べて、納めることができるご遺骨の量は少ないのですが、ペンダントとして首からかけることができるため、故人様との一体感を感じることができます。
主にステンレス製で軽く、スタイリッシュな商品が多いのも特長です。女性だけでなく、男性にも数多く利用されている手元供養の方法です。アッシュペンダント、メモリアルペンダントとも呼ばれます。
ご遺骨の粉末化は、ご自身で行なっても構いませんし、平安祭典でも有料で承っております。
ご遺骨をダイヤモンドに加工する方法
ダイヤモンドは炭素からできています。実はご遺骨の中には炭素が約2~3%ほどの割合で含まれており、ご遺骨中に含まれる炭素を取り出し、高温と高圧をかけることで人工ダイヤモンドにすることができるのです。
人工ダイヤモンドを作るためには、多くのご遺骨(約400g=骨壷5寸で、8割からすべて)を使用するため、あらかじめご家族・ご親族など、関係する人たちの間で意思の確認をしておいたほうが良いでしょう。
完成したダイヤモンドは、指輪やネックレスなどのアクセサリーに加工することもできます。常に身につけることで、故人様を身近に感じることができるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は、ご供養の多様化の一例として、「手元供養」のご紹介をさせていただきました。大切な方を失う喪失感は計り知れないもの。「手元供養」をご活用いただくことで、悲しみも和らぐかもしれません。
弊社では、ご遺族の皆さまが抱く喪失感や悲しみを少しでも和らげる方法を、これからもご紹介できればと考えております。
神戸・阪神間で、ご葬儀やご供養に関するお困りごとがございましたら、平安祭典(0120-00-3242)までご相談ください。
続きはこちら
公開日:2021年6月14日
ご葬儀・ご法要などの仏事では、タブーとされていることが意外と多いものです。中には迷信だとされているものもありますが、社会人の知識として一通りは知っておきたいところです。
そこで今回は、「仏事における代表的な8つのタブー」について解説します。
8つのタブー
① 忌み言葉を使ってはならない
忌み言葉とは、不幸を連想させるなど、縁起が悪いため避けるべき言葉のことです。ご葬儀に参列し、ご遺族にお悔やみを述べる際、あるいは喪主としてご挨拶をする際には、マナーとして忌み言葉は使わないようにしましょう。
例えば、「重ね重ね」「返す返す」「くれぐれも」といった重ね言葉や、「追って」「再び」のような言葉は、不幸が重なることを連想させる言葉でありタブーとなります。「消える」「迷う」「苦しむ」などの不吉な表現もできるだけ避けましょう。
また、「死ぬ」「生きる(生きていたとき)」などの直接的な言葉は、「ご逝去」「ご生前」といった言葉に言い換える必要があります。
② ご法要は祥月命日からあとに行なってはならない
祥月(しょうつき)は亡くなった月、命日(めいにち)は亡くなった日という意味を持つ言葉です。祥月命日とは、一周忌以後の故人様が亡くなられた月日を指す言葉です。
一周忌をはじめとするご法要は、祥月命日に執り行なうのが良いとされていますが、実際には、ご寺院の予定に合わせたり、参列されるご親族のご都合がつきやすい週末にずらして行なわれることがほとんどです。
そして、ご法要を祥月命日からずらして行なう場合には、祥月命日よりも前に行なわなければならないとされています。あとにずらすことは、「仏様のことをないがしろにする」ことにつながるという考えがあり、タブーであるとされています。
ただし、どうしても前倒しが難しい状況であるなら、ご寺院やご親族に事情を説明したうえで、日程をずらしましょう。いずれにせよ、一番大切なのは故人様を想う気持ちではないでしょうか。
③ 御香典に新札を用いてはならない
ご祝儀には新札を用いるのがマナーですが、御香典の場合は新札を用いるのはタブーです。なぜなら新札を用いると、御香典を前もって準備していた、つまり不幸を予想していたという意味になってしまうからです。
とはいえ使い古したお札では失礼なので、できるだけきれいなお札を選んだり、新札に折り目を付けましょう。
御香典のマナーについては『御香典の知識・相場・マナー』で詳しくご説明しております。
④ 神棚封じをご遺族が行なってはならない
最近では、神棚がないご家庭も増えているようです。神棚封じとは、神棚を半紙で覆って見えないようにすることです。神道では、死を穢(けが)れとして考えているため、ご家庭の中の誰かが亡くなった際には、神様に穢れを近づけないよう神棚を封じます。
ご遺族が神棚封じを行なうケースも多いようですが、神棚封じは、穢れが及んでいるご遺族ではなく、第三者が行なうのが良いとされています。
⑤ 棺に生きている方の写真を入れてはならない
ご家族が、棺に副葬品として写真を入れるケースが多いのですが、棺に生きている方、特にご家族以外の方が写っている写真を入れることはタブーとされています。なぜなら、写っている方が、あの世へ連れて行かれるという言い伝えがあるからです(ただし、ご遺族が納得している場合には問題ありません)。
また、故人様を撮影することは、ご遺族がご自身の判断で行なうことは問題ありません。ちなみに火葬場での写真撮影は、原則禁止となっています。
⑥ 友引にご葬儀を行なってはならない
友引とは六曜の一つです。友引にご葬儀を行なうことはタブーであるという考え方は、全国各地で根強く残っている風習です。
「友引」すなわち「友を引く」という言葉から連想し、友引にご葬儀を行なうと、ご友人があの世へ引き寄せられる、ご不幸が続くなどと考えられています。そのため、友引の日に火葬場が休業する地域も少なくありません。
しかし、元来、友引という日は、勝負ごとの決着がつかない良くも悪くもない日のこと。また、そもそも六曜は仏教とは関係がありません。というわけで、友引にご葬儀を行なってはならないという風習は、迷信に分類されます。
友引にご葬儀を行なうことは問題ありませんが、ご親族の中には気にされる方もいらっしゃることでしょう。そのような際には、故人様の棺の中に「故人様のお供をする」「ご友人の代わり」という意味合いを持つ「お供(友)人形」を入れます。
⑦ 忌明け法要が3か月にまたがってはならない
忌明け法要とは、亡くなってから四十九日後のご法要のこと。亡くなった方は、亡くなってから四十九日(七七日)目に旅を終えるとされています(浄土真宗は、「即身成仏」という考えから、旅をするという概念がありません)。
忌明け法要が3か月にまたがると、「四十九日(しじゅうくにち)」と「三月(みつき)」の語呂合わせで、「始終、苦が身につく」とされています。
気になる場合は、三十五日(五七日)で忌明けとすることもありますが、四十九日(七七日)までの旅路には意味があるので、無理に早める必要はないでしょう。逆に先延ばしにすることは、年忌法要と同様にタブーとされています。
⑧ 逆さごと
逆さごととは、ご葬儀に関する諸々のことを普段とは逆に行なうことです。例えば、死装束を左前に着せる、帯を縦結びにする、北枕、逆さ屏風などが、逆さごとに当てはまります。
あの世とこの世では、物事が逆になっているという考えからくる風習ですが、特に宗教的な意味合いはありません。
知っておいて損はない仏事のタブー
いかがだったでしょうか?今回は、「仏事における代表的な8つのタブー」についてご紹介しました。
仏式のご葬儀・ご法要などを執り行なう際、あるいは参列なさる際には、これらタブーに関する知識を知っておいて損はないでしょう。皆さまの参考になれば幸いです。
平安祭典では、神戸・阪神間での ご葬儀に関するお困りごとや事前見積りに関するご相談を受け付けています(0120-00-3242)。気兼ねなくお問い合わせください。
続きはこちら
更新日:2021年11月13日 公開日:2021年6月7日
ご葬儀は、人生の最期を飾る大切な儀式です。ご家族のためにも、自分自身のためにも、悔いのないご葬儀にしたいものです。
しかしながら、ご葬儀にはある程度の費用がかかるのも事実です。費用面でのご負担を心配される方も少なからずいらっしゃることでしょう。
そのような費用面でのご負担に対する不安を取り除き、いざという時に役立つのが「互助会」のシステムです。今回は、そのシステムについて、メリットやデメリットを含めてご紹介します。
ご葬儀費用を補填できる互助会システムとは?
互助会は正式名称を「冠婚葬祭互助会」と言い、結婚式やご葬儀など、将来の冠婚葬祭に備えて掛金を積み立てていくシステムです。会員は、毎月掛金を互助会費として積み立てていくことで、将来的に契約金額に応じたサービスを受けられます。
その歴史は長く、昭和23年、「相互扶助の精神」の元に設立されました。終戦後の物資が不足する中、隣近所がお互いに少しずつお金を出し合い1着の花嫁衣裳を購入し、みんなで大切に着回したことが互助会のはじまりです。
ひとりひとりの掛金は少額ですが、会員が集まることで大きな保証を得られる点が、互助会の良いところです。このシステムを利用すれば、いずれ来るご葬儀など、いざという時のご負担が軽くなります。
また、互助会は経済産業大臣の認可事業であり、厳しい審査を通過した企業のみが営業許可を得ることができます。平安祭典(株式会社平安)は一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会 (全互協) に加盟しています。
互助会に入会する意味やメリットとは?
続いては、互助会のメリットを詳しく見ていきましょう。
掛金をご葬儀費用の一部に補填できる
ご葬儀に必要な基本的なものがセットになった複数のコースの中から、生活プランやご要望に合ったコースを選び、掛金を積み立てていきます。
毎月少しずつ掛金を支払うので、いざまとまったお金が必要になった時に安心です。
ご葬儀の際には、ご葬儀費用の一部に補填できます(会館使用料などのオプション、参列者の人数で変動する飲食接待費用などは別途費用が必要となります)。
役務の内容が保証されるので、物価変動の影響を受けない
役務とはサービスのことです。互助会では、金銭の保証ではなく、役務の内容が保証されます。そのため、もし物価が上昇しても、契約したコースについて値上がりは発生しません。
会員専用のコースを利用でき、割引特典がある
会員になった特典として、会員専用のお得なコースを利用することができます。また、契約コースに含まれないオプションなどの追加商品の価格も、会員価格が適用される場合があります。
ご葬儀だけでなく、他の冠婚葬祭などに利用できる場合もある
掛金は、結婚式、成人式やご法要など、ご葬儀以外に利用できることがあります(葬儀社によって内容が異なりますので、事前にご確認ください)。
引越した際には、引越し先の互助会に引き継ぎができる
契約した全互協加盟の葬儀社の営業地域外に引越した際には、引越し先の全互協加盟の葬儀社に了承を得て引き継ぎをすることができます。全互協に加盟している葬儀社は、全国に211社(2019年3月現在)あります。
互助会のデメリットとは?解約や金利について
互助会のデメリットも知っておきましょう。
掛金に金利はつかない
銀行など金融機関の預金と異なり、掛金に利息は発生しません。
契約コースの変更はできない
契約時の内容が保証されるため、契約コースの変更ができません(葬儀社によって内容が異なりますので、事前にご確認ください)。
解約する場合には手数料がかかる
互助会を解約する場合には、一定の手数料がかかります。手数料には、会員の募集に関する人件費、会員の管理に関する人件費、会報誌関連費用、保全費用などが含まれます(手数料は上限が決められています)。
互助会と葬儀保険の違い
ご葬儀への備えには、互助会の他に「葬儀保険」というものがあります。
互助会は、毎月掛金を積み立てることで、冠婚葬祭の役務内容の提供を受ける権利を得るシステムです。
一方の葬儀保険は、一般的な生命保険と同様に、いざという時に契約した保険で決まった金額が、ご葬儀費用として現金で支払われるものです。
葬儀保険の掛金は、互助会のように積み立てではなく掛け捨てであるため、万が一解約する際には、互助会と異なり返金がありません。また、契約してから一定期間経った時点で保障が始まります。
皆さまのサポート役として、人生の大切な時に寄り添います
いかがだったでしょうか。今回は、互助会のシステムについて、メリットやデメリットを含めてご紹介しました。冒頭でもお伝えしましたが、費用面でのご負担に対する不安を取り除き、いざという時に役立つのが「互助会」のシステムです。
互助会に加入することは、費用面での安心を得られるだけではありません。事前にご葬儀について考えることで、心の準備ができ、ゆとりある生活を送ることができるのではないでしょうか。
事前にご葬儀について相談可能な事前相談については『ご葬儀の事前相談を行なうメリットとご相談前にイメージしておきたいポイントとは?』で詳しくご説明しております。
平安祭典では、神戸・阪神間でのご葬儀に関するお困りごとのご相談や事前見積りを受け付けています(0120-00-3242)。気兼ねなくご相談ください。
皆さまのサポート役として、人生の大切な時に寄り添い、お手伝いをさせていただきます。
続きはこちら
更新日:2021年7月20日 公開日:2021年5月24日
ご葬儀は実際に執り行なってみないと分からないことが多いものです。
特に費用に関しては、ご葬儀を経験されていないと、はっきりとイメージしにくいものです。
事前相談の中でも、ご葬儀費用に関することが、とても多いご相談内容のひとつとなっています。
悔いのないよう故人様をお送りするためにも、前もって、ご葬儀に関する費用について理解を深めることは大切なことです。
そこで今回は、ご葬儀の費用、御布施、御香典の平均的な相場や、一般葬と家族葬の費用の違いについてご説明します。
[@目次@]
ご葬儀費用の平均的な相場は?
まずは、皆さまの関心が高い、ご葬儀費用の相場についてご説明しましょう。
全国のご葬儀費用の平均的な相場は、およそ100~150万円です。
この金額に、御布施など聖職者へのお礼の費用を加えた金額が、ご葬儀の総費用となります。
※出典…「全互協冠婚葬祭1万人アンケート」
もちろん、この相場はひとつの目安です。
ご葬儀費用は、ご葬儀の内容や規模で変わってきます。
また、地域独自の風習やしきたりも存在するため、ご葬儀費用の相場には地域差が存在することも、頭の片隅に置いておきたいところです。
ご葬儀費用の具体的な内訳についてもご説明しましょう。
ご葬儀費用の具体的な内訳
ご葬儀費用の内訳は、主に
① 固定費(コース費用)
② 変動費
③ オプション
④ 聖職者への御礼(御布施など)
の4つからなります。では、ひとつずつ見ていきます。
① 固定費(コース費用)
まずは固定費(コース費用)。
固定費とは、会館使用料や火葬料など、ご葬儀の規模や参列者の人数に左右されない費用のことです。
ほとんどの葬儀社では、ご葬儀に必要なもの、例えば祭壇や棺、枕飾り、骨壷・骨箱、遺影写真などをセットにしたコースをいくつかご用意しています。
平安祭典のコース内容も、「これさえあれば大丈夫」という基本的なもので構成されています。
② 変動費
変動費とは、ご親族や参列者・会葬者の人数などによって変わってくる費用のことです。
例えば、故人様を偲んで飲食を供にする「通夜ぶるまい」、ご親族やお世話になった方々をおもてなしする「仕上げ料理」といったお料理やお飲み物の費用、参列していただいた方などにお渡しする「返礼品」(供養品、香典返し)の費用が人数によって変わってくるため、変動費となります。
お料理・お飲み物や返礼品は、参列される人数が読めない場合には、足りなくなると困るため、気持ち多めの数をご用意しておいたほうが良いでしょう。
ご葬儀で余った返礼品は持ち帰り、ご葬儀のあとにご自宅に弔問があった際にお渡しします。
忌明け法要(四十九日法要)を過ぎたあたりで、余った返礼品は、葬儀社に返品することができます(葬儀社によって異なりますので、ご確認ください)。
③ オプション
ご葬儀の費用には、オプションと呼ばれる追加項目も存在します。
お料理やお花、マイクロバスなどがこれに当たります。
特に固定費(コース費用)以外にお客様が必要と思われるもの、あるいはコースに含まれているけれども異なる種類のものを希望される場合、オプションでの対応となります。
葬儀社の会館でご葬儀を執り行なう際には、会館使用料がオプションになることが多いです。
ちなみに、平安祭典ではすべての会館に仮眠が可能な設備を備えており、遠方からいらっしゃるご親族にゆっくり休んでいただくことが可能です。
④ 聖職者へのお礼(御布施など)
そして最後が聖職者への御礼(御布施など)。
御布施はご寺院に読経していただいたり、戒名をつけていただいた際にお渡しするお礼のことです。
関西地区の御布施の相場は、およそ 25万~30万円です(戒名のランクによっては 100万円以上になることもあります)。
ただし、御布施の額は、宗派、ご寺院とのお付き合いの度合いによっても異なるため、この金額がすべてに当てはまるわけではありません。
詳しくは、ご寺院にご確認ください。
※浄土真宗では「戒名」と呼ばず「法名」と呼び、ランクをつける考え方はありません。
御香典の平均的な相場は?
御香典についてもお話しましょう。
関西地区の御香典の相場は、親・兄弟・姉妹で5万円、祖父母が1万円、職場関係・友人は5千円となっています。
また、叔父・叔母・いとこなど親族の場合には、関係性にもよりますが1万円~10万円の間の金額が相場です。
故人様と直系のご親族であっても、喪主や同居家族以外の方は、持参するのが一般的です。
ご親族や参列者からいただく御香典は、古くからご葬儀を営む喪家への慰労・支援の意味があり、お互いに葬儀費用を扶助する役目を持つとされています。
最近では、香典返しが面倒などの理由で御香典を辞退される方もいらっしゃいます。
ご遺族のお考えにもよりますが、御香典を辞退すれば、ご遺族の費用面でのご負担が増える可能性がある点を考慮に入れておきたいところです。
また、香典返しは、ご葬儀の当日に香典返しを行なう「当日返し」が主流となっているため、後々手間がかかることはありません。
葬儀費用の負担を軽減する補助金・給付金の存在
葬儀費用の負担を軽減するお金として、補助金や給付金の存在があることも知っておきましょう。
例えば、国民健康保険の加入者が亡くなった際には、「葬祭費」の支給があります。
ちなみに神戸市の支給額は5万円です(2021年現在)。
支給を受けるためには、葬儀の領収書などを揃えて申請手続きをしなければいけません。申請期限もあるため注意が必要です(詳しくは、お住いの自治体にお問い合わせください)。
また、公的健康保険・国家公務員共済組合加入者の場合にも、同様に「埋葬費」が支給されます。
この他にも、勤務先の会社から弔慰金が支給されることがあります。
家族葬で費用を安く抑えることはできる?
家族葬は故人様の身内や親しい友人のみで行なわれるご葬儀です。
一般葬より規模が小さくなるため、会場がコンパクトになり、参列者への対応が少なくなることから、ご葬儀の費用を比較的安く抑えることができます。
内容にもよりますが、実際の家族葬の平均的な費用は50〜100万円前後になります。
また、家族葬は故人様とのお別れの時間をゆっくり過ごすことができるメリットもあり、大変注目を集めているご葬儀の形です。
もちろん、安ければ良いというものではないので、故人様やご親族のご意向を確認したうえで、どのようなご葬儀にするかをご検討されるのが良いでしょう。
家族葬に関しては『家族葬とは?ご葬儀の流れや費用、御香典、どこまで参列してもらうかなどについて』で詳しくご紹介しています。
事前相談でご予算をお伝えください
いかがだったでしょうか。
今回は、ご葬儀の費用、御布施や御香典の平均的な相場、一般葬と家族葬の違いなど、ご葬儀に関する費用についてご説明しました。
平安祭典では、神戸・阪神間での事前のお見積りや費用に関するご相談も受け付けております(0120-00-3242)。気兼ねなくお問い合わせください。
続きはこちら
公開日:2021年5月17日
御香典の「香」の字は、かつては故人様に対して、線香や花を供えていたことに由来する…といったことを皆さまご存じでしょうか?
今回は、御香典に関する知識や相場、マナーについてご説明します。
御香典とは?
御香典の「香」の字は、かつては故人様に対して、線香や花を供えていたことに由来します。現代では、故人様に線香や花を供える代わりに、「困った時はお互い様」の精神、「相互扶助」の精神に基づいた、ご遺族を経済的に助ける慣習となっています。
「香」の字が線香を意味することから、「御香典」は仏式にのみ使用します(キリスト教式であれば「御花料」、神式であれば「御玉串料」などとなります)。
御香典の相場
御香典の相場は、故人様との関係性はもちろん、お住まいの地域によっても変わります。以下に一般的な相場をご紹介します。
・近隣、あまりお付き合いのない方…3,000円
・勤務先の上司、同僚、部下、その家族…5,000~10,000円
・友人、知人、その家族 …5,000~10,000円
・親戚…5,000~10,000円
・祖父母…10,000~50,000円
・おじ・おば…10,000~30,000円
・兄弟姉妹…30,000~50,000円
・両親…50,000~100,000円
祖父母、両親、兄弟は義理の関係であっても金額の目安は同じです。また、ご自身が喪主を務める場合や、ご葬儀代金を負担する場合は、御香典は必要ありません。
会社の部署一同など、複数人で御香典を渡す際には、表書きは「○○一同」とし、全員の名前を記した名簿を中袋に入れておきましょう。ご遺族の手間を考え、一同で包む場合は全員が同じ金額になるようにします。
不祝儀袋の種類、水引の色
御香典を包む不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)は、故人様の宗旨・宗派に合わせて使い分けましょう。
・仏式 …白無地の袋に白黒の結び切り
「御香典」「御仏前(浄土真宗のみ)」
・神式 …白無地の袋に白黒の結び切り
「御玉串料」「御供物料」「御榊料(おんさかきりょう)」
・キリスト教式 …白無地または十字架やユリの花柄の袋、水引はなし
「御花料」「御ミサ料(カトリック)」
「御霊前」は御香典の表書きとしては万能ですが、浄土真宗と曹洞宗では「御霊前」はふさわしくありません。仏式とだけ判明している場合は、「御香典」または「御香料」を選びましょう。
不祝儀袋や水引に関しては『ご葬儀・ご法要で使用する「水引」「熨斗」「不祝儀袋」とは?』の記事で詳しくご説明しております。
御香典の入れ方や渡し方のマナー
お札の入れ方や渡し方にもマナーがあります。
薄墨を使って書く
不祝儀袋には、基本的には薄墨を使って書きます。
薄墨を使う理由には、涙で墨が薄まったように見えることから、悲しみを表すという説や、墨を十分にする間もなく急いで駆けつけたという説があります。
スタンプを使用してもマナー違反ではありませんが、手書きが無難です。
中袋の裏に金額、住所、名前を書く
ご遺族が整理をする際に必要なので、手間をかけないように、住所などもきちんと書きましょう。また、金額は改ざんを防ぐ目的で、旧字体で表記します。
新札は使わない
あらかじめ準備していたと思われるのを避けるためのマナーです。ただ、あまりくしゃくしゃのお札でも、失礼にあたります。程よい旧札が用意できない場合は、新札に一度折り目を付けます。
お札の向きに注意する
裏面が上になるようにしたうえで、肖像が印刷されている側が底の方になるように入れます。複数枚ある場合は、お札の向きを揃えましょう。
外袋は上側を重ねる
「悲しみで目を伏せている」「不幸や悲しみを流していく」という意味から、上側を重ねます。
持参する時は袱紗(ふくさ)を用いる
袱紗の色は、寒色系あるいは濃い紫が良いでしょう。濃い紫は慶弔で兼用できるので、持っておくと重宝します。
相手から表書きが見えるように渡す
渡す時は相手の目の前で袱紗から取り出し、相手から表書きが見える向きに持ち替えます。切手盆などに乗せるのがマナーですが、なければ袱紗を折りたたんで代用すると良いでしょう。
御香典を渡す時には、「この度はご愁傷さまです」など、短くお悔やみの言葉を添えて渡しましょう。また、お通夜と葬儀・告別式、両方に参列なさるのであれば、お通夜に御香典を持参します。
御香典を郵送する場合
やむを得ない事情でご葬儀に参列できない場合は、御香典を郵送してもマナー違反にはあたりません。郵送する際は、現金書留で不祝儀袋ごと送り、必ずお悔やみの手紙を添えましょう。
時候の挨拶などの前文は省略し、参列できないことへのお詫び、弔意を表す言葉を綴ります。手紙はできれば薄墨で書き、忌み言葉は使わないように注意しましょう。
※忌み言葉とは、「重ね重ね」「ますます」「くれぐれも」「また」「再び」など、不幸が重なる、繰り返すことを連想する言葉などを言います。
御香典に添える手紙の文例
○○様のご訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。突然のことで、ただ驚くばかりです。
家族の皆様のご心痛はいかばかりかと拝察いたします。どうかお気持ちを強くお持ちになり、ご自愛くださいませ。
本来であれば、すぐにでも駆け付けたいところでございますが、遠方のため参列できない無礼をどうかお許しください。
心ばかりではございますが、御香典を同封させていただきました。御霊前にお供えくださいますようお願い申し上げます。
香典辞退をされたら
家族葬に参列すると、ご遺族が御香典を辞退されるケースがあります。辞退を伝えられた場合には、ご遺族の気持ちを尊重して、御香典を持参しなくても問題ありません。ただ、どうしても弔意を示したい場合は、供花や盛籠などをお供えする方法があります。
日持ちのする線香やろうそく、菓子類なども良いでしょう。ただし、香典辞退のみでなく、供花や供物も辞退されているケースもあるので注意しましょう。
香典辞退をされて、ご葬儀に参列もできない場合は、代わりに弔電を送る、ご葬儀後に弔問して供物を持参するといったことができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、御香典の知識や相場、マナーについてご説明しました。知っているようで知らないのが御香典の知識や相場、マナーです。皆さまの参考になれば幸いです。
神戸・阪神間で、ご葬儀・ご供養に関するお困りごとがございましたら、平安祭典(0120-00-3242)までご相談ください。
続きはこちら