葬儀の基礎知識

服装、数珠

服装について
□お通夜の場合
取り急ぎ駆けつける時(会社帰り)や、友人・知人・近隣の者として弔問する場合、平服でも決して失礼にはあたりません。ただし貴金属や色味には注意します。勤務先の制服(作業着)も、着用している方には『正装』ですので、身なりで失礼という判断にはなりません。ただし通夜に限ります。女性の方へは黒のカーディガンやストールなどがあれば服装の色味を隠すのに利用できます。
□告別式の場合
お通夜の時と異なり、フォーマルな服装が求められます。

男性 ブラックスーツのダブルかシングル
・シャツ:白無地
・ネクタイ:黒無地(ネクタイピン不要)
・靴下:黒
・靴:光沢のない黒(シンプルなもの)
※カフスボタンやポケットチーフなども不要
女性 黒無地のアンサンブルやスーツが多く、夏でも襟元が詰まった長袖が基本
・ストッキング:やや肌が透ける程度の黒
・靴:光沢のない黒パンプス(ピンヒール、かかとやつま先が出るような靴は不可)
・バッグ:光沢のない黒(派手な飾り、殺生をイメージさせる爬虫類の革製のものは避けます)
※結婚指輪以外のアクセサリーは控えます。真珠の二連ネックレスも避けます(一連ネックレスは構いません。メイクは控えめにし、ネイルなども濃い色は避けます)
数珠 仏式のお葬式においては、数珠を持っていきます。左手に持ちます。左手は「不浄の手」、右手は「神聖な手」と言われ、この左手に数珠を持ち、神聖な右手を合わせて合掌します。
腕に黒の喪章をつけると喪服の代わりになると聞きましたが本当ですか?
喪章をつけても代わりにはなりません。喪章は「遺族の一員」もしくは「葬儀社関係」という事を意味します。
数珠を忘れた場合は
なくても構いません。周りの方と貸し借りはせず心を込めて合掌してください。どうしても必要な場合は、平安祭典でも販売しておりますのでご安心ください。
仏式以外のお葬式の場合、数珠は必要ですか?
必要はありませんが、個人の信仰としてお持ちになる方もいらっしゃいます。