出棺時の立ち居振る舞い・火葬に同行するときの流れとマナー

葬儀・告別式が終わると出棺、火葬という流れになります。
当記事では、出棺時における参列者の立ち居振る舞い、火葬場へ同行する際の流れやマナーを解説します。

出棺時の立ち居振る舞い

葬儀・告別式が終わると、ご遺族や近親者による「お別れの儀」が行なわれます。
お別れの儀とは、故人様の旅立ちに際してお花を柩に納め、最後の言葉をかける時間です。
参列者はご遺族の許可があればお別れの儀に参加し、お別れが済めば式場の外で静かに待機します。

 

お別れの儀の後、ご遺族と葬儀社スタッフが柩を霊柩車へ運びます。
参列者はその様子を静かに見守り、合掌をしてお見送りすることが一般的です。
私語は慎み、スマートフォンの電源も切るなど、厳粛な雰囲気を乱さないように配慮しましょう。

霊柩車が発車する際には、一礼または合掌で故人様に最後のお別れを伝えることがマナーとされています。

参列者も火葬場へ同行するのか

火葬場へ同行するのは、基本的にはご遺族や近しいご親族に限られます。
それ以外の参列者は出棺を見送った後、帰宅するのが一般的な流れです。

 

ただし、家族ぐるみでお付き合いのあった方や、故人様と長年親交のあったご友人など、親族以外の参列者が火葬場へ同行するケースもあります。
その場合は、ご遺族から事前にお声掛けされることが一般的ですが、家族葬など小規模な葬儀では、当日に人数調整のため声を掛けられることもあります。
いずれの場合も、体調や予定に差し支えなければ快くお受けし、難しい場合は丁重に辞退しましょう。

 

いずれにせよ、返答の際は一言お礼を添えることがマナーです。

 

■火葬場へ同行する場合の返答例
ご一緒させていただきます。ありがとうございます。

 

■お断りする場合の返答例
お声掛けありがとうございます。お誘いいただき恐縮ですが所用があり、ご遠慮させていただきます。

火葬場へ同行する場合の流れ・マナー

火葬場へ同行する場合、流れとマナーがわかっていると安心です。
火葬場への移動手段、火葬場到着後の流れ、火葬場でのマナーを確認しておきましょう。

火葬場への移動


火葬場へ向かう際は、喪主が位牌や遺影を手に霊柩車へ同乗し、故人様とともに火葬場へ移動します。
その他の同行者は、ご遺族が用意されたマイクロバス、タクシーなどを利用することが一般的です。
事前に案内された移動手段を確認しておきましょう。

一般の参列者が火葬場へ同行することは少ないですが、もし同行する場合はご遺族の案内に従い、周囲の歩調に合わせて行動することが大切です。
勝手な行動を取らず、「列の最後尾につく」「控えめに挨拶する」など、喪に服す場面にふさわしい立ち居振る舞いを心がけましょう。
道中は私語も控えめにし、落ち着いた雰囲気を保つことが大切です。

火葬場到着後の流れ


火葬場到着後の一般的な流れは、次の通りです。

 

1.火葬炉の前へ移動
火葬場のスタッフの案内に従い、全員で火葬炉の前へと進みます。静かに移動し、整列してお別れの準備を整えます。

 

2.最後のお別れ
位牌や遺影写真が祭壇に飾られ、火葬炉の前で故人様との最期のお別れを行ないます。
地域によって異なりますが、平安祭典のある兵庫県神戸市周辺では、ご寺院による読経とともに、「水焼香(みずしょうこう)」と呼ばれる儀式が行なわれることが一般的です。
水焼香とは、樒(しきみ)の葉を水に浸し、それを柩に3度振りかける作法です。

 

3.火葬
お別れの後、柩は火葬炉に納められ、火葬が始まります。
火葬にはおよそ2時間30分かかるため、この時間を利用して会館へ戻り、仕上げ料理をいただくことが一般的です。
会館での会食がない場合は、ご遺族の案内のもと、近隣のレストランなどで食事をとることもあります。

 

4.お骨あげ
火葬が終わると、骨壷に故人様のお骨を納める「お骨あげ」が行なわれます。
通常はご遺族や近親者が中心となって行ないますが、ご遺族から声がかかった場合には、案内に従って丁寧に対応しましょう。

火葬場でのマナーについて


火葬場では、静かな環境が求められます。
参列者は以下のマナーを意識して過ごしましょう。

 

■会話について
会話をする際は必要最低限にとどめ、周囲に配慮して小声で話します。
ご遺族の気持ちに寄り添い、にぎやかに話すことや笑うことは避けた方が良いでしょう。

 

■携帯電話・スマートフォンについて
携帯電話・スマートフォンは電源を切るか、マナーモードに設定しておくのがマナーです。
通話や通知音が式の迷惑にならないようご注意ください。

 

■飲食について
火葬場によっては控室での飲食が許可されている場合もありますが、基本的には持ち込みは避けるべきとされています。
案内がある場合を除き、飲食を避けることが望ましいでしょう。

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